おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

寄付を集める、大変な仕事

2011-06-30 17:49:55 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 町内会長】

氏神様の8月のお祭りのための、寄付金の集金

 ひと様からお金を頂くことは大変だ。「こんちは、お金を下さい」って訳にはいかないので
色々と、気候の挨拶やら世間話から初めて、「実は本日は氏神様の寄付のお願いに来たのです」
と切り出す訳だが、人によっては省略した方がいいこともあり、相手により即座に対応を使い分ける。

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 これを「臨機応変」と言う。
幸い、殆どの人が気持よく即座に寄付をしていただけている(今までは)
実は相手が子供のころからのワシを良く知っていることもあり
世間話もつい昔の話になってゆく。
 
 昔のことならしめたもの、得意中の得意、だから話に花が咲いて長時間になってしまう(場面もある)
明日から元の職場で働くことになっているので、今ほど自由な時間が無くなる。だから寄付金集めも時間との戦い(大げさか?)

 良い子のみんなも将来こういう場面がきっと来る。(寄付の集金のことだ。念のため)
その時に備えて近隣とは良い関係を保っておいた方がいいぞ。挨拶だけでも。

【再びらっきょう漬け】

 昨日映画の帰りに駅ビルのスーパーで買ってきた「泥付きらっきょう」

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 午後、玄関先で泥を落とし、いつもの漬け方でラッキョウを漬けた。1.6Kg
茨城県産のブツだ。放射能はかろうじてセーフだとワシのカンが言っている。
でも孫には与えない方がいいかも
やっと1歳の赤ちゃんだからラッキョウは食べないか。食べさせたら叱られるな。きっと




スーパー8

2011-06-29 19:18:31 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 映画鑑賞】

◆SUPER8だよ

 久しぶりに時間があったので連れ合いと映画を見に行ってきた。

 スピルバーグの「SUPER 8」

 予告編を見て面白そうだと思ったのが動機
しかし事前の調査なしで行ったので、どんな内容の映画なのかも全然分からず。

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とりあえず話のあらすじは

◆1979年夏、保安官助手の父と暮らす14歳の少年ジョーは、突然の事故で母親を亡くし、心に深い悲しみを抱えていた。

ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、夜中にこっそり家を抜け出して仲間たちの所へ向かうジョー。仲間の中には密かに想いを寄せるアリスの姿もあった。

アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、車が突っ込み大事故が発生してしまう。あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは貨物コンテナの中から強大な力で外へと出ようとする“何か”だった。

ほどなくして事故現場に到着した軍の回収部隊は、落ちていた8ミリフィルムの空箱を発見し、極秘情報が何者かに目撃されたと知り、大捜索を開始する。

現場から逃げ帰った少年たちは、絶対誰にも言わないことを約束するが、彼らの周りでは不可解な事件が起きはじめる。突然の停電、町中の犬が姿を消し、車のエンジンだけが消え、9人が行方不明。平穏な町の姿が変わり始めた。

一体何が起こっているのか?事故現場から持ち帰った白い謎のキューブが不思議な動きを始め、全てを目撃した少年たちは、真実を探しに行くことを決断。そこには永遠に忘れられない未知との出逢いが待っていた。

◆感想
ジュラシック・パーク+ジョーズ+スタンド バイ ミー+ET+その他、てな具合
娯楽映画としては上々の出来、最初から最後までスピード感たっぷりで観客を驚かす驚かす。
2時間はあっという間。
理屈なしでただ楽しけりゃあ良いという人にお勧め。

もう一度見てみたい映画では無いがとても面白かった。


【原発の発電単価は火力や水力よりも高い】

6月28日静岡新聞

立命館大学の大島堅一教授がまとめた

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東電がこれまでに原発部門で得た収益は3兆9953億円で、福島第一原発の賠償額はこれと同レベルか足りない可能性がある。
同時に教授は電源別発電単価を分析した。
これによると1キロワット時の発電単価は原発10.68円、火力9.90円、水力7.26円

今まで電力業界は(政府も)他の発電方法に比較して原子力発電のコストは問題なく安価であると行ってきた(今も行っている)

これに今回の賠償額を参入したらいくらの単価になるのだろうか?




