おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

ソニーラジオICF-B100

2016-08-31 18:46:54 | 日記

【今日の 修理】

台所の出窓にラジオを置いている。連れ合いが毎日毎日早朝から聞いている。

 質実剛健な防水型のラジオである。(横にあるF101ブードゥーは先日壁から墜落し修理を待っている機体)

このラジオがいつごろ我が家にやってきたのか不明だが、かなーり前から家族同様に親しんでいる(20年は経つのだろう)

秋田県で作られたそうだ。と言うのはこのブログを書くにあたってちょいとググって見たのだが・・・・

当然生産終了品であるが再販を望む声が多い、そのわけはラジオとしての感度や音質、防水性能、何よりも電池が長持ち。

電池はいつ替えたのか覚えていないほどで回数も少なく今まで数回ほどである。しかも、単一、単二、単三どれでも使える。

 

西の大陸の製品が多くなっている中でやっぱり日本製だぜ、やっぱりSONYだぜとつくづく思うワシである。

 

今朝、このラジオが死んだ。新品の電池に入れ替えてやっても音が出ない、(ノイズを含む)

ああこんなに長持ちしてくれてありがとう。

と普通は言うところだが、ワシは違う!

 裏蓋は4本のビスで止まっているだけだ。

写真下側に見える箱が電池ボックスである。この状態だと単二と単三電池が2本直列で入る。

電池ボックスの右側の端子部分がバネの力で左側に押さえつけられている。

ここに単一電池を無理やり2本入れ込むと電池ボックスが右に拡大する。この仕組みで3種類の電池が使えるのである。

「災害時に役立つ」を売り文句にしていたラジオである。防水機能もね。

 

さてここからが大変であった。ネジがほかに見当たらない。と言うことは・・・・

こじって基盤類を外すのである。これがなかなか困難で、何しろ分解し修理し組み立てて使えるようにしねばならん。

一度はあきらめた。

しかしここで粘りをだしてと・・・・設計者の気持ちになって仕組みを考えるのだ。・・・・・・・なんとか少しだけ中がのぞけるようになったわい。

わお!マイナス線が古くてさびてちぎれてしまっている。

 ← 爪の先にある黒い線である。

これを基盤の裏側の所定の位置にはんだ付けをするだけでいい。

開けたままの電池ケースに単三電池をはめ込んでコードを接点に触ってみれば  「鳴った」。

はんだ付けをして・・・・・ふう・・・・・・裏側なんて。

せっかくの機会ですから何か質問は 各部もきれいに清掃をして、元通りに組み立てなおす。今回は外した部品数も少なく「ビスが余る」こともなかった。

プラスチックワックスを塗ってと。

 

以上で修理完了。

ネットオークションで新品が1万3千円ほど、中古でも5千円ほどする人気のトランジスタラジオが再び息を吹き返した。

まだまだお前には働いてもらわねばならん。

妻喜ぶ、ワシどや顔

家内円満はこうしたことから始まるのである。   と、ワシだけ思っています。

 


一日一善の失敗

2016-08-30 18:49:53 | 日記

【今日の 余計なお世話】

昨日の反省を胸にきざんだワシは、そんなことはすっかり忘れて家を出た。(ダメじゃん、きざんでいないじゃん)

今朝のワシの通勤ルートには女子中学生が2人並んで歩いていた。学校始まったばかりで超だるい歩きをしている。

瞬く間に追いついた。ふと二人の足元を見ると右側の生徒の靴紐がほどけている。

追い抜きざまに「靴紐ほどけているけど」と言った。

その生徒は「だいじょうぶです」と言って左の連れに「ウフフ」と笑う。

 

よっぽど「靴紐を反対側の足で踏むと転ぶことがあるからしっかり締めたほうがいいよ」と言ってあげたかったのだが。

「ウフフ」と笑われてしまったから、こんな反応を想定していなかったワシはなすすべもない。

 

ああ、言わなければよかったかな。とやっぱり今日も反省をした。

 

でもまあ、その後転んだりしたら

「ああ、あの時、あのお爺さんに言われた通りにするべきだった」と人生を学ぶのだろう。

 

やっぱりワシは一日一善をしたのであった。

早く転ばんかい!!

 

 

 

 


一日一善を現認

2016-08-29 18:52:59 | 日記

【今日の いいひと】

いよいよ夏休みも終わって本日から電車は学生・生徒たちに乗っ取られてしまう。

憂鬱な日々が年末まで続く。 あーあ(お前も高校は電車通学してたろう。はいその通り)

駅までの道の、遠くに何やらごみ袋が見えるぞ。車がそれをよけて徐行しながら走ってくる。

どこかの馬鹿がごみの一杯詰まった、それにしては軽そうなごみ袋を、所定の位置の黄色いネットの中に入れなかったせいで

台風由来の強風で飛ばされてきて、道の真ん中にデンと居座わっちまっているのだ。

 

どうするワシ、このままいつもの通勤コースを行くとするとあのごみ袋に到達する。

するとワシのことだから、そのままにしておけないから拾って、延々100mほどのごみ集積所まで運ぶことになる。

いやだなあ、いっそのことその手前の道を左に曲がっても駅に行けるのだ。

そうしよう、そうしよう、でも気が咎めるなあ。

 

その時・・・・・・・・ワシがずるして曲がってしまおうと考えた交差点を右からきた男がいる。

そいつはさっとそのごみの袋を持ってスタスタ駅方面に向かい

 (おお!ブログネタと気が付いて、カバンの中からカメラを取り出したのはすべてが終わってからだった。)

ホテルのまえのごみ集積所に黄色ネットを捲ってしっかと中に入れたのであった。

 

あー、ワシは恥ずかしい。なんたってその行為が嫌で逃げようとしたのだから。

それに引き換え、かの若い衆はなんと立派なことよ。

君は誰も見ていなかったとしても善を行う人であったのだ。

天知る 地知る ワシも知る

 

次は躊躇しないでワシがやる。次の台風はいつだ?

