kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

目標達成か通過点か

2015-04-10 08:19:41 | 日記
日経平均は4月1日の19000円割れからあっという間に1000円上昇して2万円
手前まできました。そして今日はミニSQですが外部環境も良好なこともあり
2万円乗せは九分九厘間違いなさそうです。ちなみに3月SQ値は19255円でし
た。1月SQ値が17341円そして2月が17886円でしたから年明け4月SQ値は3月
を上回ることは確実ですから4ヶ月連続で上昇したことになります。

大方の予想を上回る長い上昇は株主重視へと日本企業が変わることへの期
待と年金等の公的資金による官制相場のおかげでしょうか。それにしても昨年
の10月そして1月と四半期のスタート月には調整局面が訪れるケースが多く今
回も3月末から株価が軟調になり1日に日銀短観ショックでダメを押されて今回
の過去2回と同じケースかと思われましたが短期間に高値を更新したことで上
昇トレンドは崩れていないことを証明しました。従来の常識が通用せず強気派
筆頭の大和証券に軍配が上がったようです。

SQ後も堅調な展開が続くのでしょうか。米国企業の決算は冴えず日本企業も
期初は慎重な見通しでしょう。またこの上昇相場で4ヶ月ぶりの高水準に積み
上がった裁定買い残高の行方、ヘッジファンドの決算に絡んで5月は下落しや
すいという経験則もあります。もっとも事前の期待が高くないことが幸いして米
国市場の下値不安も小さく日本株の足を引っ張ることがないかもしれません。
警戒はしつつももっと頭を柔軟にしなければこの相場についていくことも出来ま
せん。

輸出株不振の内需株優位の2極化は今後も続くのか。個別銘柄今月中旬以降
の決算発表本格化で明暗が分かれることもあるでしょう。内容次第では安値を
拾ったつもりでも一段と売り込まれる銘柄もありそうです。増資銘柄が売り込ま
れる傾向は続いています。どんな銘柄を買うべきか本当に難しい選択です。

先週の投資主体別売買動向によると海外投資家が4453億円の大幅な買い越し
でした。先々週の1190億円の売り越しから一変しました。この週は日銀短観ショ
ックから19000円割れした時期です。その後週末に19400円台に戻す訳ですが
この原動力が海外投資家の大幅な買いだったことが裏付けられたようです。
国内投資家は個人も年金も法人もすべて売り越しです。この傾向は今週も続い
ているようです。

やはり東京市場の先行きは海外投資家の順張りにかかっているようです。先物
を含めて彼らが来週以降どんな投資行動を取るのかそれによって2万円が目先
目標達成になるのかそれとも通過点になるのかが決まりそうです。

コメント
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