自動車株の今後

トヨタのリコール問題が影響しているのでしょうか。
自動車株の値動きが今ひとつパッとしません。
電気ではソニーが薄型テレビの収益改善を好感して年初来高値を更新しています。
精密ではキャノンやニコンやコニカミノルタまた商社では三井物産が
そして昨日は伊藤忠と丸紅が年初来高値を更新しました。

旭硝子が高値更新後も４ケタ台でしっかりしていますし三菱電機も高値更新です。
それに京セラ、ファナックなどの値嵩株も新高値更新です。
それに引き換えホンダにしても日産にしても好材料が出ているにもかかわらず
いまだに高値更新ができない状態です。

他の業種に比べても業績の変化率や回復度合いは遜色ないと思うのですが
自動車業界は裾野の広い産業でその動向が電機や精密に比べても多くの業種の
業績に影響します。
また業績には為替の動向も深く影響します。

明るい兆しとしてはトヨタ系の部品株（小糸製作や豊田合成、ジェイテクトなど）が
最近戻り歩調になっているということです。
それほど遠くない時期に自動車株の本格上昇がくると信じてチャンスを待つのも
方法かもしれません。