kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

予想外の展開に

2010-04-28 10:30:47 | 日記
ギリシャの国債格付け3段階引き下げは市場にとって
予想外だったのでしょう。
ヨーロッパの株式市場が急落してニューヨークが213ドル安
東京市場は寄り付き後その1.5倍の300円超安くなっています。

ニューヨークは7連騰高値を更新してしたので何かきっかけが
あれば利益確定売りが出やすかった状況でありFOMC待ちの
ところに思わぬ悪材料が飛び出し大幅下落となりました。
東京市場もギリシャ問題の落ち着きから二日間で300円近く
上昇していましたのである程度の売りは覚悟していたのですが
やはり国内にリード役の投資家が不在の市場の悲しさですかねえ。
相場のもろさが際立ちます。

今日のところは明日からのGW突入を控え引けにかけても
買い戻し以外は新規の買いは余り期待できないでしょう。
今晩のニューヨーク市場の動向とギリシャ問題の推移を
見ながらでしょう。

ニューヨークが落ち着けば予想以上の業績発表を支えに東京市場にも
買い物が入ると思いますが。
円高に振れたといっても輸出各社の想定レートの91円を大きく
割り込んだわけではないし、ここは各企業の業績見通しをよく
確認して対処したいと思います。

円相場にしても4月は91円台から94円台のに収まっているので
基本的にはボックス相場だと理解していればいいのでしょうか。
ユーロにしても121円から126円の値動きです。
余程のことがない限りこのボックスを下に抜けて対ドル、対ユーロ
とも円高には進まないのではないかと思っています。

企業各社の業績発表を見るとある程度の円高には対処しているようです。
むしろ東京市場が怖いのは中国の不動産融資の規制から実体経済に
悪影響が広がることです。
今期の企業収益の回復の原動力は中国をはじめとした新興国需要です。
もしこれらの前提に暗雲が広がると影響はかなり大きいと思いますので
この点は気をつけていかなければなりません。
上海市場のこのところの下げは少し不気味な雰囲気です。



コメント
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