kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

本格調整のサインそれとも?

2015-07-13 06:11:34 | 日記
現在の日本株の最大のアキレス腱である中国株の下落が止まりました。もっとも
まだまだ安心は出来ない状態です。東京市場の10日終値は75円安の19779円で
した。7月SQ値19848円を下回り経験則では翌週以降の株価は軟調になりやすい
ことには注意が必要なのかもしれません。

ギリシャ情勢や上海市場次第では再び今週19000円前半までの下げは覚悟しな
ければなりません。2万円回復が遅れれば遅れるほど上値が重くなります。8日が
出来高や急激に下げ渋ったことなどを考えると当面の底になった可能性は高そう
ですがこのまますんなり上昇局面に戻るかどうかは何とも言えません。外部環境
の改善が進まなければこのまま夏枯れ相場に突入という最悪の事態も想定する
必要があるかもしれません。

10日の動きで目立ったのは大手電子部品銘柄や小売銘柄の下げ幅が大きかっ
た事です。村田製作所やアルプス電気は部品銘柄の中でも競争力の強さから
中国のスマホ市場の減速ニュースでも値持ちの良さがこれまで目立っていました。
ところが9日にリバンドを見せた株価は10日に改めて売り込まれました。

またインバウンド銘柄の一角を占める三越伊勢丹やJフロントの下げ幅は指数に
比べて大きいものでした。本来なら上海市場が反発したこともありディフェンシブ
銘柄の中核でもある小売銘柄には追い風の筈なのですが実際の反応は違った
ものでした。まあ相場が荒れて高値圏にあったインバウンド銘柄である小売株の
利益確定に走る投資家も出てきたのかもしれません。

バブル後高値(2万833円)のリード役だった大手電子部品銘柄と大手百貨店銘柄
の変調は物色の流れが替わるサインなのでしょうか。それとも2月以降ほとんど押
し目を入れずに上昇してきた日本株に訪れた調整のサインなのでしょうか。今週は
その意味でも大事な週になりそうです。

7時時点では正式にギリシャ支援は合意できていません。合意できるのかそれとも
見送りかその答え次第でザラバ中株価が大きく動くかもしれません。
コメント
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