kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

お盆ウィーク相場顛末

2014-08-16 08:34:21 | 日記
お盆休みの今週の東京市場は5連騰で540円上昇と数字だけ見れば上々の
相場でした。もっとも低調な売買高が示すとおり市場参加者の減少により閑
散に売り無しの格言通り売り物が薄い価格帯での戻りということも言えます。
機関投資家が戻ってくる週明け以降の相場がさらに上値にチャレンジできる
かどうかの正念場になりそうです。

売買高が盛り上がらない中でも新高値銘柄は11日(64)12日(96)13日(87)
14日(114)15日(95)と比較的高水準だったことからも好業績が見込める
中小型銘柄にそれなりに資金が集まっているようです。その意味では先週の
急落以前に言われていた森を見ずして木を見る相場は続いているのでしょう。

一方ユーロ圏の景況悪化から欧州売り上げ比率の高いダイキンやエプソン
それにマツダが先週から冴えない展開になりました。7月まで人気だった銘柄
の変調はやはり気がかりです。今後欧州の景気低迷が日本株全体にも悪影
響を与え株価下落が他の銘柄にも広がるか注意が必要かもしれません。

1万5000円割れで底値を確信した形になった東京市場ですが円相場の膠着
状態やNY市場のもたつきでさらに上値を追うとなると現状では材料不足の
ようです。22日に予定されているイエレン議長の発言で日米市場とも突破口
が開けるのかどうか。来週はお盆休みも終わり機関投資家は戻ってきます。
しかし何といっても海外投資家の買いが戻らなければ1万6000円回復は夢の
また夢です。

来週も海外市場次第では再び日本株が軟調になることもあるでしょう。当面
は日々の相場に振り回されず余り強気にならずかといって悲観的にもならず
状況を良く見極め冷静な判断を心がけたいものです。

明日の更新はお休みします。
コメント
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