マイクロプラスチックが環境を破壊する

【今日の　知らなかった】

以前から魚や亀が間違ってプラスチックを食べてしまう、これは問題だ。というニュースを目にするが

これほどのことだとは知らなかった。

◆

5ｍｍ以下のプラスチックのごみ、微小な粒をマイクロプラスチックと言うそうだ。

年間2億８千万トン（3億１千万トンとも）ともいわれる世界中で生産されるプラスチック、世界経済フォーラムの報告によるとそのうち年間に８００万トンのプラスチックが海洋に流出しているそうだ。

それはゴミとして流出したり、歯磨き粉や化粧品に含まれているものだそうだ。

なに？歯磨き粉？化粧品？

◆

歯磨き粉には歯をきれいにするために、化粧品にはスクラブ剤として混入されているのだってこれをマイクロビーズと言ったりする。　　【スクラブ：　こすって磨く、と言う意味】

　　　　　　

それらはそのまま下水道に、河川に流れて行って、海洋に漂流したり沈殿しまうのだと。

 

◆

６月のG7、主要7カ国首脳会議でリサイクルなどの数値目標・具体的な行動を促す「海洋プラスチック憲章」をまとめ、ヨーロッパ各国やカナダはそれに署名したが米国と日本は署名をしなかったのだ。

しかし、すでに米国企業でもマイクロビーズの規制をし始めている。

◆

日本の花王では２０１６年にマイクロビーズの使用をやめて、グループ全体の製品を脱マイクロビーズ化したようである。

安価だから使っている花王のクリアクリーン、”変形しながら砕ける顆粒、歯垢除去”

今の製品はマイクロビーズが入っていないそうだ。（代替品）

念のため成分表を見てみると

素人だから・・・・分かりませーん。

花王のHPで確かめようとしたが・・・・どこに書いてあるんじゃ？・・・分かりません。

◆

ちふれ化粧品にはマイクロビーズは使われていない

　弊社の「ちふれ スクラブ 洗顔 フォーム」にはスクラブ剤が含まれておりますが、「マイクロビーズ」ではなく、「合成ワックス」という生分解性（微生物によって徐々に分解される性質）の素材を使用しております。（HPから，ネットサーフィンで見つけた。）

◆

その他

マイクロファイバーを使った雑巾やフリース製品、ヒートテック肌着なども環境中に出てしまうと大問題である。

◆

ワシらは,日常のあらゆる行動で、地球の環境を大変犯しているのだなあと、今更ながらに思う。

罪深き事ですわ。

 

 

 

 

草木染の化学

【今日の　科学館】

いやあ、久しぶりの科学館である。ボランティアの皆様にも今年度お初にお目にかかる人々が大勢いた。

今年度お初、とは言ったが、打ち合わせやなんかでは度々行ってはいるが、一同集合の場にお邪魔したのが初めてということだ。

今日はボランティアの全体研修会である。とは言え集まったのは36人ほど、まあこんなものか。

◆

館がワシらに対して学習の機会を持ってくれたのだ。そうそう、みんなお勉強もしなくちゃあね。

本日の学習は化学、決して嫌いではないが、学生時代の有機化学の成績は「可」つまり、60点ね。必修科目なのに進級単位ぎりぎり。（じゃあ嫌いだったじゃん）（いやいや、物事を理論的に表せる化学は好きだよ、面白いと思ったよ）（じゃあなんで60点？）（いいのだ、しつこいなあ）

 

化学とは言え内容は「草木染」

フン、これって道の駅付属の体験施設で,風呂敷などにひもで縛ったりして滲んだ模様を作って家に持ち帰るアレね。

ワシは少しだけ小ばかにしていたのである。

◆

ところが、さすが科学館での染色となれば、「きれいな模様が出来ましたね」の体験ではないぞ。

しっかり「染色を科学しよう」なのである。

4人づつのグループに分かれて、机の上には実験器具が置いてある。おお、これは化学だぞ。

先ずは染色とは何か

紫蘇の粉、三島食品の有名な「ゆかり」、これはアントシアニン。

ベニバナ色素これはフラボノイド

トウガラシこれはカロテロイド

お茶これはクロロフィル

以上の試薬？が、さて水に溶けるか油に溶けるかの実験をする。

いいぞいいぞ面白くなってきた。

◆

と言った塩梅で実験は進む。（実験の内容を書くと明日になっても終わらないから、適当に端折りましょう）

写真だけな

ベニバナつまりフラボノイド抽出液に木綿のハンカチーフならぬ木綿の端切れを漬け込んで染色

ハイ、染まりましたね。

　毛糸は良く染まる。

次の実験は 

ベニバナの黄色の成分を抽出した後のベニバナ滓（カス）（ワシの勝手な命名）で、これまたベニバナの有名な紅色成分をアルカリ溶液に溶出させたものを取り出し、それに布を付けて赤色に染める。

