【今日の ああ、もう一軒】
”知の巨人” 南方熊楠(みなかたくまぐす)のことをもっと知りたいと思い
田辺市役所の近くにある「南方熊楠顕彰館」に行って来た。
南方熊楠は慶應3年(1967)に和歌山市で生まれ、東京大学で学んだあとは渡米、その後ロンドンの大英博物館で研究をする。
熊楠は博物学、民俗学、人類学、植物学、生態学など様々な分野に及んでいる。
主な業績としては「粘菌」類の研究が有名であるが、そう決めるのは知の巨人に対して失礼であろう。
東大の同窓生としては夏目漱石(塩原金之助)、正岡子規、秋山真之など歴史に名を遺す人物がいる。
熊楠の足跡を残す博物館?としてはこの田辺市にある「顕彰館」のほかに、南紀白浜にも「南方熊楠記念館」というものがあって、そのどちらへ行くか迷ったが、熊楠の住居がある田辺のほうが、いろいろな資料が展示されていて良いだろうと判断し、ここを訪れたわけであるが、残念なことに住居のほか、上の写真で見る通り近代的な和風の建築物しかなかった。
しかも住居も中へは入れず、膨大な文献が保存されているだろう本館も廊下よりガラス越しに少し眺めるだけであった。
奥が玄関
残念であった。
ホームページで見る限り、南紀白浜にある「記念館」の方が、ガラスケース越しではあってももう少し見でがありそうな雰囲気である。(行ってみないから何とも言えないが)
反省、いつでも行けるところではない所へ行くには事前の調べが不可欠である。
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生涯で『ネイチャー』誌に51本の論文が掲載されており、これは現在に至るまで単著としては歴代の最高記録だという。
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ところで「粘菌」とは何か、ワシは「年金」受給者ではあるが。