ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

Yさんのバーディ

2008年01月18日 | 日記
Yさんの球はグリーンのすぐ手前まで飛んで
いた。アプローチはほんの数ヤード転がすヤ
ツでなければ、オーバーしそうだ。そして、
それをいとも簡単に乗せた。
ドライバーが飛ぶと、ゴルフもシンプルになる
なぁとおもった。

ほなさんの球はグリーンから離れた場所にあり
ラフのボールを打とうとして、手加減したため
に打ちそこない、半分も近寄らなかった。
雑誌を読むと、グリーン周りは「緩む」んだそう
だ。ボールに手加減してあてなければ、と言う思
いがあり、それがジャマするという。

もう一回いくぞ!、気持ちを新たに素振りをし、
9番Iをパターのように振った。満足はできない
がカップの先1mだ。そこから2パット、計6打。

Yさんの球はカップ手前1mちょい、緩やかなの
ぼりの理想的な場所にあった。このグリーンはカ
ップの手前から攻めるとやりやすそうだ。勝手な
もので、他人のことならよく判断がつくのだ。

「これは、ええわー。」
とほなさん。
バーティパットは慎重だ。Yさんはゆっくりし
たストロークで振った。球もゆっくり発進し、
スピードは最後まで変わることなく転がり、そし
てカップに吸い込まれていった。

「ナイスバーディ!いやぁ、すごいなぁ。」
ほなさんは羨望まじりの賞賛の声を出す。転がり
が最後まで変わらないのは、なんと言ってもうま
い。
Yさんは嬉しそうにした。それから自分の仕事の
ことやゴルフ暦を、ぽつりぽつり話しはじめた。

中国地方の県へ単身赴任しているが、正月で帰っ
ていることやこのゴルフが終わったら、今晩中に
帰らねばならぬこと。去年、プロゴルファーにラ
ウンドレッスンをしてもらったことなど、おしゃ
べりの私には、その方がリラックスでき、楽しい
時間だった。ゴルファーの話は興味深いことが多
い。