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言いたい放題 その29

2023年08月25日 | ブログ
沸騰する地球

 世界的に猛暑で、わが国では、これまでに経験の無いような雨が各地に降るのである。気温上昇は海水面等からの水蒸気の発生を促し、空気中の水分量は多くなる。当然に降水量は増加するのであろう。海水温も高くなっているようで、台風が長期間さまよい豪雨災害を助長する。中国大陸の北京市郊外などでも大きな洪水が発生し、家を失った市民が「家を返せ」とデモっていた映像がテレビに流れていたが、ダムの放水が原因の水害であったようだ。
 
 一方で、世界の湖沼全体の貯水量は、毎年琵琶湖1個分の水資源が失われているそうで、水資源の枯渇に苦しむ所もある。中国の揚子江の水量が大幅に減少しているという報道も聞いた。まさに沸騰する地球である。世界には広大な砂漠地帯があるように、蒸発した水分が満遍なく雨となって降ればいいものだが、そうはいかないのが大自然である。

 これも温暖化の影響かどうか。世界各地で山火事の発生がある。米国ハワイ州マウイ島では、山火事が折からの強風に煽られ、100人以上の人命が失われ、不明者は1000人を超えるという。オーストラリア東部では2019年から2020年にかけて森林火災が続いた。カナダでも山火事を聞く。大陸で島嶼にお構いなく、燃える物は燃える。

 わが国では先日、パチンコ店の立体駐車場で、150台以上の車が燃える火災があった。原因は明確ではないが、ジーゼル車の下部から火が出たというとこまでは分かったようだ。車は、通常ガソリンや軽油を燃料としているので、少しでも漏れると引火の危険が大きい。停車中の車内は、夏場50度近くまで上がることもあり、燃料タンクの僅かな劣化も見逃せない。

 これまでの常識では、火事は冬季に多い。冬季は乾燥しているため、燃える物は燃えやすく、着火源となる静電気も溜まりやすい。昔は、暖房に裸火を使った。夏の暑さは、一旦燃え始めれば保温効果が抜群にいい状態ということか。

 夏の暑さで心配なのが、熱中症。北海道では小学2年生の女子児童が、体育の授業後体調を崩し、病院に搬送されたが、そのまま亡くなったという。この日から2学期の授業が始まったばかりだったという。

 このような暑い夏が毎年続くとしたら、人類はいつまで生き延びれるのかとの不安さえ感じる。列車などの乗り物はクーラーが効いていて快適と感じるが、その後、街中の熱い舗道の照り返しを受けながら歩かねばならない場合、その逆の場合も体調を崩しやすいと思われる。人体の内臓などの温度コントロールの、限界を超えたヒートショックなのである。

 連日都内では、気温35℃程度である。しかもそれは、日の当たらない百葉箱の中のことで、強い日差しと舗装面の照り返しに見舞われる舗道の体感温度は、プラス10℃くらいはあるのではないか。これに湿度が加わるのである。十二分の暑さ対策が求められる




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