【今日の 国立国会図書館】
年に数回ワシは国立国会図書館に行く、といってもインターネット上での入館だ。
そこですることはワシのちんけな蔵書の分類をするためである。
つまらん書籍であるが塵も積もればなんとやら、本棚がごちゃごちゃになってしまい収拾がつかなくなってしまう。
だから
各本の裏表紙にあるISBNで始まる13桁ほどの番号を国会図書館の「サーチ」」サービスに入力すると、
その本のジャンルっていうか、性格っていうか、内容っていうかが、分類されているのがわかるのだ、
これで出てくる分類番号、これに沿って本棚に順番に入れてゆくのである。
早い話が、地方の図書館での分類と同じ方法をワシの書棚でもやっているということである。
始めるときには面倒だったが、買った分だけ時々やればきれいに整理がつくので気持ちが良い。
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今日も整理をした。
酒井順子の「29歳と30歳のあいだには」というエッセイ本をサーチすると
(この本は図書館でいらなくなった本を貰ってきたもの、つまり除籍本である)
049.1と出た。
049.1は何と「雑著」となっている。「雑著」とは気の毒でねえか?
酒井順子のエッセイは、ポンポンと歯切れが良くて、読後感が清々しい。若い女性に大変な人気がある。
なのに「雑著」だよ。「随筆」にしてやってんか。
と思ったが次の本をサーチすると・・・
著者の岡先生は1901年生まれで京都帝大卒、フランスに留学し
「多変数解析函数論」の人だ。文化勲章ももらっている数学者であるが、この人のこの本もサーチすると049.1つまり「雑著」だ。
随筆にしてやってくりょお。
酒井順子と岡潔を比較するわけではないけれど
なんだかなあと思う今日であった。
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国立国会図書館の分類には間違いは無いと思うが
これまでワシはこの作業を何年もしているが
ワシの考える分類と異なる番号が出ることがあって
本当にアンタこの本しっかり読んだ?と不審に思うことがある。
そうはいってもワシに軍配は上がらないと思うが・・・・