おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

静岡県も案外やるじゃん

2021-05-05 17:33:35 | 学問

【今日の 入試】

先日の新聞の週刊朝日5月7・14合併号の広告 (「の」が多いかも、それは文章が下手な証拠)

まあ、ご覧になってください。

北野武でも純烈でもなく、中央より少し左にそれはある。

では、拡大をする。

週刊朝日はだいたいこの時期に、どこの高校がどこの大学に入った人数が多い、といった高校進学ランキングを出すのだ。

ワシはこういったことに縁が薄いので興味はないのだが

今回たまたま目に入ってしまったのでブログったのだ。

なんでかと言うと

難関私大に強い全国1702高校

関東の部は早慶上理、つまり早稲田、慶応、上智、東京理科を言うが

ここに受かった高校のランキング。

これではない。その左の蘭、赤いマーキングをしたので見てチョ。

ワシがびっくりしたのは

近畿の部の「関関同立」つまり関西大学、関西学院、同志社、立命館の4つが近畿の難関と言われておる。(らしいが)

この大学に入った高校のランクが載っているわけだが、静岡が、磐田南から始まり、浜松市立、藤枝東、富士、浜松日体、沼津東、韮山、一つ置いて掛川東、一つ置いて静岡東、一つ置いて静岡市立と10校も載っている。

疎いワシはびっくりした。こんなに静岡県の高校が近畿の有名な学校に入っちまっているだよ。

いったいどうしちゃった?シゾーカ県

 

 

 


分解をしよう

2016-05-14 17:57:58 | 学問

【今日の 科学館】

来たる11月某日に、科学館で「なんでも分解してみよう」という教室を開催しようという事になった。

もちろんボランティアだけでやるイベントである。名付けて「分解教室」

将来日本の科学技術を背負って立つ立派な人に育ってもらうために

電化製品を主体とした分解は絶対に必要なことである。

しかし、家でそんなことやればママに叱られるのが落ちである。

しからば科学館で自由に思い切り分解をしていただこうと言うのが趣旨である。

 

先日に引き続き今日は第2回目の予備会議

本日は、各自分解したいものを持ち寄って、実施に当たっての問題点を洗い出すことにした。

まあ皆さん色々なものを持ってきてくれたものだ。

時計にヘッドフォンに小型ラジヲ、CDラジヲカセットにヘアドライヤーに監視カメラ、重い物ではミシンなどなど

 

さっそく2班に分かれて分解してみる

大の大人が、しかもお誘いしたら「二つ返事」で集まってくれた「好きもの」ばかりである。

ああだの、こうだの、これはこっちから外した方が、なあにこれはここのネジを先にはずすものであるゾ。

ん?うまくいかないなあ、どれどれ、かしてみ、こうだよこう。

なにしろ、科学館へ無償でやってくる人々だから「みんな好きもの おじ様、オバサマ」

一つの物件に対して何本も手が出る、手が出る。これがこうなんだよ、この部品はここが・・・

 

あっという間に時間は過ぎて、楽しい分解は終了。各自がこれはこうしたら、ここはこういった工夫が必要である

などとやかましいこと。

 

11月の本番はあくまでも児童が主役。大人が本気になっては困ります。

そこのところ、十分にわきまえてチョウダイ。ネ。

ケイコさんの今後のかじ取りが肝心だな。頼みますよ。

 

 

 

 


マグデブルクの半球を作る

2013-12-28 17:40:18 | 学問
【今日の 科学の実験そうち】

マグデブルクの半球とは
 1657年マグデブルクの市長で物理学者のゲーリケ(Otto von Guericke)が,大気の圧力を証明するための公開実験に用いた直径約40センチメートル の銅製の半球。
 半球二個を密着させて一つの球として中の空気を抜き,八頭ずつの馬に反対方向に引かせて,容易に引き離せないことを示した。(コトバンクから失敬)

という「おお、聞いたことがあるなあ」と良い子のみんなも
本当に良い子だった中学生の頃に理科で習ったかもしれない。

これを科学館のボランティアのY先輩から
「◎◎さんお願いね、これをあなた作ってきてね」
と『やさしくお願い命令』を受領したので
作ってみた。

①まずは100均でキッチン用のステンレスボウルを2個購入

Pc240733

②中の空気を引き抜くための穴(1か所2mmほど)を開ける。ステンレスはたとい100均の製品でも固くて開けにくいのだ。

Pc240732

③掃除機で空気を引き抜くとき、完璧にボウルの中の空気を抜くため、密着度を高めるクッション材(白いドーナツ状のリング)
および弁を付ける。
弁は先に開けた2mmの穴に密着するようにコンビニブクロを小さく切ってセロテープで上下をボウルに貼った。

Pc280764

④完全に密着すると大気圧で2つのボウルが離れない(つもり)ので、科学館へ来た子供たちに試させるように、ボウルの底に金具を取り付ける。この時そこから空気が漏れないようにボルトナットにはゴム製のワッシャーを取り付け密着させる。(なかなか芸が細かいでしょ)

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⑤ボウルがいざパカン!と割れた時、それまで力を込めて引っ張っていたので「あましょをくう」と怪我をすることも考えて
中に紐を通す部品を取り付けておく(なんと、芸が細かいことよとまた自画自賛する)

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⑥ボウルの縁の精度がイマイチなので砥石で研いで平面を出し、ボウル同士を密着させるためのクッション材をリング状に作って完成。

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⑦いざ実験
 掃除機で空気を抜く。完全に真空にはならないけれど、大気との圧力差が少しあればいいだろう。

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 おお!大成功。ワシの力では割れないぞ。

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 しばらくすると
 どこからか空気が入り込んでパカン!と割れたのである。
 理論上永久に割れないはずが・・・・・

Pc280772

 厚紙のパッキンかボルトナットかコンビニブクロの弁か
 今後追及していくことにする。
 研究に終わりはないのであった。

 割れたら2020『トキヨ』と、あのIOCのおとぼけ顔の爺さんが出ると面白いなあ。

【実験秘話】
 これだけ読むと簡単にできたようだがここまで来るのには長い試行錯誤があったのだ。
 常にマグデブルクの半球実験そうちのことを考えて、ああするか、こうするかと。
 マグデ(まるで)、ピタゴラスかアリストテレスかダビンチか湯川先生か糸川先生のようになったのであった。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ウソです)