ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

11年の戦い(7)「どっちがほんと?作戦」

2011年07月28日 | 日記
レース鳩の集団が飛ぶ姿は、それはもう
美しいものです。みていて飽きません。
先頭のリーダーを中心に後続が続き、住
処の鳩小屋を見下ろしながら、グルグル
と大きな円周を描きつつ訓練します。

やがて巣に少しづつ戻りますが、もっと
長く飛ぶ訓練をさせようと、鳩小屋のと
ころで竿につけた布切れを振ると、また
鳩たちは上空に戻り旋回します。
朝な、夕な、みていた光景を観なくなり
、想いだすと寂しいものがありますね。

さて、野ハトは、集団で上空を旋回する
ようなことはしませんね。主なねぐらは
あるのでしょうが、一日中、ビルの上か
ら下界を眺めています。これじゃ、太る
のも人間様と同じ、当たりまえです。

長距離を飛ぶためにシェイプアップされ
た鳩に、気品をつけ加えたのがレース鳩
なのですが、野ハトのそれは、我が肉体
を観ているようで、あんまり観たくない
ですね。ハトの責任でありませんが、。

その野ハトを阻止する方法としてほなさ
んが考えたことは、ベランダに来ること
は拒まないが、巣作りだけはやめてもら
うという作戦でありました。

野ハトの行動を観察すると、つがいのハ
トが時折やってくるとやがて巣つくりを
はじめ、最初、1枚の枯葉、一本の枝し
かなかったものが、数日後には立派な巣
が完成し、数日後にはタマゴができ、そ
の後はもうハトたちが行きかうようにな
り、煩いものです。

そうなんです、野ハトは「できちゃった
婚」ではないか、とほなさんは思ってい
ます。

それに対抗するために、考え出した「究
極の作戦」とは、ハトが巣の材料を運ん
できはじめたら、その一本、一枚に至る
まで、おかれたそのままを、毎日毎日、
1階の木の下に忠実に再現させ、野ハト
たちに、
「あれっ?5階のベランダに巣を作ろう
 と思ったはずなのに、1階の木の下だ
 った?」
と勘違い、または、1階と5階はワープし
ていると信じ込ませることでした。

これこそ、「恐怖の錯覚作戦」でありま
す。どうでしょう、たいしたもんでしょ
う。でも、お前、閑なやつだなぁ、なん
てあなたは思うのでしょうね。
危害を加えず、金もかけずにできる作戦
は、唯一、ハトのかけた手間をこちらも
かけるという、極めて当たり前のことで
ありました。

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