【今日の 命がけ】
怖いものはいろいろあるが、ワシが命の心配をせにゃならんほどの恐怖は蜂。
10数年前に、町内会の奉仕作業で堤防の草刈りをしたとき、雑草と一緒にハチの巣を刈ってしまった。
一斉に出てきた蜂に襲われて、チックーン!血圧は上がるし胸の動悸はするし、体全体が発熱するしでこれでワシャ死ぬかと思ったことがある。
幸いというか、無知というか、その頃は蜂の怖さを知らなかったので一人家に帰って悶々としているうちに治まってきた。
その後、蜂刺されで死ぬことがある、と知ってからは「ワシの天敵は蜂」となった。
アナフィラキシー・ショックということも知らなかったのだ。
昨日の土曜日に、エアコンの室外機にアシナガバチが出入りしているのを見つけた。
きっとこの中にハチの巣があるぞと想像し、今朝から見張っていたがやはりそう。
さて、どうするか
まず、エアコンを掛ける。この部屋のエアコンは前回いつ掛けたかわからないほど久々である。
ウヮーンと蜂が飛び出してきた。当たりだ。
そしてこわごわ蜂スプレーで、出てきた蜂にお見舞いをする。
すぐに近づくと「犯人はお前か」ってもんで蜂に刺されてしまう。少し時間をおいて、駆除に取り掛かる。
この真夏日の昼下がり、雨カッパの下には長袖長ズボン、手にはゴム手袋、顔には蚊よけのネットをかぶり、今できる完全防備で駆除に臨む。暑ちい。
室外機の上蓋のねじを外し上蓋を開けると、直径15CMほどの巣が、オソロシー。
こわごわ火バサミで巣をとる。オット危ねえ。ワシの後ろからアシナガが・・・・・・じっと静止して危機が去るのを待つ。
下手に動くと狙われる。「ワシじゃないもんね」てな具合。
毎日のようにこの室外機の前を通るが何事もなく済んでホントよかったよ。
下手すりゃ救急車もんだもんね。
気温35度近辺、熱中症寸前であった。蜂防除で熱中症で死ぬのなんてシャレにもならんから。
◆風呂場で冷たいシャワーを浴びようとしているところケイコさんから電話が
「あなた今日科学館で打ち合わせの日だけれど、今どこですか?」
「えーっ・・・・忘れていました」
ごめんなさい、ケイコさん。ダメなワシ。
良かったような、悪かったような。