日本アマチュア無線連盟福島県支部主催の「ハムの集い」が、今年は家から車で30分の土湯温泉にある公共施設“サンスカイつちゆ”で午前10時から開催されたので5~6年ぶりに参加して来た。
ここでも東京のハムフェアー会場同様に個人出店のジャンク(ゴミ)市に大勢が群がっていた。中には廃品回収で捨ててしまう全くのゴミにまで値段が付き、それをまた喜んで買う人も居て、普通の人が観察したらかなり異常な光景だろうと思う。しかし、誰もがこんな光景を楽しみに来ているのでもなく、自分もしばらく疎遠になっている知人達との再会を期待して、午前の短い時間ではあったが何時ものメンバーとも逢えたし、また期待通りに目的も達成する事が出来た。
室内では真面目な各グループや個人による電信の講習会や各種デジタル通信の実演が行われていたが、ごく一部の人達の参加で会場内は閑散としていた。
12時に会場を出て帰宅の途中最近開店した手打ちそば屋に立ち寄った。ここは吾妻運動公園の近くにあり、市役所水保支所の跡地に隣接した旧診療所の建物を利用した手打ちそば屋。昼と云うのに先客は中年夫婦一組と自分だけ、何故か閑古鳥が鳴き出しそうな雰囲気、先客は偶然にも昔の同僚だったので二重の驚きだった。「そば打ちをやっているのにどうして食べ歩きはしないの?」とよく聞かれる事があり“他人の打ったそばを食べるのも勉強”なのだが、いろんな裏話を耳にしてしまうと、自分の打ったそばが例え不味くても納得出来るので、正直のところ何時の間にかあまり興味が湧かなくなってしまった。ここのそばは店主の口上書き「そばは透き通り、のどをスルリと通り咬めばコシがある旨いそば・・・・」そのままの極細で満足する物だった。だだ、知る限りこの盆地内にこれと同じそばを出す店が*軒も存在するが、それぞれ修行先、粉も同じだから差は技量と店内の雰囲気だけかも知れず、何事もプロ・商売ともなれば大変で、自分の様な勝手気ままな道楽者はとても気楽だ。