おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

雄たけび オリンピック

2021-07-31 11:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

【今日の ニッポン】

ワシは子供の頃若乃花(昔の、初代の、朝潮と戦った頃の、若秩父がいた頃の)が好きだった。

大人になって、相撲の仕切りの回数の多さにうんざりして、いつしか「相撲なんてスポーツじゃない、あれは興行だ」と思うようになり、一切見なくなった。

その後、故千代の富士の圧倒的な強さが好きになったが、それはそれ、相変わらず相撲など見なかった。

ところが、ここ数年あれほど嫌いだった相撲をTVで観戦するようになった。各取り組みをしっかりと観ていると相撲にすべてを掛けてきた人生が垣間見えるようになり、力士とその裏側にいる家族や部屋の人々も見えてきた。

引退した舞の海や翔猿、炎鳳、朝の山、遠藤、若貴景、並べだしたらきりなくいるぞ。

これはワシが年を取って来たからかもしれない。

その中でワシが常々感心することがある。それは勝っても心の中はともかく非常にクールなたたずまいのことである。

ただし、横綱白鳳だけは喜怒を出すのを止められない。相撲道の基本を理解していない、のか元々そういった性格なのか。品がない。朝青龍もそうだった。

お相撲に限らず一対一で戦い、勝ったものと負けたもののいる世界で、たまたま勝っただけである。その時の負けた相手方の気持ちをおもんばかることが大事じゃとワシは思っている。

喜びは後でかみしめる又は発散すればよいではないか?

そこで、

日本発祥の柔道はどうか。

世界のジュードーになった瞬間から肉食人種のものとなってしまった気がする。

今度のオリンピックでも、タタミの上で勝者が雄たけびを発するのがとっても不愉快じゃ。

お前が負けたら悔しくてたまらないだろうに、敗者となったら、今までこの舞台で勝つためにこれまでの人生を捧げて来たのに負けるなんて。とんでもなくクヤシーことである。

ワシにはそんな機会も力も無いけれど見ている限りそう思う。

だいたい近代オリンピック発祥の功労者であるピエール・ ド・ クーベルタンは「参加することに意義がある」と言った。

すべての参加者の皆さん、その言葉を忘れてはいませんかっちゅうの!

報道も報道でニッポンの金メダルの行方ばかりを追っている。

1936年、オリンピックベルリン大会で、NHKアナウンサーの河西三省が競泳女子200m平泳ぎに前畑秀子が優勝した時のラジオ実況で「前畑がんばれ」を連呼した。

勿論わしはこのエピソードを先生から聞いて「これはダメな実況の典型だ」と教えられた。報道は日本びいきすることではなく全体の様子を報道することであると。

子供の頃の言葉や考え方は70歳超えの一人の人間のものの考え方・行動までをも規制する。

だから今、TVでニッポン主体の報道をする。つまり、「ニッポン ガンバレ」的な報道をすることは、どうしても聞きづらいものとなる。ゆえに腹が立つ。

 

百歩譲って狩猟・肉食欧米人のするスポーツの、勝った時の雄たけびは我慢もしよう、せめて柔道だけは精神も世界に広められなかったのかと残念でしようがない。

オリンピックのある度にそう思うのだ。つまり2年に一度

いやいや、オリンピックでなくても野球しかりゴルフしかりであります。

こういった風潮はどこの国でもそうなのかしら。田舎の国だけ?

