おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

海底をのぞこう

2018-11-30 16:30:55 | 旅行記

【今日の グラスボート2種類】

まずは、石垣島の西北にある川平湾(かびらわん)のグラスボート。これに乗ってサンゴを見に行く。

日頃の行いが良いので晴天で全くの夏模様。海がきれい、は沖縄ならどこでも、住んでりゃあ慣れちまって特にどうってこたあ無いかもね。

海がきれい、よりもワシは浜のきれいなのに驚くのだ。ごみが無い。なんで?

普通、流れ着いたごみはあるでしょう沖縄だって。不思議だす。

浜に入船で乗り上げているこの船に舳先から乗り込むのだ。

定員35人にワシらグループ21人。

オレンジ色のTシャツを着た人が船長兼ガイド、若いのに一生懸命でワシらは気持ちがいい。

船の右と左とに分かれて乗る。真ん中の空間の底にガラスが貼ってあってそれを通じて海底をのぞくという仕掛け。

酔っても大丈夫、すでに下を向いているから簡単に吐ける(これは冗談)

ガイド兼船長が、立て板に水の勢いで、次々とサンゴの種類の名称を教えてくれるが

こちとら素養の無いせいか全く理解不能、頭に入らない。たぶんみんなそうだろうとは思うが。

ナントカサンゴ。

オット、ナントカウオがいますね。熱帯魚と言いますアハハ。

「ニモ」が少し体を出しました。アッすぐに引っ込みました。なかなか姿を現しません。

見えた人は運の良い人ですよ。

写真中央の(これはイソギンチャクだそうな)とは思えないような、イソギンチャクの中央にチョッピリと顔をのぞかせているニモ。

一生懸命にガイドしたので予定時間を大幅に延長してしまったそうだ。(船長談)

船名のグルクンとは沖縄の県の魚だそうな、どこでもなんでも「グルクン」がある。

次は日本で船酔い率ナンバーワンの呼び声が高い与那国島の海底地形を見に行く。

この船じゃ。

高速半潜水艇ジャックスドルフィン号であります。

向こう側に見える船だ。

乗り込むとこうなっている。

 

船体中央の白い台状の所に横向きで腰掛けるようだ。

中央部に斜めの箱があるがここが階段になっていて船底部に降りることができる。

目的地は先なので、それまでは外気にさらされながら外の景色を観光する。その方が酔わないだろう。

港から出た瞬間から船は前後左右に激しく揺られ「今日はやめた方が良いんでないかい」と心の中で思う。

それでも日本最南端の西崎(いりざき)を回って約30分ほどで目的地のふしぎな海底に到着する。

さて、船底へ降りて海中探索をしよう。連れ合いが酔わなければ良いが。

 

ガラスの窓の向こうは海中だ。

この船の断面図はワシが想像で書いたぞ。

なるほどです。

自然にできた地形か、人の手による遺跡が沈降したものか、自然の地形を人が加工したのか

今のところ学会でも片が付いていないという不思議な地形でありますぞ。

この観光船の、遺跡に関しての方向性は「海底遺跡」という見方をとっているようだ。

ワシには人為的か自然か全く判断が付きかねる景色が海の底にあるだけ。

サービス精神旺盛な船長(ガイド)が、船上の割れたスピーカーで、かつ、だみ声で怒鳴ってガイドするので

せっかくの遺跡?探索がよっく分からなかった。「左舷にガラガラ何とかが見えてきました」だの「右舷に見えますのはガラガラガラでございます」

すみませんです。ワシら岩を見ただけです。亀の岩も中央道路とやらも、何とか階段も、よお分かりませんでした。残念でした。

島を右舷に見ながら帰路につくのだが、再び西崎を回り込んで港に入港するまでの間は

まじめな話、転覆すると思った。

駿河湾の冬の西風で釣船が時化られるが、あんなもんじゃない。

釣りの連中はライフベスト常用だが、

この観光船、観光船だぜ、観光客は年寄りばかりで、若い人でも50台の男一人、後は60台多数、80歳の女性もいる。

ライフベストの位置は最初に聞いたがどこにあるか忘れた。万一の場合はどうするのかねえ。死ぬな。着てても死ぬかもね。

たいがい3人は酔うのだってさ。ワシらグループは1人が少し軽く酔った様子。ツエー。

船を降りてから、だみ声の船長に聞いたところ、涼しい顔で「冬はこれが普通です」だって。大丈夫かねえ。

 

