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新、時事散歩 第30回

2024年06月28日 | ブログ
歴史に学ぶ

 国民民主党の玉木代表が、岸田総理にあからさまに退陣を迫る菅前総理に対して、先の野党が出した総理への不信任決議の際にわれわれに同調せず、後から物申すのは如何なものかと菅さん批判をされていたが、この人はほとほと政治が分かっていない人だと思う。

 先の衆院補選では小池氏に同調して乙武氏を支持し大惨敗。今回の都知事選では、現職である小池氏の8年間の都政を大絶賛し、懲りずに小池氏支持のようだ。もっともどなたを支持しようが、「カラスの勝手」のようなものだけれど、あれだけ都議会で答弁拒否、今回の選挙の候補者同士の質疑でもまともなお答えをされていないようだし、彼女の都庁の役人に対する強権的なやり方は、都中枢部署の役人の大量退職につながっているなど、悪い噂は絶えない。

 マスコミに対しても自分に嫌な質問をぶつける記者は、徹底的に排除する態度をとるらしい。全く独裁国家のトップのような御仁である。今回の選挙に際しても、現職知事が学歴詐称で、元側近の弁護士の方から検察に告訴されながら、その報道が全くテレビや大新聞のニュースにさえならない事態からみて、東京都知事の権限がマスメディアにさえ浸透している様を見せつけており、日頃の強権性の噂は信憑性が高いと感じさせる。

 本来野党の政治家は国家権力などのチェック機能を持つべきところ、都政の権力側で国政に影響力を及ぼそうとするのは、全く間違っている。

 総理の不信任決議に与党の政治家が同調して総辞職に追い込んだ事例はあった。宮澤総理の時、野党の国会での不信任決議に、同じ自民党に居ながら、小沢氏や二階氏は野党に同調して宮澤総理の首を取った。小沢氏や二階氏がその後どのような政治活動を行ってきたか。自分自身には良かったかもしれないが、国家国民のためには悪いイメージがついて回った。

 日中友好議員連盟会長二階氏など中共を甘やかし、ご無理ごもっともで、今だけ良ければ良いという政治を続けた。尖閣周辺の領海はいつの間にか中共領海と化し、わが国の沖縄以南の島々は要塞化せざるを得ない状況にまでなってしまった。

 一方小沢氏など民主党政権下、大勢の国会議員団を引き連れて中共詣で、わが国は完全に中共に舐められるようになった。二階氏は裏切った政党にシャーシャーと戻って、幹事長までに上り詰めた。

 どこかの似非右翼を名乗る雑誌は、未だ安倍氏礼賛で、この方の内閣で長く幹事長だったのが二階氏だったことは知らない振り。「混迷の現代に安倍氏が居れば」的な持ち上げ方をしているけれど、今も安倍氏が権力の座にあれば、二階氏と図って、尖閣・沖縄だけではなく、本土もそっくり中共に差し出さないとも限らない。 

 確かにテロに倒れたことは不幸だけれど、その前に公文書改ざんを悔やみ自殺された官僚の遺族の悲しみをどのように感じていたのだろうか。

 歴史に学ぶとして、遠く聖徳太子の時代から、源平の戦い戦国時代を経て云々、そんな遠い過去にさえ学べと言われる世界で、数十年前の出来事さえ十分掌握していない野党党首など、総理に「辞めろ」などと言う前に、自身の議員としての進退を伺った方が良いようだ





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