kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

9月相場の疲れ

2013-10-02 07:35:17 | 日記
数々の重要なイベントを無事に消化して事前の予想を裏切るくらい堅調に
上昇してきた9月の東京市場でしたが、一転9月最終売買日から始まった
今週はいきなり304円と強烈な逆風下での出だしとなりました。売買代金が
2兆円を越え7月高値更新から1万5000円乗せも時間の問題だと強きムード
も嘘のような軟調な展開になっています。

1日の小幅上昇(28円高)も指数寄与度の大きなファストリテイリング、ファ
ナック、ソフトバンクが揃って上昇していたからどうにかプラスで終わりまし
たが、TOPIXのマイナス0.66それに値下がり銘柄964、値上がり銘柄658と
言う結果から体感からは100円安くらいでしょうか。

急ピッチで上昇した9月相場の反動が権利・配当落ちを通過して表面化
したようです。調整は短期で終わると期待したいところですが、奇数月
上昇、偶数月下落と5月の高値以来繰り返してきたリズムが今回も当て
はまるかもしれず安易な楽観論は危険かもしれません。ここは相場の
流れをよく見極める必要がありそうです。

海外からの悪材料が飛び出し状況によっては13週移動平均(1日現在1万
4171円)までの下落も考えておいたほうがいいかもしれません。主力銘柄が
冴えない展開を続けているので短期資金は値動きの軽い新興市場の銘柄を
集中物色しています。東証マザーズ銘柄のタカラバイオの売買代金が上場
全銘柄の2位にランクインしていることが現在の市場を表しています。

当面は米国の暫定予算や債務上限問題に目処がつきNY市場が下げ止まり
本格的に反発しなければ東京市場も一時的に戻す場面があっても下値模索
の状態から抜け出せそうもありません。新興市場も含めて短期売買で参加し
ている投資家は別にして一般の個人投資家はしばらく我慢を強いられるかも
しれません。

転機が訪れるのは11日のSQなのかそれとももう少し先なのか、まったく現段階
では予想がつきません。ここはもし何らかのキッカケで東京市場が一段と売り込
まれる場面がきても耐えられるくらいの投資行動が必要です。予想外の急落は
今までの経験から新規投資には大きな果実をもたらします。そのためには資金
的にも精神的にも普段から余裕が必要です。とにかく今はだんまりを決め込む
ことが無難なようです。もし出動するとしてもあくまでも短期売買と割り切るべき
でしょう。
コメント
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