節電対策

2011-06-28 16:33:01 | 日記・エッセイ・コラム
【我が家の節電対策】

 梅雨だというのに暑い日が連日続くなあ
今年の夏はもう来たのかいな
沖縄だか九州だかは梅雨が明けたそうだ。

 もう少し雨が降ってくれないと農家が困るよホントに
めっきり夏に弱くなったワシも困る
昔は夏男だと威張っていたのに

 と言う訳で「日よけ」を張った
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 昨年の夏、あまりに暑いので古くなったウインドサーフィンのセール(バーゲンセールじゃなくて帆のことだ)を再利用してワシがミシンを踏んで作った自作のオーニング。
これで少しばかりの雨の夜も窓全開で眠ることができるのだ。

 我が家は窓に庇のない作りなので、夏の暑さには窓を締め切ってエアコン効かせてね、と言う金持ちの家なのだ
この構造が貧乏人であるワシの家にはそぐわないのだ、新築の時、もちっとそこらあたりを考えて建築すればよかったが、後の祭り。
日本の住宅は古来からの、いわゆる軒先の深い家が気候風土に合っているのだ。

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 息子の部屋の窓にも自作のオーニング
この生地はホームセンターで安いビニールを購入した。
 
 鴨長明も言っているな「家は夏の暑さに耐えられるよう造ること」と。
これから家を建築しようとしているキミ、冬の寒さは炭で耐えられるので、風とおしの良い夏向きの家を作るべきであるぞ。

 オーニング張った途端に涼しい気持ち     おそまつ

【今日の循環冷却】

 原発でやっとできた循環冷却システムが、稼働後1時間半で水漏れ

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 試験運転だって、あれが悪いこれが故障などと「肝をいらせた」がそんなことかなあ
直径10cmの配管の継ぎ手が外れていたとは。
「燃料の安定的な冷却」はいつのことだか?
心配が尽きない。良いニュースがこれまで一度もない。頼むよ。




再び 畑村先生がんばれ

2011-06-27 16:24:55 | 日記・エッセイ・コラム
【畑村先生頑張れ】
 6月11日号で、政府の東京電力福島第一発電所の事故調査・検証委員会の委員長に畑村洋太郎が就任したことを書いたが、
25日日曜日の朝日2面「ひと」欄に囲み記事があった。掲載しておく。

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【今日の 本】
 で、この先生の著書「失敗学のすすめ」

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 人は誰でも失敗をするがその失敗をどのように受け止めるか、個人の責任にするのではなく、システムとして失敗情報を蓄積して、社会をよりよい方向に導く(ごめん堅い話だ)てな話が書いてある。
想像するよりも楽な文体で例示が多く興味をすすられる本だ。

 例えば子供たちがナイフを使って手を切ることから危険判断能力を養う話
ワシントン州のタコマ吊橋が横風に対する自励振動が原因で橋が落橋した事故
世界初のジェット旅客機のデ・ハビランド・コメットが金属疲労で相次いで空中爆発した事故
アメリカの1万トン級の輸送船1200隻が金属の低温脆性が原因で沈没・または使用不能になった事故

 1972年北陸トンネル内で急行「きたぐに」が走行中に列車火災を起こした事故
2000年雪印集団食中毒事件
三陸海岸の津波被害

 2000年地下鉄日比谷線の脱線事故
2000年三菱自動車のリコール隠し
戦艦「大和」の失敗
空母「大鳳」の爆発

 JOCの臨界事故
山陽新幹線のトンネル内コンクリートの剥落事故
2004年六本木森ビルの回転ドア事故

 などなど事例が多く、しかも当時は大きな問題になったので、読者の良い子のみんなも記憶に新しい事件・事故であろうと思う
興味がました読者はぜひ読むことをお勧めする。

【今日の 新聞ちょっとおかしくないかい?】

 復興構想会議の提言を首相に答申

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画面の赤色で囲ったところに着目

復興構想会議の提言骨子
一番下
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 復興の主体は市町村が基本。

