kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

空中戦が続く

2015-04-03 07:29:28 | 日記
2日の東京市場は277円高の19312円と三日ぶりに反発しました。寄り前の
予想ではNY市場が続落したこともあり1日に続いて19000円割れも懸念さ
れましたが、朝の寄り付き後も断続的に買いが入りしり上がりに上昇幅を
広げる展開で2時過ぎには19400円を超える場面もありました。

郵貯が17年までの3年間で株式への投資を現状よりも3割増加させるとの
報道が改めて買い材料視されました。LINEが上場再申請をするとの報道
で関連銘柄の物色に繋がりました。1日に日銀短観の結果が予想を下回
り日経平均が大幅に下落し値ごろ感もあり2日の大幅上昇に繋がったよう
です。

今日付けの経済紙には「株、先物の影響力が増す」という記事が掲載さ
ています。今週に入りTOPIX先物と日経平均先物の売買代金は現物株を
2割上回って推移しているそうです。先週から目立った悪材料が出た訳でも
なく株価が突然崩れました。また2日はこれといった買い材料があった訳で
もなったのに大幅高するといった具合でどう動くか始まってみないと分から
ない状態です。

1日の19000円割れも先物主導そして2日に一時19400円まで上昇したのも
先物主導です。週末の雇用統計を控えて様子見ムードの投資家が多いけ
ればより先物売買に東京市場は振り回されそうです。19500円以上では上
値が重く19000円割れでは値ごろ感から押し目買い意欲が強い状況という
のが先週後半からの今週にかけての流れでしょうか。

3日のNY市場はレーバーディで休場になることもあり雇用統計の結果だけ
でなくそれを受けた市場の反応は週明けまでお預けになります。先物主導
による空中戦は今日も続きそうです。短期間に大量の売りや買いを出す海
外短期筋の先物売買ではなかなか相場の方向感を掴むことは困難です。
しばらくはボラの大きな相場は続きそうです。

雇用統計発表が終われば日米とも企業決算本番を迎えます。日本株は株
主配分の強化と資本効率の改善それにガバナンス改革、年金マネーの流入
今期二桁増益予想を支えに1月中旬以降急ピッチで上昇しました。決算の
内容次第ではさらに一段高する銘柄や利益確定売りに押される銘柄が出て
きそうです。株価が高値圏にある銘柄が多く上値は限定的になるケースが
増えそうだと思われます。




コメント
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