昨日の経済紙によると年末には株価は2万3000円以上に上昇すると
の市場関係者の見方は強いようですが、やはり前提条件は米中通商
協議が何らかの形で合意するということが必要なようです。
その前にG20で米中首脳会談は実現するのか、また7月のFOMCでFRB
は利下げを行うのか。内容次第では波乱の夏相場になるかもしれま
せん。
企業は今期業績を下期回復型に予想するところも多かったようです。
下期回復が予想以上に後ずれした場合4~6月期の決算発表で早々に
下方修正に踏み切る企業も出るでしょう。
中国は米中貿易戦争の悪影響を抑えるために経済対策を繰り出して
いますが、リーマンショック後よりも経済規模が大きくなっている
ために当時のようなV字回復は望み薄です。最悪の場合市場の期待
を大きく下回りL字型の可能性もあるかもしれません。
中国で個人消費の多くを占める自動車販売は5月も2カ月連続で二桁
減でした。政府の刺激策にも拘わらず現時点では販売の底打ちから
回復はいつになるのか予想がつきません。
短期決算を仕掛けるトランプ大統領が中国から色よい返事を貰えず
すべての輸入品に関税を課すという一手を打つかもしれません。短
期決戦のトランプ大統領、長期戦覚悟の習主席が歩み寄らず事態が
市場の予想になかった最悪のコースを辿ることも
一概に否定できません。
現在は米中貿易戦争激化から企業業績の先行き不安は強い状態です。
市場は経済悪化懸念からFRBの利下げ期待を強めています。米国株
が急回復したのは業績悪化懸念よりも継続的な利下げでFRBが株式
市場を支えるという期待です。
しかしFRBが市場に満額回答するかどうかは分かりません。市場が
やや前のめりなのは気になるところです。業績相場ではなく金融相
場の様相を呈している市場のボラティリティはどうしても高くなり
がちです。
今年の夏相場はひたすら我慢が必要なのか、それとも梅雨明けの夏
空のようにカラッとした相場になるのか。現状では前者のコースを
辿る確率が高そうなムードです。
15、16日の更新はお休みします。
の市場関係者の見方は強いようですが、やはり前提条件は米中通商
協議が何らかの形で合意するということが必要なようです。
その前にG20で米中首脳会談は実現するのか、また7月のFOMCでFRB
は利下げを行うのか。内容次第では波乱の夏相場になるかもしれま
せん。
企業は今期業績を下期回復型に予想するところも多かったようです。
下期回復が予想以上に後ずれした場合4~6月期の決算発表で早々に
下方修正に踏み切る企業も出るでしょう。
中国は米中貿易戦争の悪影響を抑えるために経済対策を繰り出して
いますが、リーマンショック後よりも経済規模が大きくなっている
ために当時のようなV字回復は望み薄です。最悪の場合市場の期待
を大きく下回りL字型の可能性もあるかもしれません。
中国で個人消費の多くを占める自動車販売は5月も2カ月連続で二桁
減でした。政府の刺激策にも拘わらず現時点では販売の底打ちから
回復はいつになるのか予想がつきません。
短期決算を仕掛けるトランプ大統領が中国から色よい返事を貰えず
すべての輸入品に関税を課すという一手を打つかもしれません。短
期決戦のトランプ大統領、長期戦覚悟の習主席が歩み寄らず事態が
市場の予想になかった最悪のコースを辿ることも
一概に否定できません。
現在は米中貿易戦争激化から企業業績の先行き不安は強い状態です。
市場は経済悪化懸念からFRBの利下げ期待を強めています。米国株
が急回復したのは業績悪化懸念よりも継続的な利下げでFRBが株式
市場を支えるという期待です。
しかしFRBが市場に満額回答するかどうかは分かりません。市場が
やや前のめりなのは気になるところです。業績相場ではなく金融相
場の様相を呈している市場のボラティリティはどうしても高くなり
がちです。
今年の夏相場はひたすら我慢が必要なのか、それとも梅雨明けの夏
空のようにカラッとした相場になるのか。現状では前者のコースを
辿る確率が高そうなムードです。
15、16日の更新はお休みします。