ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

山葡萄ワイン

2008年10月03日 | 福島のうまいもの
自家製の山葡萄ワインは味が濃く心地良い渋みと適度な酸味は正に野生の香りで何とも表現に困ってしまうほど美味しく、これがワインの元祖と勝手に信じてしまう。若い頃仕事先でご馳走になり、以来すっかり魅せられて何度も自分で醸造したが、20数年も前から原料の山葡萄が手に入らなくなって、もう山葡萄ワインは幻だった。しかし、先月秋田県雄勝町の道の駅農産物直売所で山葡萄を見つけて、1袋500g入り500円はあまりの安さに「天然物?」と訊ねたが「分からない」と、品種改良の栽培物でも拾い物、6袋全部とも思ったが4袋入手して来た。
            
山葡萄の皮の表面には酵母菌が多く付着されていると言われているが、果実の糖分が少なく自力醗酵が以外に難しいので、仕上がりの糖度も考慮して適当に約15%の上白糖を入れて醗酵を促進した。
   
                    
醗酵はイマイチでアルコールは少なめになったが、もう搾り時期なので今日搾った。葡萄2Kgで720mlビン2本出来た。このままでも飲めるが、冷暗所で澱引きをしながら三ヶ月程熟成、年末の大晦日あたりで年間の反省をしながら20数年ぶりに堪能しようと思う。
町おこしの特産物開発で函館ワインや月山ワインから品種改良した山葡萄の山葡萄ワインを一時期虜になって飲んいたが、自家製は作る度に微妙に異なっても「天然物に勝る物はナシ!」が結論だ。個人の味覚番外編の“福島のうまいもの”