おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

橋のミステリー

2014-05-31 08:45:58 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の ワシらワカンネ】

先に橋の構造を図で示しておくことにする。
これから話すのは橋の下部の構造の話である。
橋の両端にあるのが橋台(きょうだい)、橋の中間にあるのが橋脚(きょうきゃく)である
橋本体は桁(けた)または橋桁(はしげた)と呼ぶ。

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先日、例によってワシの同僚の「原の漁師」クンと橋の調査に出かけたのだが
こんな橋を見つけた、何気なく通り過ぎてしまう田舎の橋だが、よく見ればミステリー。

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この橋は3径間の橋だ、つまり橋が3本で川を渡っている、橋台が両端にあって橋脚が2本で出来ている橋である。
橋げたをよく観察すると、手前の橋げたが新しい。向こう側の2径間の桁はうんと古い。
古い方の欄干(らんかん)を見てみると。

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古い方の欄干と新しい方の欄干は作りが違う。
どうも手前のものは後で作ったようである。
いや、そうに決まってる。

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古い方の欄干は昔のものらしく「手が込んでいる」
手前に見えるカマボコを輪切りにしたような、がっちりした柱は欄干の終わり(または始まり)を示すもので親柱(おやばしら)と呼ばれるものだ。
親柱の側面には橋の表札と呼ばれる「橋名板」が付いていたような楕円形の跡がある。

この橋は向こう側の2径間部分を作っておいて、後に川の改修で川幅を広げたのでそれに合わせて手前側に橋を1径間足したのではないか。と判断したいが・・・・・・・

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それなら古い方の橋の手前側、今は橋脚になっている所は元は橋台だった訳で、写真で見るような橋脚ではなかったはずだ。

「原の漁師」クンと検討したが、「元は橋台だったものを、橋げたをジャッキで持ち上げて、邪魔にならないようにしておいて、そこの個所の橋台を取り壊し、代わりに新しい橋脚を作ったのではないですかねえ」と言う。

「えー、そんなしちめんどうなことをやるかえー?、金もかかるし」とワシ。

「始めから河川の改修に合わせて、2径間の橋だがあらかじめ橋台でなく橋脚形式でつくっておいたのでは?」それも不自然だ。

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経験の浅いワシらには解答が見いだせなかった不思議な橋であった。

田舎のこととて付近にいきさつを聞くことのできる人はおらず。
草刈りをしていたおばちゃんがいたが、聞いても「お嫁に来る前の話で私は分らないよう」と言われるのがおちだ。

◆急募
このことを知っている方、または知っていそうな人を知っている人、
又は、ワシらの疑問に解答できる人、募集しています。

今日の話はちっともワカンネ、という方ごめんなさい。説明(表現)が難しいのですよ。





サラダドレッシング

2014-05-29 19:08:58 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の あるある】

サラダドレッシングは、本当は自分で作るのが、
栄養価の点でも添加物の点でもお財布の点でも、
一番良いことは分っているつもりである。

しかし簡便さの点では市販のものに太刀打ちできないと思う。


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近年、種類が豊富になってきた。

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これはごく一般的なサラダドレッシングの瓶である。

◆今日の ここが困る

蓋を開けて使おうと傾けると、ドレッシングの粘度が高くてなかなか中から出てこない
ウーン、もっと傾けなければ出ないぞ。
と思い、必要以上に傾けると
ドクドクドクと一気に出てくる。
もったいないほど出る。クヤシー

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それは何故かと考えると
瓶の口が広すぎるからだ。

◆昔聞いた話
味の素をもっと売れるように社内で検討した時
広告費をもっとたくさん出せ、とか定価を値下げしろ
などといろんな意見が出たが、どうも決め手に欠ける。

採用された一番いい案は
「瓶から出る穴を大きくする」だったそうな。

◆サラダドレッシングの瓶は、これ以上広くならないほどに口が開いている。








ある晴れた日に

2014-05-28 11:29:01 | 日記・エッセイ・コラム
【昨日の おかしい人】

昨日の朝は、明け方まで降っていた激しい雨もすっかり止んで
初夏のようなすがすがしい天気になった。
今日も日中暑くなりそうな予感。

通勤途中ふと気が付くと
ワシの前を、傘をさしている人が歩いている。
しかもどう見ても男

この気候だから紫外線の防護のために
女の人が日傘をさしていることは分る。

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しかし、男だぜ。
いやワシは決して男女雇用機会均等法を批判するわけではないが。
女じゃないぜ。
雨でもないのにビニール傘とはこれいかに。

分った!
昨日の帰りに雨がポツポツしてきたので家まで傘をさして帰ったが
その濡れた傘を乾かすために、恥ずかしながら職場までのあいだ広げているのだろう。
その方が合理的だ。ウン、なるほどね。(勝手な解釈です)

まあ、他人がどうしようと迷惑でなければ構わないけれど。

これはブログネタだと携帯電話のカメラでシャッターを押した。

ネタを提供してくれる人は好き。





スターチス

2014-05-27 21:34:51 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の いただきもの】

