おやじ東北へ行く その4

【１１月２４日　南三陸町　志津川】

歌津の観光協会の人が「ここもひどいが志津川はもっとすごい」と言っていた。
着いたころはもうすでに日が暮れかかり薄暗くなっていたが、一面原野、その真ん中あたりにそれはあった。

　

南三陸町の”元”防災庁舎。
最後まで町民に津波避難を呼びかけ続けて、自身は無くなったという女子職員の話を思い出す。
この３階建ての屋上まで津波が来たとは、今ここにいても実感が湧かない。あんまり高すぎて。
誰も想定すらできなかっただろう、しかし屋外階段の壊れたのを見れば現実を認識する。
保存か解体かで意見が割れていたが解体をすることに決定したという。

もうすでに暗くなっていたが見に来る人たちが絶えない。
庁舎前には祭壇がおかれ、たくさんの花や線香や仏像が安置されてある。
ワシらも合掌し冥福を祈る。



【１１月25日　石巻（いしのまき）】

いやあ、昨夜はちょっと失敗。石巻手前の大規模な道の駅「上品の郷（じょうぼんのさと）」の駐車場で車中泊をしたのだが、ここには日帰り温泉施設があり、温泉に入って体がホッカホッカしてそこの畳の間でのんびりとＴＶなぞを見ていたら、はや２１時になってしまった。ここの温泉は２１時が閉館であったのだ。それをすっかり忘れていた。すぐに出て車に戻ったのだが寒い寒い、のんびりしている間にもう一度温泉に浸かり、体が温かいうちに車の布団に潜り込むはずが失敗失敗。

石巻市内に入るが海沿いは全滅。

小学校だと思う


コンビニエンスストア　　駐車場と建物の残骸の規模で予想する。


車の残骸だがナンバー付きだ。これは部分だが、たーくさんある。


消防車も重ねてあった。もちろんナンバー付き。


今日はここまで
明日は塩釜のことを・・・・続く

おやじ東北へ行く その3

【11月24日　気仙沼　続き】

鹿折唐桑（ししおりからくわ）駅付近






港から結構離れたところだがこんなところまで巨大な漁船が流れれてきている。しかも道路のど真ん中に鎮座。

解体しか方法はないだろう。
周りは一面、家の基礎だけ残して原っぱになっている。

下は当時の写真







折角こんな遠いところまで来たので、もう少し足を延ばして岩手県に入るため北上する。

【陸前高田】

当時3千億円の借金があったといわれる、歌手の千昌男の出身地だそうな。

高田松原という景勝地であったそうだが、たった1本残った松も枯れてしまい目標物の無いままどこが高田なのか探しながら道を行くが、ンー、今通り過ぎた広いところがそんな感じ。
Ｕターンしてみるとたぶんそう。というのはところどころに鉄筋のビルがあって、あとはだだっ広い野原のようになっているのみ。全然分りません、何しろ街並みが何にもないもので。

被災直後の陸前高田


被災当時のそのままの校舎が残っていた。廃墟だ。


時間の都合もあり再び気仙沼に戻り、国道45号線を一路海伝いに塩釜をめざす。

【南三陸町　歌津】

これまで走りながら見てきたところは仮にも瓦礫の処分をしてあって、と言っても数か所に集積してあるだけだが
一応住宅基礎を除いては更地になっていたが、ここは違う。瓦礫がガラガラ



写真左側が海、上部工の無くなった橋脚はバイパスのあと。
国道４５号線だけが舗装されて通行に支障の無いようになっている。
全然片づけがされてない。

ここの復興商店街、と言っても観光協会の事務所を入れてたった８軒の仮設ハウスだが、その観光協会の人が言うのには
「ほとんどの家屋が被災して、人は今は仮設住宅にいるが、そこの暮らしが便利なのでもうたぶん（この集落には）戻っては来ないだろう、将来はここがどんなになるのか心配だ」と。何ともやりきれなくなる。悲しい

被災前後の写真が掲げてあったので写させてもらう。

被災前
　上のワシの写真の撮影場所は、この写真の右側にある山の中腹から左方向を撮影したもの。
これらの家が全部無くなってしまった。


被災後


明日は南三陸町からいよいよ石巻へ

続く

おやじ東北へ行く その2

【～11月23日】

仙台空港から海に向かう。
海岸は新規に堤防工事をしている。
応急復旧か、どうも堤防高が低い様だ。気になる。



以前は松の防風林があった様子だが、その松が軒並み陸の方に傾いている。



松の巨木が傾いているのを見ると津波の力の大きさを感じ取れる。



仙台市の南、名取市の閖上地区（ゆりあげ）の復興商店街に立ち寄る。



今日の見学はここまで、今夜は義理の妹の家のある（宮城県でも南のはずれのほぼ福島県境）白石市に泊まることにする。

【11月24日】
白石から東北自動車道で一関ＩＣ経由気仙沼

折角はるばる一関まで来ていながら、世界文化遺産である平泉の中尊寺が目と鼻の距離であるが先を急ぐ。

朝8時30分白石発　気仙沼へは11時40分到着

気仙沼港はいまだ復旧がままならない感じ。
あちこちで復旧工事はされているが
津波のすさまじさを見る。
地元の人たちはもうすでに2年近くたった景色に「見慣れてしまって」いるかも知れない。
そういうことってあるよなあ。










