kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

雇用統計発表、歴史は繰り返すか

2014-04-04 08:13:55 | 日記
株も為替も何か3月の動きと似てきたこのところの東京市場です。円相場は3月
3日の101円12銭を安値にその後7日の103円74銭まで円安に大きく振れました
株価も円相場と歩調を合わせるように3日の14431円の安値を付けた後7日に
1万5312円のザラバ高値を付けました。結局この時の円安や株高が3月の天井
でした。

そして今回円相場は3月下旬に102円前半でもみ合った後28日から円安傾向を
強め今週103円台に乗せると加速がつき3日には104円10銭の高値を付けました。
株も27日の権利落ち日の午前中に14227円の安値を付けた後急上昇4月1日に
小幅に下落した以外はすべて上昇して6営業日で終値ベースでも594円上昇し
ました。3月も4月も米国の雇用統計発表を控えて様子見ムードだという見通し
でしたが実際は良い結果を織り込むように既に大幅に円相場も株式も動きました。

3月の場合雇用統計は市場予想を上回ったにもかかわらずその後急激な円高
株安が進んだことは周知の事実です。その背景には期待していた日銀の追加
緩和が出なかったことで一転外国人投資家が大幅な売り越しに転じたことが
報道されました。そして株安でリスクオンの動きから円高も進み再び102円割れ
もありました。

果たして歴史は繰り返すのでしょうか。答えは分かりませんが3月のような大幅
な調整はなくともこのところの円安や株高が急ピッチで進んだこともあり程度の
差はあっても反動安は考えておかなければなりません。3日の午後からの先物
主導の動きをみる限り短期筋による円安株高の仕掛けがかなり入ってました。

NY市場も3日には16604ドルと高値を更新した後下落してほぼ変わらずで戻っ
てきました。今晩の雇用統計結果とそれを受けたNY市場がどんな反応を示す
か分かりませんが日米市場ともこのまま押し目も入れずに上昇を続けるとは
思えません。スピード調整はあり得るということも考えながら行動すべきでしょ
う。そしてNY市場の数倍もボラティリティの高い東京市場という特徴も忘れて
はいけません。

日本では週明け7、8日に日銀政策決定会合が開かれます。市場では現状維持
という見方が大部分ですが一部には追加緩和期待も根強くあるようです。現状
維持だった場合短期筋が売りに回ることも考えられます。急上昇した後には
注意が必要です。
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