 

 

 

 

 

 


遅まきながらワクチン接種

2021-07-28 17:26:41 | 健康・病気

【今日の 流れ】

漁村市はワクチン接種が遅れている。(個人の感想である)

ようやくワシのような高齢者にも接種してもらえる日が来た。

少し早めだが予約時間の20分ほど前に会場に着いた。

まずは受付で、必要な書類がそろっているか、本人か、の確認が行われる。

画像のブレているところが緊迫感が出ている。  高齢のために手が・・・手が

受付のあとは、流れるように問診やら再度の確認やらがスイスイと行われた。

ぼーっと、なんも考えることなしに、A4サイズの紙に表示された大きな番号札を持たされて待っていると、番号で呼ばれてどんどんと進んでいく。

考えるにネットやら電話での予約が一番面倒だったかも。

スイスイ、    あっという間に問診・接種のためのブースに呼ばれる。

入り口で「アルコールは大丈夫でしょうか」と聞かれたので

「沢山はダメですが付き合い程度ならやります」と下戸なのに見栄を張って答えたら笑われた。

なんだ。「あなたは晩酌を今夜するおつもりか?」じゃなくて注射前のアルコール消毒のことかいな。

そりゃあそうだよな。「はい、大丈夫ですよ」

ここでもまた失敗。

これは実話である。

カーテンの中に入ると白衣の医者が「そこにどうぞ」と椅子をすすめてくれる。

殆ど予診票を見もせんで医者が「では打ちます」と言った。

ワシは「いよいよ打たれちゃうのだ」と身構える暇なく、

左に坐っていた(か、どうか立っていたのかも)看護師風の(実は何を隠そう注射ベテラン)が、左腕に素早くアルコール脱脂綿でひと拭きするがいなや接種した様子である。チクンとも感じなかった。本当にお注射したのかい?

ブログ用に、その瞬間を自撮りしようとスマートフォンを片手で持ったが全然撮影している暇はない。どうしてくれる。

そのあとは、椅子がずらりと並んでいる接種後の待機場所に移動して15分チンマリと坐って、今ではすっかりお馴染みとなった静岡県の担当者の後藤幹生さんのビデオを見ながら、時の経つのをただただ待っていた。

既定の時間が来たので立ち上がり、帰り口の職員に時刻を書いた付箋を見せて放免される。

あっという間の約45分でありました。

何か運転免許証の更新のビデオを見たのち警察署玄関を出たような感じがした。

接種から約3時間余りたったが体に変調は一切ありません、本当に打ったのか?

今朝の様子:無事目が覚めて生還した思い。左腕がちょっぴり筋肉の硬度が増したのを感じた。

 

 


車の窓が開かん

2021-07-25 08:24:16 | 日記・エッセイ・コラム

【今日の 赤っ恥】

車の左右のドアの窓を上下するスイッチが壊れた。

もとい、左側の窓ガラスだけ上下しない。

 

以下、左側のドアの窓ガラスだけの話をする。

ドアに付いているスイッチの操作は、運転席側でも助手席側でも可能だが、そのどちらも操作を受け付けない。

これは壊れたな。

写真は運転席側の窓ガラス操作パネルだ。

AUTOと表示があるのが右側すなはち運転席側の窓ガラス操作スイッチ。これは稼働する。

問題はその下側(手前側)のスイッチで、これをどんなに動かしても左側、すなはち助手席側の窓ガラスはウンともスンとも言わない。

ワシは考えた。

そして浅はかな結論

 

パワーウインドウのヒューズが飛んだのだろう、「飛ぶ」と言うのは切れたという意味な。

そうだそうだ!そうに決まってる。

さっそく運転席の下側に潜り込んで、ヒューズボックスを探して、新品のヒューズに切りかえる。

ダメ!!そもそも変える前のヒューズも切れてはいない感じ.

・・・・

では、何か?

・・・・・

まったく分からねえ。

・・・・・

しいて言うならば、左ドアのウインドウ・モーターの故障か?それとも配線の断線か?

