【今日の 初体験】
椰子の実 つまりココナッツを買ってきた。
伊良湖岬の海岸に漂着していたものと同じだ。
♬ 名も知らぬ遠き島より 流れよる椰子の実ひとつ ♬
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ワシ今回初めて知ったのだが、椰子の実は熟し加減で2種類あるということだ。
上の写真の方は完熟したもので「オールドココナッツ」と言う。若いのは「ヤングココナッツ」と言う、そのまんまや。
オールドの方は、中の水分があまりおいしくない、その代わりに後から分かるが果肉が厚くなっている。
ヤングの方は、果肉が少ない、代わりにココナッツウォーターと言う中の水分が飲みやすい味だそうだ。
ではさっそくあまりおいしくないというココナッツウォーターを飲んでみよう。
と言っても、随分と硬い種子に穴を開けねばならぬ。
◆
ひとつ所に3つの「目」がある。このうちひとつが口で、そこに穴を開けてストローを差し込めるのだが
目の形が同じでワシには見ただけではよう分からん。
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細い鉄の棒を当ててやさしく金づちで叩いて、中でも柔らかそうなところが一か所ある。ここが「口」」であろう
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穴を開けて・・・・ストローが差し込めた。
飲んでみる。
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飲めるが別に美味しいものじゃない。
このココヤシの水、つまりココナッツウォーターは南国で最も清潔で安全な水と言われている。そりゃあそうだ。
また、この水はカリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれていて「飲む点滴」とも言われているらしいぞ。
漂流する機会があって、椰子の実が流れていたら、是非手繰り寄せてでも拾って飲むとよろしい。
逆さにしてビーカーに落とすと
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200CCほど貯まった。
◆
硬い殻を割ってみた。
包丁の峰で思いきり叩くがうんともすんとも言わない。
ちょっとお、これって見るだけでも怖いなあ。
頑張って叩いていると急に、割れた!という手ごたえがある。
引き続き殻を一周、包丁で峰打ちをすると、きれいに二つに割れた。
昔、プロレスラ―で「椰子の実割り」と言う必殺技があったなあと思い出した。
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内部には白い果肉が・・・・これがそうか・・・・プチ感激。
さて
外側の殻と内側の果肉を分離しようとするが、硬くてなかなかホネである。
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隙間に鯵開き用の小型包丁を差し込んでこじるが、なにぶん古い包丁なのでこちらが負けそうになる。
スプンでやると書いてあったがスプンはうまくいかない。
と言っている間に何とかかんとか
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分離に成功
さて
果肉には薄皮がくっついている。まるで栗のようだ。
今度はこれを包丁や皮むき器(ピーラー)で剥く
外側の殻ほどではないが硬い。包丁で指を傷つけないように慎重に。
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剥けました。
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さっと洗って綺麗にしてから
細かく刻んで
フードプロセッサで微塵にする。
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この作業は連れ合いがやった。
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微塵にしたら綿の布で漉して
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貯まったものがココナッツミルクである
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搾りかすは連れ合いが鍋に取り、とろ火で熱を加えて何やらしていた。
これね
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2mmほどの繊維状の物質がいっぱいだあ。
◆
さてこれだけ困難な道筋をたどってきたココヤシの実も、今後どうなるかと言うと
ココナッツウォーターは牛乳・ヨーグルト・ジャムなどと混ぜて飲んでみよう。
ココナッツミルクは、いろいろと考えたが結局、明日「ココナッツカレー」となる(ワシが作ります)のである。
◆
ところで椰子の実は捨てるところが無いというが、あの硬い皮はどうするかと言うと。
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あ、殻の外側にあった長繊維はロープやタワシに使われる。
殻は植木鉢や入れ物にしたりして観光客用のお土産にもなるそうだ。
細かくして燃料にもなるそうだ。
炭にもする。これを「椰子がら活性炭」と言う。
キムコとかに入っていたんじゃね。
ワシは
色々と
どうしようかと
かんがえたが
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希望者はワシに連絡してくれ、作ってあげます。
夏の海岸で映える(バエル)かも、島崎藤村も喜ぶかも。
その際あなたのサイズを教えてくれ。
硬いから防御性能は抜群だぞ。
あ、ワシ70歳超えた。いい歳して・・・・。