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2024 3/10の拝観報告4 最終(中川幸嗣建築設計事務所 オープンハウス)

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写真は、中庭と主屋。

西陣ろおじを出て、再度シェアサイクルを借りて北へ。
13:45頃にやって来たのが、千本今出川の南東にある中川幸嗣建築設計事務所のオープンハウスです。

こちらは西陣の織屋建ての町家を改装して、建築事務所として利用されています。
今まで織屋建てという建築に覚えがなく、面白かったです。
つまり普通の町屋の奥座敷がなくて土間になっており、通り庭と連続しています。
そして奥座敷の2階部分の屋根もなくて吹き抜けで、そのスペースに織機を置く仕様になっているのです。

さすがに今は奥座敷の部分は土間ではなく床を貼っていますが、2階の屋根がないので開放的です。
改修前は軒を延長して増築されていたようで、非常に庭側は天井が低く暗かったそうです。
もちろんそこはステップバックさせて、庭を広く屋内を明るくされたそうです。
また離れの4畳半も見せて下さいました。
床の間や床脇はいい素材はそのままに、ラワン材は安っぽかったので付け替えされ、そのラワン材も机に再利用されていました。
町家の改修の仕方も、その方の個性が出るので面白いですね。

14:05頃に終了し、この日は帰宅しました。
大相撲春場所の初日でしたのでw

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高台寺 和久傳

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写真は、1階の特別室。

高台寺 和久傳(こうだいじ わくでん)は和久傳系列で1番ハイクラスのお店です。

アクセス
東山安井のバス停で降りて、東山安井の交差点から安井北門通の坂を上ります。
すぐにT字路になるので、ここを左折します。
下河原通を約70m進んだ栗阿弥のある角を右折します。
約60m先の左手に高台寺 和久傳があります。

日曜日が定休で、その他も休みがあるので予約の際に確認してください。
コースはお昼は33,000円、44,000円、55,000円、夜は44,000円、55,000円とおまかせ、冬は蟹懐石66,000円と蟹コース88,000円もあります。

表門を入ると、焼瓦の廊下を進み玄関へ。
玄関を入ると左手に3畳の玄関間があります。

この玄関間の左手に特別室があります。
まず8畳ほどの板の間はテーブルと椅子をしつらえたサロン風になっています。
その右手に8畳の座敷があります。
掘り炬燵で付書院に床の間があり、北山杉の床柱が印象的です。

玄関間から右手に進み、船底天井の廊下を進みます。
廊下途中の左手に囲炉裏の間があります。
3畳の控えの間は竹の竿縁天井で、その奥に8畳間があります。
中央に囲炉裏があり、床の間と床脇の床は1枚板です。

外には苔のきれいな小さなお庭があります。

全体に照明が暗く、お茶室や日本建築の雰囲気を大事にされているようです。
しかし南向きの部屋なので、日が差すと日光が間接的に入りふわっと明るくなります。
お料理は調理したてをベストタイミングで持ってこられるので、コースで2時間半かかりました。
和久傳なので既視感のあるお料理は少なく、オリジナリティーを感じました。
お正月から3月中旬までは中に板チョコほどのからすみの入った「からすみ餅」があり、非常に美味しかったです。

廊下の向い側にもお部屋が1つあり、さらに奥の右手には2階への階段があります。
総室数は6室のようです。
さらに廊下を進んだ左手がトイレで、廊下突き当りが板場のようでした。

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