 

 

 


推定同意

2016-08-28 16:56:27 | 日記

【今日の 臓器提供意思】

聞きかじったことを、さも前から知っていました、と自慢するのは、頭のいい人がすることではない。

とは思ってはいるが、この話はブログに書かなければならないほど面白い話なので

自分自身の方針を破って話そうと思う。(なに?いつもそうじゃないか?そうです、すみませんですハイ)

 

良い子のみんなは自動車運転免許証の裏側を見たことがあるか。

何年前からそうなっていたのかワシは知らないがこうなっていた。

臓器提供の意思を書く欄になっていたのである。

では、これにサインをした人は手を挙げて・・・・・・なに?一人も手を上げない?・・・そうか

 

自慢じゃないがワシも先日裏側を見たばっかし。・・・・知らなかった。

 

ところが立派なワシのこと、とっくのトンマに臓器提供の意思をカードに表していたのである。

1999年6月のカードである。

連れ合いの署名ももらっているのだ。どうだ、えらいだろう。

(ま、こういったことワシがやりそうなことだ、とワシのことを知ってる人は納得ナットウだら)

 

ここにOECDの調査した臓器提供についての各国のグラフがある。

 まことに小さくてごめんな

スウェーデン、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、フランス、ハンガリー、オーストリアこれらの国はスウェーデンを除いて

ほぼ100%、スウェーデンも80%以上の数値である。つまりほぼすべての国民が臓器提供の意思があるということだ。

ちなみに我がニッポンは、この表のいちばん左にささやかに青色が見えますなあ。

 

これはどういうことかと尋ねれば、

臓器提供意思がほぼ100%(スウェーデンを含む)の国々は

国民が等しく臓器提供の意思を持っていると「推定」することから始めている国である。

臓器提供をしたくない人はその旨お役所に届け出る仕組みであるぞ。

 

学校で先生が何かを生徒に求めるとき

「〇〇したい人は手を挙げなさい」・・・・・・・・・・・「ふーん誰もいないなあ、こまったなあ」

ワシ先生ならば「〇〇したくない人は手を挙げなさい」・・・・・・「じゃあ皆さん手を挙げませんでしたので、全員でやってくださいね」

なんてね。

 

 

推定同意の原則(Presumed consent policy)

臓器移植ドナーとなりうる患者発生したさいに、その患者臓器移植拒否する意思を示すカード携帯しているか、最近親者が反対した場合を除き、移植のために臓器または組織摘出してよいとする考え方ベルギーフランスデンマークスウェーデンオーストリアスイスおよびイスラエルではこの原則適用されている。
                       Weblio辞書から引用

 


電車 運転見合わせ

2016-08-27 18:22:29 | 日記

【今日の お騒がせ】

来年の2月に科学館で毎年恒例の「おもしろフェスティバル」がある。

今日はこれの第一回実行委員会に出席した。

 

「おう、今日の会議は比較的早く終わったわい」と意気揚々と静岡駅のホームに着くと、

「おう、運がいいなあ」3番線に電車が着いている。浜松行きである。

土曜日のこの時間にしては乗客が大勢乗り込んでいる。

 

 

混雑した車内で案内放送を聞くと「大雨の影響で金谷ー菊川間が点検をしている。このためこの電車は運転を見合わせている。発車時間は未定である」旨の小さな声が聞こえた。(なんでこんなに小さな声なんだよう)

どおりでなあ、混んでいるわけだ。

夏休みも終盤の土曜日であり、女子中学生のはなし声が聞き取りにくさに拍車をかけている。

 

30分ほどして何やらホームの放送ががなりたてている。いやそれまでもずーっと車内放送とホームからの放送が同じことをしゃべってはいたのだが。

何しろホームの拡声器の大声と車内放送の小声が同時に聞こえたり、なにやらわけのわからないことになっている。

ホームの案内男も、車内の車掌もそれぞれ情報を乗客に伝えているのだが、てんでばらばらでタイミングがどうにも不調和である。

それぞれの仕事を上手にしようとしていることはわかるが、客のためにはなんもなっていない。

 

えらいもので、人はそんな中でもほしい情報を耳で聴き分けるのである。

「遅れております4番線の電車は用宗駅まで出発します」と言っている。

なに?ワシらの電車は3番線。あとから到着した4番線のほうが先発らしい。

どうなってんの。

まあ、ダイヤの都合もあるしそんなこともありうることだなあ。

わしはあきらめて3番線の電車にそのまま残ることにした「急ぐ旅じゃないし、この電車もいづれ発車するさ」と

 

何人かの人が4番線の電車に乗り換えようと席を立ち乗り換えた。

 

少しして、それが間違えだったことに気付いたホームの大声拡声器が「4番線ではなく発車するのは3番線」という。

 

こういった間違えはとても困る。慌てて乗り換えた人たちはどうするのであろうか。

また、3番線の電車に乗り込むことにするのか。それは恥ずかしいからそのまま4番線の電車で立っているのか。

 

こういうことを「お騒がせ」というのである。

 

3番線の電車は定刻より数時間も遅れて出発した。