今週の東京市場は28年ぶりの高値を更新かという記事も出ています。
米中貿易戦争が一時休戦になり市場は世界的な金融緩和での株高を
謳歌しています。勿論発信源は米国有利で一時合意に達した米国市
場です。GAFAの内Facebookを除く3社とマイクロソフト株の時価
総額が1兆ドルを超え市場のリード役になっています。
ウーバーやリフトのライドシェア2社のIPOに見事に失敗しました。
1年前にはIPO市場の期待の星だったウィーワーク社は企業統治へ
の問題もあり上場延期に追い込ました。その結果企業価値の急落
(470億ドル→80億ドル)ユニコーンブームも一気に冷めた格好
です。しかしそれでも巨大IT企業が引っ張る形で株高が進んでい
ることは米国独り勝ちの結果なのでしょうか。
世界的な緩和状態はしばらく続くという見方が多く現時点では米国
株式市場の大幅な調整は考えられないようです。指標面からは割高
感も指摘されますが、この株高に乗り遅れてはいけないというムー
ドが投資家の間で広がっているようです。
2013年まではNYダウと日経平均はドルと円の違いはあれども指数は
接近していました。乖離が大きくなったのは2016年以降です。しか
もその差は年々広がりつつあります。背景にはGAFAのような巨大IT
企業の有無や日本では製造業の比率が大きいとか企業の稼ぐ力の差
とかいろいろ言われています。
しばしば日米貿易で問題になる自動車分野では既に米国のGMやフォ
ード株は市場の話題のも乗らないくらい存在感は薄い状況です。ニュ
ースになるのはテスラくらいです。そのテスラも自動車株というより
もEVメーカーとして業界のゲームチェンジャーを期待されているか
らです。
方や日本では自動車業界は未だに収益総額でも時価総額でも日本経済
の柱であり続けています。しかし業界は100年に一度の変革期を迎え
各社の研究開発費は増加する一方、世界的に自動車販売は低迷から抜
け出せない状態です。足元では多くのメーカーが収益を伸ばすことは
難しくなっています。5G需要の本格化で先行きが明るい半導体業界と
は明暗が分かれいます。
週末の東京市場では中堅メーカーの株価が大きく反発しました。市場
では過熱感の高くなった半導体関連から資金が出遅れていた自動車株
に一部流れたとの見方がでています。もっとも値持ちの良かったトヨ
タやホンダ株が上値追いする動きはありませんでした。
おそらく下げのきつかった中堅メーカー株は決算発表前に売り方の買
戻しに短期筋の買いが重なって上げ幅が大きくなったというのが真相
のようです。決算発表で今期を底に来期に向けて回復軌道が描けるの
かの有無が左右しそうです。来期業績の回復が渋いようだと自律反発
の域を出ない可能性が高くなりそうです。
例え自動車各社の株高が続かなくても米国株高もあり薄商いの中でも
2万4000円を回復した東京市場はGWまでに高値を更新して一段高す
る可能性はありそうです。景気敏感株だけでなく医薬銘柄など高収益
高ROE銘柄高がその中心となるかもしれません。それは海外投資家の
関心の高い銘柄だからです。
20日の更新はしません。
米中貿易戦争が一時休戦になり市場は世界的な金融緩和での株高を
謳歌しています。勿論発信源は米国有利で一時合意に達した米国市
場です。GAFAの内Facebookを除く3社とマイクロソフト株の時価
総額が1兆ドルを超え市場のリード役になっています。
ウーバーやリフトのライドシェア2社のIPOに見事に失敗しました。
1年前にはIPO市場の期待の星だったウィーワーク社は企業統治へ
の問題もあり上場延期に追い込ました。その結果企業価値の急落
(470億ドル→80億ドル)ユニコーンブームも一気に冷めた格好
です。しかしそれでも巨大IT企業が引っ張る形で株高が進んでい
ることは米国独り勝ちの結果なのでしょうか。
世界的な緩和状態はしばらく続くという見方が多く現時点では米国
株式市場の大幅な調整は考えられないようです。指標面からは割高
感も指摘されますが、この株高に乗り遅れてはいけないというムー
ドが投資家の間で広がっているようです。
2013年まではNYダウと日経平均はドルと円の違いはあれども指数は
接近していました。乖離が大きくなったのは2016年以降です。しか
もその差は年々広がりつつあります。背景にはGAFAのような巨大IT
企業の有無や日本では製造業の比率が大きいとか企業の稼ぐ力の差
とかいろいろ言われています。
しばしば日米貿易で問題になる自動車分野では既に米国のGMやフォ
ード株は市場の話題のも乗らないくらい存在感は薄い状況です。ニュ
ースになるのはテスラくらいです。そのテスラも自動車株というより
もEVメーカーとして業界のゲームチェンジャーを期待されているか
らです。
方や日本では自動車業界は未だに収益総額でも時価総額でも日本経済
の柱であり続けています。しかし業界は100年に一度の変革期を迎え
各社の研究開発費は増加する一方、世界的に自動車販売は低迷から抜
け出せない状態です。足元では多くのメーカーが収益を伸ばすことは
難しくなっています。5G需要の本格化で先行きが明るい半導体業界と
は明暗が分かれいます。
週末の東京市場では中堅メーカーの株価が大きく反発しました。市場
では過熱感の高くなった半導体関連から資金が出遅れていた自動車株
に一部流れたとの見方がでています。もっとも値持ちの良かったトヨ
タやホンダ株が上値追いする動きはありませんでした。
おそらく下げのきつかった中堅メーカー株は決算発表前に売り方の買
戻しに短期筋の買いが重なって上げ幅が大きくなったというのが真相
のようです。決算発表で今期を底に来期に向けて回復軌道が描けるの
かの有無が左右しそうです。来期業績の回復が渋いようだと自律反発
の域を出ない可能性が高くなりそうです。
例え自動車各社の株高が続かなくても米国株高もあり薄商いの中でも
2万4000円を回復した東京市場はGWまでに高値を更新して一段高す
る可能性はありそうです。景気敏感株だけでなく医薬銘柄など高収益
高ROE銘柄高がその中心となるかもしれません。それは海外投資家の
関心の高い銘柄だからです。
20日の更新はしません。