kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

春よ来い!早く来い!

2018-03-07 07:05:47 | 日記
6日の東京市場は前日まで下げのきつかった素材や機械それに自動
車株など景気敏感株といわれる銘柄中心に5営業日ぶりに値上がり
しました。円相場も105円台から106円台に戻したことも支援材料
になりました。

5日に節目の200日移動平均を割り込みましたが、一日で上回った
ことから当面の下値目処として200日移動平均が支えになると言う
見方も出ていたようです。もっとも今週のメジャーSQまで需給関
係次第で大きく相場が動く可能性もあり再び下値を試す展開も残っ
ているかもしれません。

また根強い円高懸念もあり今週の雇用統計で時間給の上昇率に再び
サプライズがあれば一瞬にして相場のセンチメントは変わってしま
います。日本株の反転の鍵を握るのは海外投資家の動向と円相場の
水準です。現状の円相場が今後も続くのか、それとも110円に向か
って円安に戻せるのか、105円割れから一段と円高が進む懸念は無
いのか国内の投資家の間でも弱気心理が高まってきただけに不安は
隠せません。

また個別銘柄では6日目立った景気敏感株の戻りは続くのかそれと
も円高懸念が消えないうちは内需関連銘柄物色に向かうのか判断は
難しいそうです。日中の動きを見る限り高値更新したスシローやく
らコーポレーションの回転寿司銘柄は賑わいました。また三越伊勢
丹やJフロントの百貨店銘柄も値を保ちました。

一方コンビニ大手3社の動きは明暗が分かれました。ユニファミマ
は年初来高値近くまで上昇した一方、ローソンは下げが止まらず
年初来安値を更新しました。この極端な両銘柄の動きがファミマ
買いのローソン売りのペアトレードの影響なのかそれとも違う理由
があるのか。最大手のセブンアイは来期増益が報じられましたが
株価は伸び悩みました。結果からはコンビニ業界への評価が高まっ
ていると言うよりもファミマへの何らかの買い材料があるのかも
しれません。

同じ業種の中でも人気銘柄と不人気銘柄が混在している現状をどう
判断したらよいのでしょうか。PERなどの指標面での割安割高だけ
では説明できない株価の動きに戸惑いもあります。業種で買われる
というよりも個別銘柄の事情で人気が続くという傾向が今後も続く
のか、動きを注視したいと思います。

1月の快晴から2月の土砂降りそして3月も前半は雨足は強いままで
す。需給要因の悪い3月を通過して4月にはすっきり晴れ間が出てく
るのでしょうか。このところ暖かい日も目立つようになりました。
季節は確実に春に向かっているようです。株式市場の春も待ち遠し
いところです。
コメント
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