 

 

 

 

 

 


分解教室

2018-11-25 19:34:49 | 日記

【今日の 科学館】

一昨年初めて開催して、その様子が良かったので今年度も開催した分解教室。

夏ごろから準備を始めて本日開催した。

参加児童20名(うち一名は欠席)同じ人数だけの先生(科学館のボランティア)

分解するもの、ノートパソコン、ビデオデッキ、一眼レフカメラ、小型ラジオ、扇風機、DVD,ドライヤー、空気清浄機、カセットテープデッキ、電話機、CDステレオ。

思い思いの機械に児童が張り付いて分解作業を始める。

前回は先生が1名児童が2名の配置だったが、今回はマンツーマン、比較的混乱もなく、時間もあまりかからずに分解は終了した。

ケガもなく無事に終了しました。ほっとしている。

 

さて、ばらばらになったものの処分であるが、なるべく先生方に自宅に持ち帰ってもらう。

とはいっても、あれあれ?黒板の前の段ボールの箱には結構な物体がてんこ盛りだぞ。

しようがないので、ケイコさんにはプラスチックごみを、ワシは金属部品を家に持ち帰る。分担ね。

 

次の資源回収日に出すとしよう。あまりにも大量で町内の役員に不信感を与えないようにするには

どうしたらよいか、今夜考えてみます。

 


西表島でマングローブ クルーズ

2018-11-24 15:13:55 | 旅行記

【今日の マングローブと言う木はありません】

石垣島に2泊したホテルが、ワシ気に入ったので紹介する。

玄関ホールから海方向を望むと

階段を下りて庭に出るのだが、ごらんのとおり水面の下にあたかも潜っていくような設計になっている。

見た目も良いし、自分が下りてゆくときも気持ちが良い。なんでか?人と水の関係性を遺伝子レベルにまでさかのぼるとその答えが見つかりそうな気がする。

生物は海から発生したのだからにして。水に囲まれ感はいつでもどこでもGOOなのだよ。

ここのホテルは全面的に水を利用しているのだ。例えば

4階の部屋から海を見ると前には2階の棟があるのだが、普通はその屋根が見えることになっているが

ここは陸屋根にして水を張っている。しかもそのプールの壁面と水面の高さを一緒にしてある。

これでこちらから見た海の景観を屋根が阻害しないようになっている。

沖縄は台風の通り道だが、その時ここの水面はどうなって見えるのか気になるところだ。

さて、波浪の関係で予定していた(有人島として)日本最南端の島「波照間島」には行けなくなったがその代わりに

西表島に行くことにする。予定は未定なのだよ。

石垣島から船で約50分

石垣港離島ターミナルにはあの、具志堅用高の像がある。

しかも全身金色。

具志堅は、TVでおなじみでチョッチュネとか言って愛嬌ふりまいているが、地元石垣または沖縄では超ビッグな有名人であって、たいへんに尊敬されている人物であるぞ。

スーパースターの両手を挙げたポーズの隣でワシも同じポーズで撮影してもらったが逆光でボツ。

観光客は相当数ここで写真撮影するんでないかい?。

由布島に行った話は、前回書いたので昼食後の話から・・・・・

ワシらは再び船に乗る、今度の船は平底船で喫水が浅い。

この船で仲間川という川にマングローブを見に行くのだ。

ところでマングローブとは何か

マングローブとは汽水域に生える森林のことだ。船頭がまず最初に質問したがワシ以外は知らなかった様子。

ワシは偉いぞ。みんな 今までの態度を改めるのがよろしいぞ。

日本には7種類のマングローブがあるとのこと、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドギ、ヒルギダマシ、マヤプシギ、ニッパヤシ

 

海水でどのようにして枯れないかというと、良くは知らないのだが、根っこのところで真水に浄化してしまうのと、

葉から塩分を捨ててしまう種類、があるらしいぞ。詳しいことはワシも知らん。

船頭はさすがに(商売だからか)植生や生物に詳しく、通り一遍のガイドではないぞ。

沖縄の観光に携わっている人々すべてに言えることだが、バスの運転手にしてもガイドにしても、これから行く海中を覗く船の船員にしても、

全員一生懸命さが伝わってくる。「俺たち観光で飯食ってるけん、あなたたちお客様を一生懸命ガイド・接待するぜよ」の気持ちがひしひしと伝わってくるぞ。これが気持ちいい。