ほらきれいな赤色ですね。ベニバナの紅色色素は「カルタミン」だそうだ。

ピンクに染め上がった布を御覧にいれる。

始まる前に（先に言ったけど）小ばかにしていた「染色」。面白いじゃねえか。

染色の科学の巻、これでお終い。

◆

久しぶりに会ったキョウコさんに「おやじ特別便見てるよ、おもしろいね」と言われた。

おっと、こんなところにもワシのブログの愛読者が、こういう反響がいっちゃんうれしいのだ。

キョウコさん、ありがとう。

 

 

メダカが死んだ

【今日の　何故かがっかり】

メダカが死んだ、反対から読むと、談志がカダメ。

あんまり意味無えな。

◆

昨年の6月に100匹ほど生まれたメダカ。

そのうち1匹だけを除いて、昨年のうちに全匹が死んだ。

どうも、ワシには生き物との相性が悪いようだと思っていたが、

1匹だけは今朝まで生きていたのである。

 

この生き残ったメダカが不思議で、まったく成長しない。

体長1センチほどから大きくならなかったのである。

まあ、人で言うと乳児ほどだな。親メダカの水槽にはとても怖くて入れられない。

だから、二階の部屋でワシの特別な保育を受けていたのであるが・・・・

今朝見たときは、今考えると「動きが悪かった」のであった。

◆

夕方、買い物から帰ってきて水槽を観察したら動いていない。

死んでいた。

1年もマンツーマン？で面倒を見たつもりである。残念だ。

名もなきメダカの冥福を祈る。

◆

冒頭の回文は、原題は「談志が死んだ」（ダンシガシンダ）である。

コンクリートブロック塀の不作為殺人

【今日の　ワシは怒っている】

今朝の地震で3人が死亡した。

一人は自宅の本棚の下敷き、

あとの2人は塀が倒れてきてその下敷きに。

そのうちの一人は住宅の石の塀の下敷きに。

小学生の登校時の見守りに行く途中の人だという。

この石の重さではたまったものではないわ、絶対に助からないわ。

◆

最後の9歳の小学生のこれはやりきれない。

高槻市立寿栄小学校のプールわきの、コンクリートブロックの崩落によるものである。

前々からブロック塀の危険性については幾たびもの地震で死者が出ていることもあり，耐震補強をせよ、または生け垣に代えよといった対策が取られている。

ブロック塀の倒壊については昭和53年の宮城県沖地震で多数の死者を出し、それを踏まえて昭和56年には建築基準法の改正によりブロック塀の耐震性の向上が図られてきている。

ブロック塀が危険だということは日本人ならすべての人が認識している。（断言！）

地方自治体でもブロック塀の改修に補助金を出している。（と思う。）

（実は、このブログを書くにあたって,高槻市の耐震政策がどのようになっているかとググってみたが，高槻市のHPにつながらない、非常事態だからか混雑なのか分からないけども、こういった時こそつなげるのが市の役割だと思うが）

（代わりに隣の茨木市のHPにアクセスしたらこちらは営業していた）

昭和53年頃から危険だ危険だ、改修を、と叫ばれていたのに、ましてや阪神淡路大震災は1995年平成7年にあったのに。

◆

これはひとえに高槻市の不作為ではないか。殺人とまではワシも言わないが業務上過失致死だ。

ワシの孫にも8歳の小学生がいる。

悲しくてやりきれない。

無くなった方のご冥福を祈ります。

◆

この痛ましい事件は今後大問題になります。

◆

川越し市の学校関係者、建築関係者、大丈夫だよね。

 

 

 

香害（こうがい）を知ってください

【今日の　新聞の広告は社会の公器】

2018年6月9日の朝日新聞第12面の全面広告

　

この手紙は「シャボン玉石けん」に届いた小学生からのものという。

『学校がくさくて、じゅうなんざいのポスターも学校にはってるけど、みんなくさいふくをきて、学校にきて、学校にきてるから、ますます学校に行けなくてこまってます。平式2018年3月18日』と書いてある。

　柔軟剤や洗剤の香りに含まれる化学物質が、めまいや吐き気、思考力の低下を引き起こす化学物質過敏症の原因の一つになっている。エチケットのつもりでつけていたあなたの服の香りが、だれかの健康を奪っているかもしれない。

そこまでして、香りづけ柔軟剤や香り付き洗剤を使う必要はあるのか。

しゃぼん玉石けんは、あなたに問いたい。

以上のことが書いてあった。「森田はやと」とは、しゃぼん玉石けん社長「森田隼人」である。

◆

そうだよなあ、ワシなどこういう症状が出ないから分からなかったが、苦しんでいる人々もいるのだ。

TVでは各社のいろいろな「良い香り」の洗剤のPRをしているもんね。

　石原さとみ、ワシは好きですけども。

　これはどっかの国の片言の奥さんがCMしている。

ほかにも

都会では集合住宅に住む人が多くて、そこでは清々と天日に干せないから「部屋干し」の匂いが少なくなる洗剤を使う、ってのは分かるが、なんでも行き過ぎはダメ。

◆

この広告で苦しむ人が少なくなればいいな。

もっと詳しくはここ

シャボン玉石けん株式会社はここ