森進一の歌”港町ブルース”の歌詞の碑。復旧など手つかず。それどころじゃないのだろう。こんなもの、あとあと。







ここは元デパートだったのか、津波に流されない建物も一階部分はみなこんな感じ。
かえって取り壊しに手間がかかり、そのまんまの状態だ。






気仙沼、明日も続きます。明日はもう少し奥へ行って、よいこのみんなが報道で知っている所を見ます。

おやじ東北へ行く その１

【11月22日～23日】

町内会長会議が終了して、夜の8時30分自宅を出発する。

新東名・首都高速・東北自動車道を通り、24時00分佐野ＳＡに到着。ここで最初の1泊めの車中泊だ。

11月も末のこの時期では車中泊ではド寒いと思い、自宅から温めてきた湯たんぽが効果を発揮したせいか布団の中は温か、快適に無事朝を迎える。

佐野市と言えば「佐野ラーメン」だ、ここのＳＡのレストランは朝食がバイキング形式となっていて、何と佐野ラーメンもメニューの一つにある。しかし900円も取るので「朝からバイキングもなー」と言うことでフードコートにするが、ここもやっぱり「佐野ラーメン」しかなく（うどんも出すには出すが）醤油ラーメンを食べる。朝ラーだな。

しっかり食べたところで8時20分佐野ＳＡを出発。

12時30分仙台空港到着

海岸に近く、津波に襲われて壊滅的な被害を受けたこの空港は、さすがに復旧が早いのか何事もなかったように綺麗な姿である。

写真は被災当時

地方空港とは言え国際線も乗り入れる空港で、どこかの大赤字空港とは違い、飛行機の発着が多い。ここで昼食。仙台と言えば牛タンに牡蠣だ。空港のレストランで牛タン定食とカキフライ単品をオーダーする。カキフライは普通だが牛タンはさすがに旨い。もう牛タンのとりこ。

空港の周りはまだ全然復旧が進んでいない、と言うか被災した木造建築物などが撤去されていて一面の草原。ポツンポツンと神社の跡や解体を諦めたような民家が無残な姿をさらしている。

複雑な仕組み

【今日の　携帯電話料金システム】

パケホーダイダブル、パケホーダイフラット、Ｘｉカケホーダイ、家族割、スマホ割、梅酒割、（これは冗談）。
　当月ご利用のデータ量が7GBを超えた場合、当月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsになります。なお、別途お申込み（7GB超過後2GBごとに2,625円)をいただくことで、受信時最大75Mbps、送信時最大25Mbps（Xiエリアの一部に限ります）でご利用いただけます。

これはドコモの携帯電話の説明から抜粋

４ＧＬＥＴ，シンプルコース、誰でも割、フアミリー契約。
　"誰でも割"の契約期間2年契約の終了または一時停止の場合におけるブロック、または "誰でも割"の廃止で連続契約が必要なので、9975円の契約解除料がある発生（更新月を除く）に関係なく、あなたが誰でも割に加入しているどのように多くの年の。あなたが割引サービスをキャンセルすることを指定しない限り、それは別の2年間は自動更新されます。

このいい加減な日本語はＡＵ

Ｗホワイト、ホワイト家族２４、ハートフレンド割引、パケットし放題フラット。
　S!メール（MMS）送受信、ウェブ・PCサイトブラウザ(PCメールを含む）・アクセスインターネットプラス・PCサイトダイレクト（Xシリーズ専用）は0.084円／パケットにて計算されます。

これはソフトバンク


おいおい『前』前期高齢者のジジイにはチンプンカンプンだぜー。ワイルドだぜー（これも冗談）

◆今日の晩から東北の被災状況の”物見遊山”に出かけるつもりでいる。
どうせなら、車中泊の車の中でネットにＰＣを繋いで現地の情報を取ったり、このブログを書いたりシヨーかなと（生意気にも）計画し、携帯電話各社の方法や料金などを調べたが、”ゼンゼン無理”。

分らねーんだよ言葉が。しかも例えばドコモ　「今ドコモのスマホを買うと使用料が2年間0円」
えっ、ただ？ただなら思い切って買っちゃうかと思いドコモショップへ行ったらば、0円になるのは基本使用料780円のみ、「何とかホーダイ」のパケット使用量（ゴメン言葉が違うか）が何とかまで5千円ほどで、あとナンチャラとナンチャラ料金が追加されるので
ひと月だとこうなります。と言ったのが確か7千円ほど。

いや、ワシは旅行の時にネットへ接続したいだけなので毎月そんなに払えない、もっと安いのはないか、と聞いたが　ありません。

他人より子どもに聞くのが一番だと、メールで尋ねたらすぐに回答が寄せられたのだが、これを参考によくよく調べたがあんまりピッタリしたのは無い。

他の通信会社のＷＩＭＡＸみたいなところも尋ねては見たが、こちらはこちらで東北の被災地などでは”波”が弱くて繋がるかは不明だという。

◆結論、毎月の利用料金が（定年オヤジには）高すぎてやすやすとは払えないため、出先のネット接続は（車中泊のバヤイ）不可能。
あーお金を欲しい。働いてんならどうにかなるかもだが。

携帯電話の課金システムは複雑でよっぽど勉強しないと理解不能である。

◆今日現在１５ある我が国の政治団体も、言ってることが色々で、さて16日の衆議院選挙にどこの政党の名前を書くのが良いか分らない。今も離合衆参集散しているしで・・・・・・

◆南相馬市に長期出張しているＳＡＬＴ君に連絡を取ってみたが、やっぱりこの連休は帰省するそうで会えないことが分りました。残念ですがしようがない。