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Taylor Swift (テイラー・スウィフト)をご存知だろうか?
米国で絶大な人気を得ているという、
若干 18 才の女性カントリー・シンガーだ。
一体どんな歌手で、どんな歌を歌うのだろうか?
(そりゃ、ただのカントリーだろっ!…いえ、ちがいます)
今月 11 日、セカンド・アルバム "Fearless" が
発売されたとのことなので、
さっそくこの Swift 嬢について調査した(偉そうに)。
Washington Post 、New York Times 両紙とも、
その内容はまさに、“褒めちぎり”、である。
両紙から記事の概要を紹介してみよう。
Taylor Swift, 'Fearless' and Full of Charm
テイラー・スウィフト、アルバム『Fearless』、魅力満点Taylor Swift が Pが大文字の pop star (本物のポップ・スター)であるという証拠が必要だろうか?
MTVの Video Music Awards に登場する彼女の姿はひとまず忘れて、この Nashville の妖精がMの文字を声を包むように発するのがなんと落ち着いて聞こえることか、耳を澄ませてみるがよい。「Mmmmm-mmm」と "Hey Stephen" のイントロで彼女はハミングする。
海馬に永久に留め置かれるのはもちろんだが、同時に非常に魅力的な微笑みを発散するポップ・カントリー界の宝石だ。
しかし、この"Stephen" を、彼女の若々しいアルバム "Fearless" からの最高の一作と呼ぶことは箱からイチゴを一とり出して、それが残りのどれよりも甘いと言うようなものだ。
Swift の世界では、すべての楽曲がラジオ向けの魅力的なものばかりであり、一貫して心地よい一連の楽曲を作り上げる 18 才の能力は確かである。
そして、"Hey Stephen" では、一つの子音を引き伸ばし、惹きつけられるような音のつながりを形成している。Swift の名前を冠した 2006 年のデビュー・アルバムは、彼女にカントリー・ラジオとコミュニティ・サイト MySpace での莫大な成功をもたらした。
しかし、彼女の早熟度は今でも目を見張るものがある。
Swift は軽快なテンポで、音域を上げたり下げたりし、ほとんどすべての音節に新鮮な音符を割り当てている。彼女の声にはテネシー特有の鼻声はごく痕跡的に残されているだけで、彼女の歌い回しは Radio Disney で流すに適した十分な甘さと Country Music Television での延々と続く繰り返しにも十分耐えうるバランスを持っている。
彼女はソングライターとしても才能に恵まれているが、彼女の一貫性はしばしば一様性に陥ってしまう可能性はある。
"Fearless" 収録のほとんどすべての歌にはパターンがある。
誘いの歌詞、急上昇するサビの部分、アップテンポの中間部分、終盤の簡潔な歌詞、そしてお別れに最後の uber-chorus、その繰り返し…。(注:このあたりの訳、自信なし)そんな中、"You Belong With Me" は傑出している。
ニュー・ウェイヴな感じのギターと並行する、チャカ-チャカ-チャカと刻むバンジョーは "the Cars" に匹敵する。
曲調をカントリー風にアレンジするのは策略かもしれないが、Swift の手によって、この組み合わせは全く自然なサウンドに聞こえる。
「彼女はハイヒールを履いている、私はスニーカー/彼女はチア・リーダーのキャプテン、私は観覧席」と彼女は歌う。
ある男の子の目を覚まさせて、彼女の、どこにでもいるような女の子の魅力に屈服するよう口説こうとする。"Fearless" の 13 曲のうち 12 曲は同じような調子で流れてゆく。
若い恋愛物語は、良かったり、悪かったり、時には醜悪だったり。
それは、売り上げにとりつかれたレコード会社の幹部たちが夢見る十代ドラマのブランドなのであろうが、Swift にかかれば自分の高校の廊下に向かって純粋に歌っているように聞こえてくる。
この顕著な例は "15" である。これは新入生の不安と上級生の後悔の両面を表現している。