(実車はマイナスの配線はありません。ボディーそのものにバッテリーからのマイナスが結線されていて、配線はプラスのみです。なんて合理的だ)

これだと判断してだな。

 

さっそくSUZUKIの工場に電話すると・・・お盆じゃないけど混みあっているという。

修理はとにかく後日にしても、今から診させていただきます。ということで

その日の夕方車を持って行った。

 

さっそく診断していただいたのだが

ああ、恥ずかしい結果だった。

子供がいたずらしないように

特別なスイッチがあったのだ。

こんなの特殊では無くて、パワーウインドウ付きの車ならどれにも付いている。

上の写真の一番前方の、ウインドウに✖マークが表示されているスイッチだ。

ああ、知らなかった。・・・・・これはすべての窓をロックするスイッチだと思っていた。

チャイルドロックだったとは・・・・

係員が、お客が大勢いる中で説明したので居合わせた皆さんに聞こえたのだろう。恥ずかしいったらありゃしない。

ワシは常に出来るだけ丁寧な応対を心掛けているが

その時は恥ずかしいが先立ち、ろくにあいさつもできずに車に飛び乗って家に帰ってきた。

反省しています。

 

ここで思い出した。

電化品のアフターサービスで一番多いクレームが、電源が入っていないで「壊れた」と言ってくることらしい。

その時「お客様電源は入っていますか?」と聞くのはダメな対応だということだ。「お前それは失礼じゃないか」

正解は「お客様、まず電源コードをコンセントに入れ直してください」と言うらしい。

これで相談は解決。

スズキも「お客様、パワーウインドウスイッチの前方にある、窓に✖マークの付いているスイッチを2度ほど押してみてください」

これで、ワシのようなバカが、この忙しいのに工場に夕方来てもらい、一応コーヒーなどうやうやしく出して待たせて・・・・「なんじゃあ、スイッチが押されているじゃんか」

「お待たせいたしました、このスイッチを押されるとこのような症状になります」

なんてクソくだらないことに時間を取られないこととなるぞ。

 

あああ、ワシともあろうものが、電化製品やら車やら家やらなんでも直してしまうので、それを知っている人々から「一家に一台欲しい」と呼ばれているワシがこうなのだ。焼きが回った、らしい。

 

 

 


オリンピックの記念切手

2021-07-23 11:20:44 | 日記・エッセイ・コラム

【今日は 開会式だぞ】

1964年のオリンピックを見たワシは

なんとも淋しいオリンピックだこと。と思う。

そこで昔の切手をお見せして当時の盛り上がりを少しでも感じてもらえたら、と思う

「第18回オリンピック競技大会」という名称だったのだ。

分かりにくいが10円の額面が右下に印刷されている。

隈研吾の設計した現在の競技場よりも数倍華やかな場所であったぞ。

右側の一段と高くなっているところの先端に聖火台があり、最終走者の酒井義則君が階段を駆け上がった姿を昨日のように覚えているワシである。

5円切手。

たぶん封筒は10円で、葉書が5円ではなかったかと思う。

下は今朝の新聞と記念切手とを一緒に撮影したもの、後世に残るなあ。

当たり前ならば、でかでかと一面に開幕を伝える記事があるものだが

「小林氏を解任」などと言うシャレにもならない記事が一面だぞ。

誰も責任を取ることのない政府・JOC・組織委員会だ。

ニッポン狂っている。

ワシの小中学生時代は一枚づつ切手を買うのが精いっぱい。

これでも頑張って貯めたものだ。

5+5と言うのは5円を寄付し、葉書のために5円を使う。ちゅう訳

「寄付金付き切手」で、当時は何かというとこうした仕組みがあった。

印刷技術はたぶん今と比べると低いのだろが当時のワシらはこの切手を喜んで集めたのだよ。

使われなかったから郵政省はボロい儲けだ。

開会式は今夜だがフィールドは密だと思う。

国民が開会を望まないおかしな五輪の始まりだ。

なあにそんなこと言っても始まれば打ち忘れて応援するに決まってる。菅

森も出てきそうだがどうかなあ。

あれが日本の終わりの始まりだった。ってことの無いように希望する。

 

 


