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言いたい放題 その30

2023年08月28日 | ブログ
福島原発処理水の放出

 この8月24日をもって、溜まりにたまった福島原発処理水の海洋への放出が始まった。引き続き発生する分があり、海水に希釈して放出するため、全量の放出には30年掛るという。われわれ団塊世代のほとんどは死滅し、「団塊世代」という言葉も亡くなっているだろう。

 それでも増え続けた保管処理水が少しずつでも減少するのは喜ばしいことだ。処理水の処理は、国際機関からも承認されたこの方法しかないように思うが、案の定、中共は大反発、日本の海産物の輸入全面禁止措置に出た。個人的には「大いに結構で」列島からの豊かな湧水に育まれた、近海の海産物の美味を奴らに与えることはない。それにしても当地では、食塩の買い占め迄起こっているそうだ。笑える。

 しかし、日本人も劣化している。地元漁業者は未だ「(科学的に)安全でも安心ではない」とか理屈を捏ねて、納得はしていない。昔から「ごね得日本」などと言われ、補償金をなるべく増額しようと画策しているようにしか見えはしない。政府は元々風評被害等については補償することを約束している。ただでさえ漁獲量は年々低下しており、よく中共に輸出する余力があるものと寒心していた。確かに日本人はほとんど食さない海産物一本で、食べて来た漁師さんも居られるようで、それはそれで有期で補償の対象にすればいい。

 われわれ日本人の多くは、福島の海で獲れた魚は買わないようにしようなどの意識は全くないと思う。広大な太平洋に面した福島県の海域のどこに放射能汚染が残ると言うのか。千葉県の銚子漁港で揚がる魚も変わる訳はない。

 しかも中共の運転中の原発からは、福島原発処理水の何倍もの放射性物質が含まれているそうで、中共の言い分は、「通常の原発排水と汚染水は異なる」という、分からない理屈を付けて自分たちの主張を正当化する。要は日本を困らせたいだけなのだ。前々から言っているけど、このような国とは断交すべきなのだ。話して分かる相手でもない。唯我独尊の国家なのだ。放っておけばそのうち滅亡する。個人の人間関係でも国家間でも「信用」第一であり、信用に値しない、企業も国家も個人でも栄耀栄華は続かないものだ。

 地元漁業者からは、「約束が違う」との文句もあるようだ。2015年当時、当時の政権は「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と約束したらしい。この約束をした政権の責任者は誰だったけ。当時からさんざん嘘つきと謳われた総理大臣さまであったように思うのだが。そもそも「関係者の理解なしには」という定性的な文言からして、約束の文言としておかしい。関係者から「俺達は理解していない」、と言われるといつまでも白紙である。

 マスコミも下手に関与しない方がいい。「約束を守らない政権」などと言わない方がいい。国際機関が承認した方法で処分するのだ。未曽有の大災害からここまで来た日本。今や巨人軍はどうでもいいが、大和民族は永遠に不滅でなくてはならない。





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