おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

蓄音機時代のレコード

2012-09-27 09:41:38 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 古いもの 再び】

出てきた出てきた、レコードだ。
物置の奥から出てきました。昔母の在所で「もう捨てる」といったものをワシが貰ってきたのだ。
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きったない木の箱に突っ込んであったので、もう全面的に埃まるけ。
風呂場で洗って干したところ。全部で35枚、どういった材質かわからないがとにかく重い!全部で7.5Kgもあった。

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直径25cmもあるのに片面1曲だけ。この写真のレコードを良く見ると分るが文字が右から書いてある。
タイトル「なすまやしかや話世」左読みではもちろん読めないが
右からでも意味不明。歌っているのは市丸と言う昔の芸者。
B面は「「なば出の水・病いたひ逢」と書いてある。「水の出ばな」ってなに?

ではもう一枚

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これは「夜月根利大」歌っているのは「夫義端田」しかもレーベルには本人の写真つき。「歌行流」であるぞ。

紙のレコードジャケットも面白いぞ。

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このジャケットは「社会式株器音畜ルードリポ本日」のもので浅草の芸者「〆香」(しめか)の歌だ。
「込吹氣電式ーァフリポ」と誇らしく書いてある。

今は無い(こんなレコード会社知らんかった)「社会式株器音畜本日大」「ドーコレートッニ」だそうだ。

その他「ドーコレ クチーョシ」と「アビムロコ」もあり面白い。

これらはみんな明日川越し市の博物館へ持っていくつもりだ。はたして貰ってくれるものか。

あー、最新のPCで文を右から書くのは疲れます。
マイクロソフトさん「よいしほてっ作をドーワき書右」

青空球児好児の往年の漫才
「よきすがたなあ」「よもくぼ」「れそいかとんほ」を思い出しちゃうぜ。

ホントに疲れました。
「いましお」








1週間と10日のご無沙汰でした

2012-09-25 14:10:38 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 古いもの】

やあやあ、ブログサボること17日、玉置宏ではないが「1週間と10日のご無沙汰でした」です。(ロッテ歌のアルバムを知ってる人は相当年齢がいっててくたびれてるぞ)

家の方で母親がらみのごたごたがあり、しばらくブログることが気力的にムリーになってたのでお休みしました。毎日読んでいただいている方々にはお礼と同時にお詫びいたします。

さて、物置の片づけをしました。この前片付けたのは、昭和57年の台風17号で我が家が被災してしまい、その時やむなく片づけをしたのでそれ以来の出来事です。

出てくる出てくる不用品
その一部を紹介しようと思う。

まずはこれ

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懐かしい「ざる」だが、うちではこれを『ゆとり』と言っていた。縁が竹で本体は金網、結構丁寧に作ってある。

『ゆとり』を広辞苑で引くと、
【ゆとり】船中に溜まった淦(あか)をくみ取る器、入浴後しずくを拭い取るために身体につける衣。ゆかた
とある。

どこにもざるのことだとは言っていない。確かにこれを我が家では『ゆとり』といっていたのに、うちだけ言ってたんか?

次はご存じこれ

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木材または藁利用の炊飯器。通称『お釜』。
今では、男なのに女に(女のように)なってしまった気持ち悪いヤツのこと、と使い方が変わってしまった哀れな道具。

次はお釜と同時に使われていたこれ。

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『御櫃(おひつ)』だ。
ぞー印㈱が炊飯ジャーと言う、まことに便利なものを売り出す前にどこの家庭でも使われていた品物。

こういった類のものは現代では全く使われなくなって、今はまことに不必要なものであるが、どうも捨てにくい。
(いや、御ひつだけは鞠子の丁子屋でとろろ飯を盛るのに使っているが。)
しかし、要らんものは基本的に置いておいてもしようがないので処分しようと思うのだ。

で、川越し市の博物館へ電話して恐る恐る「貰っていただけませんか」と聞いた。

近頃は小学校の授業の一環で、昔のこういった道具を児童に見せて「昔はこのようなもので食事を作っていたのだ」と教えるそうなので数があっても貸出するので欲しいようである。

近日中に電話があるそうなのでそうなったら博物館に寄付することにする。
これで、古いものを簡単に捨てないで済むのでワシは嬉しいのだ。免罪なのだ。

こういった小学校の教育を『ゆとり』教育という。






幸福駅、知ってますか?

2012-09-13 17:11:59 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 古いもの】

わけあって、今母親の部屋の片づけをしている。
出てくる出てくる古いつまらんもの、なんでも「とっとく」性格は母親ゆずりであるが反省しなけりゃあ。

で、これ、愛国駅から幸福駅行きの切符70円也、昭和50年2月14日付け。
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当時はなぜか全国的なブームになり、日本人なら知らぬ人はいなかったんじゃあないかなあ。

ウィキで調べると

◆「愛の国から幸福へ」ブーム

この駅は一部の旅人に注目されていたが、1973年3月、NHKの紀行番組『新日本紀行』において『幸福への旅 ~帯広~』として紹介されたことから知名度が上昇した[注 3]。
周りの駅は相次いで幸福駅までの乗車券を増刷し、幸福駅付近の商店も入場券の販売をするようになる。特に幸福駅より二つ帯広駅寄りの愛国駅と併せて、「愛国から幸福ゆき」という切符が一大ブームとなる。1974年にはこれを元にした歌「愛の国から幸福へ」(歌:芹洋子)も登場した。前年には7枚しか売れなかった愛国-幸福間の切符が、この年は300万枚、4年間で1000万枚も売れた。観光客が多数訪れるようになり、待合室の内外に利用者が名刺や使用済みの定期券などを記念に残すようになったのもこのころからである。
隣の大正駅を始めとして広尾線には愛国駅など縁起の良い名を持つ駅が点在しており、これらの駅との間の乗車券も活発に発行された。例えば「大正駅 - 幸福駅」で「たいそう幸福」といった具合である。あるいはそれらの駅相互の間でも「新生駅 - 大樹駅」などの切符が人気を集めた。
しかしこのブームも広尾線全体の営業改善にはあまり結びつかなかった[注 4]。最末期は一日片道6本という同線の便数の少なさもあって、この駅を訪れる観光客自体観光バスやレンタカーを利用することが多かった。同線は1984年に第2次廃止対象特定地方交通線に指定され、1987年2月2日をもって幸福駅は広尾線とともに廃止となった。

