【今日の 汁粉と善哉はどう違う】
出雲土産がまだ残っていた。
善哉(ぜんざい)である。
出雲地方では善哉を「出雲ぜんざい」と呼んで「ワシらのところが発祥の地であるゾ」とえばっている。
なんでも10月は(旧暦)全国の神様が出雲に集まると言うことで、この月を神無月(かんなづき)と出雲以外の地では言うのに、ここ出雲地方は神在月(かみありづき)だそうだ。これは日本人なら誰でも知っていること。
◆出雲ぜんざい学会という任意の団体がある。(富士宮焼きそば学会もあるでよ。)
ここで正式に言われているという出雲ぜんざいのうんちくが下記
【ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」に起因しています。
出雲地方では旧暦の十月には全国から神々が集まり、この時「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われています。
そのお祭りの折に振る舞われたのが「神在餅(じんざいもち)」です。 その「じんざい」が出雲弁で訛って「ずんざい」さらには「ぜんざい」となって、京都に伝わったと言われています。
「ぜんざい」発祥の地は出雲であるということは、江戸初期の文献、「祇園物語」や「梅村載筆」(林羅山…儒学者)、「雲陽誌」にも記されています。】
◆ちなみに祇園物語では
【出雲國に神在もちいと申事あり 。
京にてぜいざいもちいと申すハ。 これを申あやまるにや。
十月にハ日本國の諸神ミな出雲國にあつまり玉ふゆへに。 神在と申なり。
その祭りに赤豆をにて汁をおほくし。 すこし餅を入まいらせ節々まつり候を。 神在もちいと申よし。】
◆
ぜんざいは、仏語に関係する言葉だとか、一休さんが食べて善き哉と言ったから善哉となったという説や出雲の神在餅(じんざいもち)がずんざい➡ぜんざいとなった説など諸種あり。
汁粉は小豆を砂糖で煮て中に餅を入れたもの。‥‥・なんだそれじゃあ分からねえぞ。
◆
ワシは汁粉はこしあん、ぜんざいはつぶあんだと思っていたが、どうも調べてみると
関東と関西で呼び方が違うだけのようだ。
◆
まあ、どっちでも良いと言うことで・・・
出雲ぜんざいいただきます。
ああ、甘くておいしい。
ほっぺたが落ちてしまう(これなどすでに死語か)
今日のブログはぞんざいだったかな。