kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

2万円維持かそれとも

2015-04-27 08:11:22 | 日記
年初から日本株上昇を牽引したのは食品、薬品に始まりインバウンド関連の小
売り、電鉄・レジャーあらファナックの株主重視の方針転換で値嵩株全面高に結
びつき2万円を達成しました。そして2万円達成後の失速を救ったのが中国の利
下げによる緩和マネーの復活です。

緩和マネーの受け皿になったのがメガバンク3社や地銀株でした。さらに出遅れ
の野村証券などへの人気へと広がりました。またここまで低迷の目立った中堅
自動車メーカーや造船・重機メーカーの株価も出遅れの物色として週末にかけ
て上昇しました。人気銘柄がとっかえひっかえして日本株をここまで引っ張って
きました。

出遅れた中堅自動車メーカーには円相場の上値の重さから今期業績の足踏み
そして造船・重機メーカーには船舶新規受注の失速など不安材料がありました。
それでも先週の上昇が目立ったのは高値警戒感のある市場で出遅れ銘柄を物
色する流れに乗ったからでしょう。もっとも業績面の不安があるから出遅れた訳
です。

先週末決算を発表したマツダの今日の値動きは今後の参考になりそうです。マ
ツダの今期決算はロシア市場などの減速で一桁増益予想です。前期までの大
幅増益からは急減速するようです。もっとも株価は既に12月の3200円台の高値
から1000円幅の調整が入りました。ある程度の悪材料は織り込んだようです。
もっとも目先は先週リバウンド下だけに決算を受けて再び今日は軟調な展開に
なりそうです。

今週はFOMCや日銀会合など重要なイベントが目白押しです。決算も連休を挟
んで本格化します。決算を手掛かりとした個別物色が目立つ1週間になりそうで
す。連休後これまでのようにSQに向かって一段高になるのかどうか。それとも
連休明け後はいったん調整局面になるのか判断の難しいところです。

このところ一手買いの海外投資家がどう出るかそれによっては日本株の立ち
位置も大きく変わりそうです。ここまで悪材料も上昇のためのエネルギーに代え
てきた日本株ですがさて?

今年前半の相場のリード役だった明治HG、グリコ、ヤクルト株は既に調整の目
途となる高値から10%を超えて下げてしまいました。先週末時点の株価水準で
下げ止まるのかそれとも一段安になってしまうのか全体の相場の行方を見る上
でもキーポイントになりそうです。
コメント
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