◆縁起もの入場券のブームへ

幸福駅は当時に始まり、現在もなお継続する縁起の良い駅名の入場券・乗車券を求めるブームの嚆矢となった駅であり、全国のローカル線やローカル鉄道会社に記念入場券で収益を補うという新たなサイドビジネスを提案することとなった。幸福駅の事例により全国の縁起の良い名前を持つ駅、たとえば学駅・妻駅・真幸駅・学門駅などが入場券をアピールしようとするのである。そして松浦鉄道の大学駅やくま川鉄道のおかどめ幸福駅、南阿蘇鉄道の南阿蘇水の生まれる里白水高原駅など、特に第三セクター鉄道において、入場券の販売を目的とした新設駅の駅名選定あるいは駅名改称なども起こっている。

母親もこのキーホルダーを持ってたんだ。
しかも、2月14日はセントバレンタインデーだよ!
1975年当時はバレンタインデーはブームであったかどうか
そこでバレンタインデーを再び「ウィキ」で引くと・・・・
◆最初に神戸のモロゾフがCMを売ったのが1936年とあるが、
『1970年代後半に、女子が男子に親愛の情を込めてチョコレートを贈るという「日本型バレンタインデー」が社会に定着すると・・』
となっていて、1975年当時は2月14日がそういった特別な日か、なかなか微妙だ。

謎は深まるばかりである。

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どう?思い出した?
位置はここ
今はバス路線の表示だ

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現在は駅舎が保存されているのだと。

Photo

この幸福駅ブームで幸せになった人は・・・・・・・

キーホルダーを日本中に売った人である。




アガチス

2012-09-11 18:59:08 | うんちく・小ネタ
【今日の 珍しい木】

建築関係者なら誰でも知っていると思うが、建築の建具など造作材料に近年はアガチスという木を使用することが多い。
さて、このアガチスだが日本に2本しか生えていないらしいことまでは・・・・・知らんだろー。

一本は長崎市の出島、もう一本は静岡市にあるのだ。しかも御覧の通りの大木。しかも分布は東南アジアニュージーランド、ニューカレドニアなど、このため静岡市は北限ということだ。

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◆ここでアガチスの説明を(財)日本木材総合情報センターのHPから引用すると・・・・

・・・・20種あり、マライ、フィリピンを含む東南アジアを経て、ニュージーランド、さらにフィージー、ニューカレドニアなどにも分布しています。国によっては造林されています。上述したように分布範囲が広く、国によってこの類の木材に対する呼び名が違っています。東南アジアの国々の例を主として表に示しました。フィージーでは、まだ直径が大きく2メートルをこえるようなものが出材されています。この類の木材は、年輪があまりはっきりしていないのと名前が日本の針葉樹のそれとかなり違っているため、広葉樹ではないかと思う人が多いようです。日本の市場では、ナンヨウヒノキと呼んだり、ナンヨウカツラ、シンカツラなどと商品名をつけていることが多いので、馴れないと混乱することでしょう。

■木材
心材の色は桃色を帯びた淡灰褐色ないし淡黄褐色などで、均一ではなく、辺材は淡灰褐色で、両者の差はあまりはっきりとはしていません。しばしば、アテ材がみられ、乾燥した際、その部分が割れたり、大きく収縮したりします。また、大きな節が出ます。耐久性は低いので、水湿のあるような処での用途にはむきません。 年輪がはっきりしていませんので、肌目は精です。加工は容易です。気乾比重は0.52です。

■用途
建築、建具、家具など。建具としてはドアがよく知られています。家具では、机などの引出しの側板に用いられます。(カツラが、かつてはよく用いられ、その代用ということでナンヨウカツラというのでしょう)。

で、なぜここ静岡市にあるのかというと・・・・

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徳川最後の将軍、徳川慶喜が静岡に隠居した時の屋敷が今の「浮月樓」であるが、ここに江戸時代、九州の大名から寄進されていたのである
そののち静岡に東海道線が開通し、汽車の騒音を避けるために慶喜は紺屋町から西草深に転居したそうだ。その後このアガチスの木が移植されたようである
歴史的にも学術的にも貴重で珍しい樹木である。

具体的な場所は浅間神社の南東にマンション「アガティス西草深」があるがその南面に存在する。






不発弾

2012-09-10 08:35:19 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 危険】

8月21日のニュース。
青森県東通村の下水道工事の現場で不発弾が見つかった。
直径25cm、長さ120cm。工事業者から連絡を受けた職員2人が抱えて車に運び、1km離れた防衛相の下北試験場へ運んだという。
警察への通報も忘れたので住民への避難指示もなし。
職員は「危険なので車ごと置いていって」と言われ、初めて事態の重大さに気づいたという。

みんなも注意しよう。

ワシのシャレも不発に終わることが多いな。・・・・・・・・・なんのこっちゃ。