「もし、15 才の時、誰かに愛してると言われたらすぐにそれを信じてしまうでしょう」とサビのコーラスは警告する。
それは、どこかの堕落したフォーカス・グループに見られるものではなく、当事者からの声として感じられる、切ない教訓なのである。そういった点が、彼女の先例として昔の伝説的な少女グループを想起させるのである。
以前の Shangri-Las、Crystals、あるいは Ronettes のように Swift は深いところでファンを包み込む道を模索してきているのだ。
続いて
My Music, MySpace, My life
私の音楽、MySpace、私の生活「私は自分自身に起こっていることについて詩を書こうと思っているんです」と、Ms.Swift は言う。
彼女は、この 10 年で最も傑出したカントリー・ミュージックのアーチストとしてあっという間にその地位を固めてしまった。
彼女が明るい元気な声を持った Nashville の最も刺激的なソング・ライターであることも要因の一つではあるが、実は彼女のファンとのつながりの姿勢が主因である。
ロックやヒップ・ホップのアーチストではよくみられることでもカントリー・ミュージック界では革新的なやり方となる、オンラインの社会的ネットワークを積極的に用いてきたのである。Ms.Swift のセカンド・アルバム "Fearless" (Big Machine records)は火曜日(11日)にリリースされたが、彼女自身の名前をタイトルとした 2006 年のデビュー作と同様、10 代の愛と失恋を題材にした魅力的で清潔な歌が満載である。
Ms.Swift は彼女自身の経験に基づき、ありのままの名前を使って詩を書くことで、彼女の歌に強い親近感を与えている。わずか4年前、Ms.Swift とその家族は、ペンシルベニア州 Wyomissing から Nashville 近郊の Hendersonville に引っ越してきた。
しかし Ms.Swift はそれまでの数年間自分のサウンドにじっくりと磨きをかけてきていた。
彼女は 11 才の時に Nashville に旅行に行ったあと、曲を作り始め、本気でギターの演奏を学び始めていた。Nashville に来てからは作詞力に磨きをかけた。
恋愛関係やその破綻など、多くの十代のポップのお決まりの素材が彼女の基となるテクストである。
「なにが起こったのかわからない時、それが私を悩ませイライラしてくるので、それについて書く必要があるんです。もう何年もの間」彼女の音楽はほどよく奔放だ。
明らかにカントリー調のアレンジがほどこしてあるが、軽快でわくわくさせるような、ほとんど鼻にかかっていない彼女のヴォーカルが主役となっている。そうしてカントリーのスーパースターの名前をタイトルとした、練りに練られたファースト・シングル "Tim McGraw" がリリースされた。
(この歌詞では Mr. McGraw は、ある少年と彼女が共に好きだった特別な歌をうたう歌手ということになっている)2006 年にリリースされた Ms.Swift のデビューアルバムは第一週で穏やかに 39,000 枚を売り上げた。
しかし、その後ぐんぐん売り上げを伸ばし、現在までに 300 万枚を越えている。
昨年 Ms.Swift は最優秀新人アーチストとして the Country Music Association's Horizon Award を授賞した。
そして今年は、年間の女性ヴォーカリストにノミネートされている。彼女はまた、カントリー・ミュージックの世界を自分の意志で越えようとしてきた。
Billboard Hot Coiuntry Singles チャートで2位を獲得した後、彼女のファースト・アルバムからのサード・シングル "Teardrops on My Guitar" がクロスオーバー・ヒットとなり、Hot 100 で 13 位まで達した。テネシー州 Chattanooga でのショーの直前、いつも演奏の前にしているように、Ms.Swift は両手首にブレスレットをたくさんつけた。
それを後でファンに投げ、彼女の一部を家に持って帰ってもらうようにするのだ。
彼女を裏切った男の子についてうたった歌 "Should've Said No" をうたい終わった後、彼女はひざまづき前かがみとなって、じっと頭を持ち上げた。