 右下の「仮設の入居基準 まちまち」の記事

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国の入居基準は厳密でなく、自治体がそれぞれ解釈して条件を定めている、から仮設住宅に入居できない被災者がいる。

 どっちなの、国が細かく関与する方がいいの?それとも大雑把に国が決めて地方自治体が地域の実情に合わせてやる方がいいの?

 朝日さんキミはどっち?
ワシは後の方。




履歴書

2011-06-25 17:17:44 | 日記・エッセイ・コラム
【履歴書作成】

 元いた職場の、平成6年までいた部門の後輩から、手が足りなくなってしまったので手伝いに来てほしいとの電話があった。
ワシはまあ忙しいってば忙しい、暇だってば暇な生活を送っている。これを晴耕雨読とでもいうのか。悠々自適とでも・・・・

 今日本中が困っている中で、ワシでお役に立てるのなら、かつて世話になった後輩のため、一肌猫の手ぐらいなことはやりましょうと二つ返事で了解した。まあ、3つ目のボランティアの気持ちでお手伝いしましょうか?

 次の日、その後輩から履歴書の要求があった。さっそく慣れないことをする。
履歴書なんか簡単さと思い、書き始めたがこれがナンブツ。字が汚たねえのは生まれつきでしょうがないが、免許証の番号やら、資格の取得の年月とか学歴(卒業年)など、まあ形式だからと思っても正確に書きたいのは人情、あっちの書類、こっちの免状など探しまくってようよう書いた。そして写真。デジタルカメラと三脚で自分撮り、プリンタで写真にして大きさを測って切り取り、添付。

 結局夕方までかかって、くろねこメール便で担当者に送付。久々の一大事業であった。やっとの思いで作成した履歴書、コピーをしておいたのはいうまでもない。でも職業に復帰は今回が最後かな?

【今日の 本とニュース】

 福島第一原発の作業員の被ばくを主にした健康調査をしたところ
居所不明な作業員が69人いるという(6月20日現在)
ずさんな労務管理だと厚生労働省は言っている。
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 そんなのあったり前だのクラッカー
現場には親方の東電職員など殆どいなくて (いるよ、いるけどもさあ) 協力会社だとかいう一次下請けや、その下請け、そのまた下請けって具合に多重構造になっていて、東京電力が把握し切れていない構造になっているのだ。

 ワシは今度初めて下記の本を読んで、電力会社の(いや、日本の社会構造の)いい加減さを知ることとなった。

◆原発労働記
  著者:掘江邦夫
  発行所:講談社

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 著者自ら、原発の一労働者となって第一線で働いた「潜入ルポ」
福井県美浜原発、福島第一原発、敦賀原発で 体を張って約1年間をすごしている。

 マスクなんか暑くて苦しいのでみんながはずして作業しているのを管理者が見て見ぬふりをするとか、全員がマスクなしで働いているのに、自分だけがマスクをしているのは女々しいと思われそうで、自分もマスクをとった とか。

 ああそうだろうなあ、と思える実際の現場ならではの状況や、ひ孫請け作業員などの、東電からの日当を各親方が段々にピンハネするので4分の一程度の賃金になってしまう実態など生々しいルポであるぞ。

 きれいな作業服でTVで説明をしている東電の社員を見て、これが原発の全体を表しているなどと決して思うなかれ。

 以前、本毅君が一緒に飲んだ時言ってた「原発は作業や検査などひどいことになっているらしいですよ」は本当であるのだ。

 この本は今、本屋に平積みになっているから気になる人はどうぞ、お勧めする。原発は怖いぞ。