次に、西表と石垣の間にある小さな島「竹富島」に渡る。

竹富島は人口350人、面積5.42平方キロ、周囲9.2kmである。

サンゴの石垣に囲まれた家屋は、赤い瓦を白い漆喰で留めた木造で、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているのだ。

ワシのブログ(旅行記)にはたびたび重要伝統的建造物群保存地区が出てくるから覚えておくように。略して伝建地区。

改築中の家屋。

4輪の水牛車に観光客がぎっしりと乗って観光している。連れ合いは(水牛が)可哀想、てな目で見ていたぞ。

そうそう感傷に浸らんでも良いのだ。家畜だから。

なるほど南国だわい。

サンゴの塀にドラゴンフルーツの実がなっていた。

 

この島の西に「ガイジ浜」という小さな浜がある。ここは星の砂が採れる(拾える)ことで有名な浜だ、

てのひらを砂浜に押し当ててひっくり返してみると、100粒に1粒ほどの割合で星形の砂(サンゴのかけら)が付いてくる。

少しだけ拾いました。一人ひとりは少なくても、これだけの人間が拾うとそりゃあ少なくなるがなあ。

ということで石垣島に戻る。

石垣港には海上保安庁の巡視船が数隻たくさんの数停泊している。

例の尖閣諸島の領海保全の問題があり、相当数の巡視船が各地から来ているのだ。

ご苦労様です。あなたたちのおかげでワシらはゆっくりと夜眠れるのです。

 

今日の最後に、石垣島の素敵なホテルから見た素敵な夕暮れを

左中央部水平線に黒く見えるのが標高20mの竹富島ですわ。

きれいな海ときれいな空、きれいな夕暮れ。沖縄万歳、石垣島万歳。

 

 

 


与那国から無事に帰宅

2018-11-23 18:45:59 | 旅行記

【今日の 人生、玉突き】

旅も3日目、与那国の夜のことだ。

与那国島で唯一の、まあ、ある程度、近代的なホテルにチェックインする時に

フロントになんだか人がごたごたといる。ああ、ここも混んでいるのだなあとその程度に思ったが。

ワシと同じツアーの客から漏れてきた噂話によると。

 

どうも、最前フロントにいた人々は、ワシらと全く同じ会社の、同じツアーで、我々より一日前の日程を旅している人々である。

では、なんでワシらと同じホテルに同時にチェックインしたのかというと、

 

日航は認めていないそうだが(のちにその添乗員から聞いた話)与那国島空港で、乗るべき飛行機がバードストライクにあったという。

そのため欠航となって急遽この狭い島で、このホテルの他は民宿しかないのに連泊、しかも分宿だという。

明日は飛行機が飛ぶのか、当分ダメなのか今の時点では分からないとのこと。

【バードストライク:鳥が人工物にあたる事故、この文の場合は飛行機、最悪の場合離陸中にエンジンに鳥が飛び込むこと、大事故につながることがある。このブログでは添乗員の話だけなので裏付けがないが、エンジンではない可能性も】

            写真はバードストライクに遭った機ではありません。

添乗員(おば様)は気の毒にも、このホテルのロビーのソファーで一夜を過ごすという。

さて、次の日が明けました。

ワシらはこの日も順調に予定を消化しました。

時間が余ったので、日本で最西端の郵便局と、最西端の商店というところに案内してもらった。

久部良簡易郵便局だ。この島独自の切手シートを買った人がいるぞ。そんなのがあるんだねえ。

大朝と書いて”おおとも”と読む。中は普通の何でも屋。左側の黄色ジャンパーの人は現地の人。

さてスケジュールもすべてこなして空港に行く。

あっと、空港はごった返している。

      右側の青いシャツは島に2人いる警官の一人、日本で最西端に勤務している警官。かなりのイケメン。

空港職員はパニック寸前だ(と感じた)