ワシの演芸の園芸の師匠である、藤の花市のやまちゃんが
わざわざ電車通勤のワシの職場に迎えに来てくれて
スターチスをあげるという。

一も二もなくワシは「うん、ありがとう」

師匠の親切に、これっぽっちの遠慮もなく気持ちをいただいた。

師匠の家は屋敷が羨ましいほど広く、そこにバラや今日いただいたスターチスをはじめとした花卉、それに野菜で一杯になっている。全部自分で丹精しているという。これでは休日は忙しいだろう。

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スターチスだけでこれだもんね。

「欲しいだけ切っていって」と太っ腹な気持ちにワシはぜんぜん遠慮しないで答えたのだ。

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◆スターチスとは何か、ウィキで調査すると
 ハナハマサジ(学名:Limonium sinuatum、英名:Wavyleaf sea-lavender)は、イソマツ科イソマツ属に属する多年草または一年草で、イソマツ属の中では、最も広く栽培されており、半耐寒性の短命な宿根草である。
 別名でもあるスターチス(Statice)は、イソマツ属の旧属名(シノニム)であり、現在では植物学上の呼称変更により、リモニウム(Limonium)と呼ばれることが多くなった。

という事であった。
イソマツ科イソマツ属ハナハマサジという言いにくい名前だ。しかも今はリモニウムと言う元素のような呼び方をするらしい。

イソマツなんてねえ、おそまつならシェーと右足右手左手を内側に曲げるのだが・・・・イソマツ・・・・案外、芸者の名前みたいだ。

遠慮しないで切ったので電車で帰宅するのに重くて重くて、ワシは担いで帰ったのだ。

沢山あるから妹にもおすそ分けしようと連れ合いが言った。
さんざん楽しんだ後はドライフラワーにして楽しめる。
1粒で2度おいしい、まるでグリコのような花。

師匠、どうもありがとさん。




パンクの直し方

2014-05-26 19:41:45 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の パンク顛末記】

えーと、パンクの直し方というタイトルにしたが、これから話すのは、
正確には、パンクしたタイヤをスペアタイヤに交換する話である。

5月17日号で、橋梁の現場調査へいった時に、ずいぶんな山奥で突然のパンクにあった話を「追記」したが
もちっと詳しく聞きたいという読者が現われたので書いてみようと思う。

5月17日号もう一度読みたい方はここ

異音がして、車の挙動が不自然になった。
運転していたのは車にもウルサイ「原の漁師」
さっそく止めて確認すると左前輪がパンクしている。

慌てず騒がず二人でタイヤ交換を始める。

幸運なことにスペアタイヤはあった。しかも幸運なことに空気圧も正常。
工具はといえば、タイヤの留めねじを外すナット回しとパンタグラフ型の(これは通常型)ジャッキがある。ではそのジャッキを動かして車を持ち上げるための「ジャッキハンドル」は?
その工具が無い!!

どうする?ワシ。
どうする?原の漁師

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◆解説:
写真右側が車載ジャッキ、左側にZ字型のクランク棒みたいなのがジャッキハンドル。
このようにジャッキハンドルの?の形をしている箇所をジャッキの端っこの穴に突っ込んで
ハンドルをくるくる回すとジャッキの上部が上に上がり、それに伴い車体が持ち上がり
タイヤを外すことが出来るようになっているのだ。

で、このジャッキハンドルが無いという事は・・・・・・・
ジャッキの軸が回らない、軸が回らないという事は・・・・・・・・・・風が吹くと桶屋が儲かる的な話であるから中略して・・・・
パンクが修理できなくて、ワシら2人は家へ帰れないことになるのだ。

家に帰れないという事は・・・・・・・・・・・もうやめ!


ワシらは、かなり真剣にジャッキハンドルの代わりとなるものを求めたのだが
なにせ山ん中、木の枝の枯れたのと砂利しか落ちてはいない。

おっと、良いものがあった。
今朝、庶務のイソちゃんにワシが注文してあったものが届いていたのだ。
それはこれ

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点検ハンマー、または検査ハンマーと言って橋梁が錆びていないか、ボルトはゆるみが無いか、コンクリートはボロボロになっていないか、などを叩いて調べる道具だ。

これをジャッキの軸に突っ込んで回すことにした。

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※この写真のジャッキと点検ハンマーは、当時のものではなくワシの家で再現したものです。

専用のハンドルではないので、一回当たり少しの角度しか回せない、しかも力がいる。しかも柄が木製なので折れたらおしまい。
2人で代わりばんこに回してやっとタイヤを外せるだけ車が持ち上がった。

こんな顛末で我々は5時ちょうどに職場に帰ることが出来たのであった。

それでなければ、点検ハンマーが朝届いていなければ、
消防団の山狩りのお世話だったかも。
(この部分、想像をかなり歪曲していますことをお許しください)