8日の東京市場は638円安の19737円となり1ヵ月半ぶりに1万9800円を割り込
んで終わりました。一日の下げ幅としては今年最大の大きさでした。市場が開
く前の予想では2万200円から500円の間で推移するとの予想もありましたが
新たな悪材料が出た訳でもなく2万円を割り込んでここまでの下げは予想外で
した。
強いて言えばSQ前の水曜日は先物やオプション権利行使価格への思惑も手
伝いこれまでも荒れるケースがありました。今日の大幅下落もそんな要因が
あったのかもしれません。
東京市場にとってはギリシャ問題よりも上海市場の株価急落とそれに伴なう
中国人の逆資産効果による消費の冷え込みのほうが遥かに影響が大きいと
いうのが市場見立てです。中国当局の相次ぐ株価対策にも拘らず上海市場が
今日も下げ止まらなかったというのがボディーブローのように日本株にダメージ
与えるとの見方もあります。
何しろギリシャ危機が深刻になっても東京市場が堅調な展開を続けてきたのは
国内景気の明るさです。GDPの6割を占めるといわれる個人消費ですが訪日外
国人中心に都市部のデパートや家電量販店の売り上げを底上げしているのが
中国人観光客に象徴される爆買いです。
中国以外の観光客の消費額はその3割から6割です。インバウンド関連銘柄は
東京市場の柱の一つだっただけに影響は大きくなります。実際に上海市場の
急落が中国からの観光客増加にブレーキがかかるかどうかは今後の推移を
みなければ分かりません。例え一時的にブレーキがかかってもインバウンド銘
柄の賞味期間は少し永い目で見ればまだ切れていないでしょうが目先の波乱
は避けられないようです。
んで終わりました。一日の下げ幅としては今年最大の大きさでした。市場が開
く前の予想では2万200円から500円の間で推移するとの予想もありましたが
新たな悪材料が出た訳でもなく2万円を割り込んでここまでの下げは予想外で
した。
強いて言えばSQ前の水曜日は先物やオプション権利行使価格への思惑も手
伝いこれまでも荒れるケースがありました。今日の大幅下落もそんな要因が
あったのかもしれません。
東京市場にとってはギリシャ問題よりも上海市場の株価急落とそれに伴なう
中国人の逆資産効果による消費の冷え込みのほうが遥かに影響が大きいと
いうのが市場見立てです。中国当局の相次ぐ株価対策にも拘らず上海市場が
今日も下げ止まらなかったというのがボディーブローのように日本株にダメージ
与えるとの見方もあります。
何しろギリシャ危機が深刻になっても東京市場が堅調な展開を続けてきたのは
国内景気の明るさです。GDPの6割を占めるといわれる個人消費ですが訪日外
国人中心に都市部のデパートや家電量販店の売り上げを底上げしているのが
中国人観光客に象徴される爆買いです。
中国以外の観光客の消費額はその3割から6割です。インバウンド関連銘柄は
東京市場の柱の一つだっただけに影響は大きくなります。実際に上海市場の
急落が中国からの観光客増加にブレーキがかかるかどうかは今後の推移を
みなければ分かりません。例え一時的にブレーキがかかってもインバウンド銘
柄の賞味期間は少し永い目で見ればまだ切れていないでしょうが目先の波乱
は避けられないようです。