【今日の マユツバ】
タイヤ屋の広告をよく見ると「窒素を入れると走りが変わる」の宣伝がある。
タイヤに空気の代わりに窒素を充填すると
① 乗り心地が向上する。
② ロードノイズが減少する。
③ 燃費が向上する。
④ バーストの防止。
と利点が書いてある。良いことづくめで、そうしなければ損、と思ってしまうが・・・・
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e7/ce914caf9fefb9f1b35dd2236f898826.jpg)
ホントにそうなのか?
科学の目で確かめよう。
そもそも空気の成分は何?
空気の78%はなんと窒素なのだ。その他酸素が21%,残り1%がアルゴン、CO2(2酸化炭素)、ネオン、ヘリウムその他などである。
つまり、普通今でもタイヤの中には78%の窒素が入っているのである。
窒素はゴムへの透過率(浸透率)が酸素の3分の1、だからタイヤから空気が抜けにくい、しかも酸素がないからゴムの酸化を防げて耐久性が増す。
となっているが空気中の酸素が21%しか無くて、その21%の3分の1の浸透が少し防げると言う訳だ。
ゴムの酸化を防げるというが、それはタイヤ内面の話であって、そもそもタイヤ自体は空気中にあって酸素に触れているのだよ。
ロードノイズについては、窒素は音の伝播率が低いので走行音が低くなる。というが
ロードノイズはタイヤの溝が回転することによる風切音が大半であって、タイヤ内部の気体のせいではないと思う。
燃費向上については、含有率21%の酸素の、ゴムへの浸透率が窒素に比較して3倍高いのだから、いつの間にか空気圧が低くなってしまい燃費が悪くなる。
別に酸素がシュウシュウ漏れていることは無いので、そんなに気になるならマメな空気圧の点検をした方がよほど効果がある。酸素が全部漏れたとしても21%圧力が低くなるだけでそんなこと実際にはあり得ない。
そのほか、窒素の分子量が28、酸素の分子量が32だからタイヤの重さが違う、という意見もあるが
確かに10gほどタイヤ重量が軽くなるのだがタイヤ全体の重さは10Kg以上なので10gの差が省エネにどれほどのことがあるのか。
レースカーが窒素を充填している(らしい)ことから来ている意見だそうだがあんまり効果はなさそうだ。
★いや、そうでもない、効果はたいへんあります。
タイヤに窒素を入れることで、タイヤ1本当たり525円(消費税込)、4本ならば2100円もの金額がガソリンスタンド又はタイヤ屋に入るのだから。美味しい話だぞ。
それにしても、あの固いタイヤの空気を全部抜いて窒素を100%入れることは、物理的にどう見ても不可能な話だと思うのだが・・・・・てゆうか、「500円払うから俺のタイヤの空気を100%窒素に入れ替えてみい!!!」といじめてみたい気がするのである。
また、窒素ガスを入れたら、その後空気を入れると爆発するんじゃないかと思う学校の化学の時間寝ていたヤカラは、なかなか空気圧の点検を怠りやすいので、適正空気圧が保たれない例が多いそうですよ。
資本主義経済は、『何とかして消費者にいらないものを売りつけよう』とするので良いこのみんなは気を付けよう。
というワシも結構騙されやすい性格なのである。
タイヤ屋の広告をよく見ると「窒素を入れると走りが変わる」の宣伝がある。
タイヤに空気の代わりに窒素を充填すると
① 乗り心地が向上する。
② ロードノイズが減少する。
③ 燃費が向上する。
④ バーストの防止。
と利点が書いてある。良いことづくめで、そうしなければ損、と思ってしまうが・・・・
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e7/ce914caf9fefb9f1b35dd2236f898826.jpg)
ホントにそうなのか?
科学の目で確かめよう。
そもそも空気の成分は何?
空気の78%はなんと窒素なのだ。その他酸素が21%,残り1%がアルゴン、CO2(2酸化炭素)、ネオン、ヘリウムその他などである。
つまり、普通今でもタイヤの中には78%の窒素が入っているのである。
窒素はゴムへの透過率(浸透率)が酸素の3分の1、だからタイヤから空気が抜けにくい、しかも酸素がないからゴムの酸化を防げて耐久性が増す。
となっているが空気中の酸素が21%しか無くて、その21%の3分の1の浸透が少し防げると言う訳だ。
ゴムの酸化を防げるというが、それはタイヤ内面の話であって、そもそもタイヤ自体は空気中にあって酸素に触れているのだよ。
ロードノイズについては、窒素は音の伝播率が低いので走行音が低くなる。というが
ロードノイズはタイヤの溝が回転することによる風切音が大半であって、タイヤ内部の気体のせいではないと思う。
燃費向上については、含有率21%の酸素の、ゴムへの浸透率が窒素に比較して3倍高いのだから、いつの間にか空気圧が低くなってしまい燃費が悪くなる。
別に酸素がシュウシュウ漏れていることは無いので、そんなに気になるならマメな空気圧の点検をした方がよほど効果がある。酸素が全部漏れたとしても21%圧力が低くなるだけでそんなこと実際にはあり得ない。
そのほか、窒素の分子量が28、酸素の分子量が32だからタイヤの重さが違う、という意見もあるが
確かに10gほどタイヤ重量が軽くなるのだがタイヤ全体の重さは10Kg以上なので10gの差が省エネにどれほどのことがあるのか。
レースカーが窒素を充填している(らしい)ことから来ている意見だそうだがあんまり効果はなさそうだ。
★いや、そうでもない、効果はたいへんあります。
タイヤに窒素を入れることで、タイヤ1本当たり525円(消費税込)、4本ならば2100円もの金額がガソリンスタンド又はタイヤ屋に入るのだから。美味しい話だぞ。
それにしても、あの固いタイヤの空気を全部抜いて窒素を100%入れることは、物理的にどう見ても不可能な話だと思うのだが・・・・・てゆうか、「500円払うから俺のタイヤの空気を100%窒素に入れ替えてみい!!!」といじめてみたい気がするのである。
また、窒素ガスを入れたら、その後空気を入れると爆発するんじゃないかと思う学校の化学の時間寝ていたヤカラは、なかなか空気圧の点検を怠りやすいので、適正空気圧が保たれない例が多いそうですよ。
資本主義経済は、『何とかして消費者にいらないものを売りつけよう』とするので良いこのみんなは気を付けよう。
というワシも結構騙されやすい性格なのである。