コンビーフのあとはトマトカレーを作ろう

2021-07-16 16:26:27 | 食・レシピ

【今日の コンビーフづくり】

先ずはコンビーフ

コンビーフとは、英語表記にすると「Corned Beef」コーンドビーフ。「Corn」は粒状の粗塩で「Corned」は、塩漬けという意味。「Beef」は牛肉。つまり「塩漬けの牛肉」と言う意味らしいぞ。

なんで缶の形状が台形かと言うと、詰めやすいから、空間が出来にくいからだそうな。台形の広くなっている方が上と言う考え方だ。でもね後に続くものが出なかった。なんでか。

ワシは缶詰は無理だが、ポリ袋に入れて冷凍保存する予定。

なんも缶詰でなくても良いのだ、柔軟な発想が大事だ。

牛モモ肉を買ってきた。

このままでもおいしそう、何にも好き好んで加工しなくても。このまま食えば。

いやワシはコンビーフ作るのだ。  かたくな。

連れ合いが必要な分をあらかじめ取り、残り450グラム。これを使う。

鍋に、塩、砂糖、黒コショウ、コリアンダー、ロリエ、マスタードシード、クローブと水を入れて、ひと煮立ち

そして冷ます。

ビニル袋にこれらと、牛モモ肉と玉ねぎスライス、セロリ、ニンニク、ニンジンスライスを加えて

空気の入らないように密閉して冷蔵庫で1週間。

冷蔵庫から出して、ビニル袋から出して

大鍋に入れて塩抜きをする。

その間こまめに味見をして「これで塩分の具合は良しっ」となったら鍋から引き上げる。

鍋に水、長ネギの青い部分、スライスニンジン、セロリの葉、ニンニクの潰したもの、牛脂、それに塩出ししたばかりの牛肉を入れてコトコト3時間ほど煮る。(普通のねぎを間違って買ってきた)

ワシは圧力鍋を使用したので時短できたぞ。

◆ 火を止めて粗熱を取る

◆ ボウルに入れてほぐす

ブラタモリと言うNHK土曜夜の人気番組で、タモリが好きな地質の一つ「柱状節理」が現れる。

(ここで一言:タモリは地学について詳しいなあ。以前、静大の先生をはじめとした静岡地学会の人たちの会話を聞く機会があったが、あえて「会話を聞く機会」と書いたがその通りで「会話をする」などと不遜なことは出来なかったからだ。    その地学に一生を捧げているような先生方が、タモリのことをほめていた、そして「ブラタモリ」と言う番組で、普段、日が当たらない地味な学問である地質や地学のことがとり上げられるのでありがたいと会話していた。  のを黙って聞いていたことがある)

これはまさしく「コンビーフ」だ。 試食してみると おいしい。  上出来上出来。

コトコトと牛肉を煮た残りの湯は、まさしく牛肉その他の野菜のスープである。

これを捨てちゃもったいない。SDGsの精神に反するぞ。

このおいしいスープでカレーを作る。

 

【今日の トマトカレー】

角切りにした牛肉を奮発。これを表面に焼け目が付くまで炒める。

カレーにする玉ねぎは、うんと細かく裁断してきつね色になるまで炒めるのだが。

今回はそれは省略。ザク切りの玉ねぎを簡単に炒める。

牛肉のスープにこれらを入れて

カレー粉を入れて

やっぱりジャガイモとニンジンは欠かせない。田舎カレーだからさ。

 

トマトホール缶イタリア製(安い)を開けて

火が通るまでコトコトして

出来上がり

いつものカレーと異なり、ちょっぴり酸っぱくて、結構辛いカレーが出来ました。

2人家族だから何度も食べられる。ウェルシュ菌が怖いので食べ終わるとそのたびに急冷し、冷蔵庫に鍋ごと入れる。

結構面倒だがマメにやっている(これは連れ合いの役目)

すましてお洒落な具の無いカレーを知らんこたあ無いけど。

これぐらい具があった方がワシは好き。淋しいじゃん。

コンビーフとカレーの素敵な関係でした。