なんでかというと。昨日欠航になった便の代替便が石垣から飛んできて、昨日乗れへんかった人たちをこの臨時便で石垣まで送ることらしいが

(職員も)全容が良く分からない様子で戸惑っている。

おかげでワシらの乗るべき飛行機もだいぶ遅延した。

だから昨日のバードストライクもワシらに影響をしたということだ。玉突き状態というな。トコロテンともな。

ワシらのルートは、与那国から本島の那覇空港で別便に乗り換え羽田空港へ、ということだが。

与那国を遅延して離陸したので、はたして那覇で無事に乗り換えることができますでしょうか。飛行機はワシらを待っててくれるでしょうか。

那覇到着も遅延しました。万事休す。

では予定した便の、次の便にワシらは無事に乗れるでしょうか、この満席状態のJALに。

ワシらは幸運であった。ワシの運気が良かったせいだ。

那覇空港のエプロンで待っててくれたのは空港のバス。

これでワシらツアーのメンバーを優先的に、乗り換え搭乗口まで裏ルートで送ってもらえたのでした。

そして搭乗口まで小走りに

搭乗口はたまたまロビーの一番奥であった。写真がブレた、迫真の撮影だ。

ボーイング777-300?座席数500、与那国からの50人乗りから見ると超巨大飛行機だ、ふんとに飛ぶかしん。

中に入ると満席状態、ワシら21人の乗り込むのを、定刻に空港に来た479人が待っていてくれたのだ。すまんです。

で、機は無事羽田の滑走路に接地したというわけだ。

  写真は、羽田のA滑走路に接地寸前の機内から見たD滑走路

なんですか?ワシらよりも一日前に羽田を発った同じツアーの人はどうなったか?

それは知りません、たぶん石垣島でもう一泊したか、沖縄本島まで来て那覇に一泊したか、なんだかんだ乗り継いで深夜の羽田に到着したか、そのどれかだと思う。

飛行機の旅はこういうことがあるもんだ、と覚えておこう。

 

 

 

 

 


やって来ました与那国島

2018-11-21 16:27:32 | 旅行記

【今日の 最西端】

日本の最も西にある島である。

石垣島からターボプロップ機で40分ほど、西表島から直線距離で66kmのこの島は

東経122度56分04秒、北緯24度27分00秒である。与那国島町観光協会が証明書を発行してくれた。

なんと、どれほど西でどれほど南かというと

台湾に110km、台北よりも南にあるのだ。

ほれ、地図で見ると

指の先が与那国島で、左上、北東方向に台北がある。

石垣島だって西表島だって台北よりも南なのだ。

思えば遠くへきたもんだ。

石垣空港からターボプロップ機のボンバルディアで来たぞ。

DHC8-Q400CC(50人)(マニアのために型式紹介)

ワシの席は2Aだから前から2番目の左だがレイアウトの必要上右側には1番があるが

左は2番が一番最初(分かりにくいがそういうこと)

無事に石垣空港を飛び立ち

あっという間に与那国空港。

与那国島は人口1706名、面積約29平方キロ、周囲27kmの小さな島だ。小学校が3校、中学校が2校でマンツーマンに近い、またはそれ以上の先生の数、なので生徒は非常に優秀だという、いじめもないという(大人の調査)

与那国空港に着いてバスで出たのが13時20分それから島内を一周してホテルに入り今これを書いている。

この島の一番西の「西崎」も回ってきた。

証拠の写真

証拠のGPSログ

これを撮影したいがためにわざわざ自宅からスマホを持ってきたのだ。

これから再びホテル(島唯一のホテル)を出て「日本最後の夕日が見える丘」というところにバスで行ってくる。

果たして夕日が海に沈む景色が見れるだろうか。話によれば「ジュッ」という音が聞こえるそうだ。

日本最後の夕日を見に行ってきましたぞ。残念ながら雲が厚くて夕日の「ジュッ」は見えないし聞こえなかった。

意気消沈してホテルへ帰ってきてロビーにあるVTRでこの島の紹介ビデオを見た(普段はあまりそんなの見ないが)

なんと条件さえ整えば1年のうち6日ほどは台湾が見えるそうだ。

「なあに、見えると言ってもうっすらと、水平線に細ーく見えるだけだろうが」

とタカをくくっていたが、見えるのだよ本当に。これだ!!

110kmの距離とはこんなに近いんかい!

これでは泳いで行けそうじゃん。

初めて知ったジジイであった。