前列のファンが心配してその頭を撫でるのである。
それは驚くほど親密な瞬間だが、彼女と、歌と、購買者であるリスナーとの間には障壁はないのだという自己主張には欠かせないものだった。
その頑なな姿勢が、彼女の作品のあらゆる面を教えてくれる。ただ、ありのままを詩に書くというこれまでの彼女の姿勢は自身のプライバシーの犠牲につながってきた。
しかしあえて頑なに、これまでのやり方を貫きたいという彼女の思いがある。
そんな状況は難しくなってきているが、少なくとも、彼女が強く主張する次のアルバムまでは前2作と同様に彼女の生活を詳しく語るだろう。来年、彼女は、これまでほとんどのカントリー公演が成功を収めることができなかった世界的ブランドとして Taylor Swift の売り込むため、英国、日本、そしてオーストラリアで活動の予定である。
ファンと彼女との距離が開いてゆくことは、性格的に彼女が大いに気にする問題である。
「ただ私にできることは、ノーメイクだったり、周期表のついた elements T-shirt を着ている私の MySpace ビデオをアップロードすることです」Chattanooga の前夜、Ms.Swift は Nashville の Sommet Center でのチャリティー・コンサートで言った。
「私はこの Tennessee の Nashville に住んでいることを誇りに思う。そして、皆さんに食料品店で偶然出くわすことができたらと願っています」と。
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カントリー界のブリトニー・スピアーズと言われている、Swift 嬢で
あるが、性格は雲泥の差?
MrK はまだファースト・アルバムしか聴いていないのだが、
「ん?これってカントリー?」という印象だった。
バンジョーの音色が聞こえなければ、まるで普通のポップスだ。
ちょっと古い70年代~80年代のサウンドを思い出させる感じだ。
Swift 自身作詞作曲を手がけ、
そのヴォーカルは確かに安定しており、声もきれいなのではあるが、
歌声はそれほど魅力的というわけではない。
しかし、どことなくオジサンでも、ノレそうなサウンドではある。
米国では10代20代のポップス・ファンからの支持が大きいようだが、
彼女の美貌もあいまって、
存外、日本では、40代50代のおじ様たちが虜にされてしまいそうな
そんな予感がするのである。
ナウい(←古っ)オジさんを自負する MrK も、
今回の新作、さっそく拝聴してみるとするか…。
でも2枚目はえらいべっぴんさんですねぇ。
私はこの方知らないんですが、もしかしたら、YOU YUBE とかで見れちゃいます?
あとで、覗いてみますね。
またお邪魔しまーす。
ルックスは“怖そうで”あまりタイプじゃないんですが…(笑)。でも楽曲は聴きやすいと思います。何度も繰り返して聴くとその良さを実感できます。"Taylor Swift""YouTube"で検索すれば結構出てきます。
なお、“テイラー”といっても“仕立て屋さん”の"tailor"とは綴りが違いますのでお間違えなく~。
ブリちゃんとは見た目でも勝ってますね。
本当に美人さんでしたよ。
MrKさんのおっしゃるとおり、何回も聞いていると良さが分かってくるって感じがします。最初はみんな同じような曲に聞こえてしまいました。って、これ、英語が分からないから?
でもすごく耳になじみ易い声だし曲だし、私的にも結構好みかも。
それにしても、いつも思うのですが、向こうの(英語の)歌詞って結構ストレートで単純だったりしますよね。日本語の表現力ってすごいなぁと感心することって多々あります。でも、その単純な意味の英語の歌詞すら覚えられない自分が悲しかったりもして・・・。
お気に入られて良かったです。
早速、セカンド・アルバム "Fearless" を購入しました。yunppi さん同様、ほとんど皆、同じ曲のように聞こえました(笑)。英語も聴き取れなければ、意味もよくわからん…。さらに歌詞カード見ながら訳を考えたりしたら、疲れ果てるし…。ただ、デビュー・アルバムに比べ、かなり洗練されていたようには思いました。ルックスはどうでもいいですが(本当です)、今後を注目してゆきたいと思います。