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十二段家 本店

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写真は、2階の主座敷。

十二段家 本店は祇園 花見小路にある「しゃぶしゃぶ発祥」と言われるお店で、民藝の内装も見所です。

アクセス
京阪の祇園四条駅で下車します。
南座下の6番出口から地上に出て、右へ進みます。
約280m進んだ花見小路の交差点を右折。
約80m先の左手2つ目の角を左折。
ちなみにこの角に十二段家 花見小路店があります。
約40m先の右手の角にあるのが十二段家 本店です。

大阪で十二段家書房2代目店主をしていた西垣光温は、棟方志功や河井寛次郎と親交がありました。
しかし戦災で店は焼け、戦後実家の京都へ。
その際に実家がやっていたお茶漬け屋を再開しますが、
吉田璋也が訪れた際に、玄関に置いてあった煙突の付いた鍋を見て「牛肉の水炊きをやったらどうだ」と助言し、現在のしゃぶしゃぶになったそうです。

玄関を入ると右手に玄関間があり、その奥の階段から2階へ上がります。
2階に上がると3階への階段が左手にあり、踊り場になっています。
この階段も黒く太い材が使用されており、民藝建築を感じます。
この右手が4畳間で、右手に6畳の部屋、左手に10畳の主座敷があります。
6畳間には床の間、主座敷には床の間と違い棚があり、天袋の上は網代天井で自然木の鴨居です。
また6畳間にも主座敷にも河井寬次郎、濱田庄司、上田恒次などの陶器類がズラッと並んでいます。

2階の踊り場に戻り正面の廊下を進むと、左手に和洋室があります。
こちらは天井の太い梁もむき出しになっています。
椅子仕様を意識してでしょう、床の間も通常より高くなっています。
そこに棟方志功の版画が展示されています。

2階の踊り場の左手に進むと、4畳半の部屋が2つ並んでいます。
奥の廊下で4畳半2つ、和洋室、主座敷の奥が並ぶので、2階の間取りとしては左から4畳半間×2、3階への階段+和洋室、4畳間+主座敷が並んでいる構造です。

お食事はランチにしゃぶしゃぶセットとすきやきセットがあり、税込みで1万円がリーズナブルです。
コースだと15,000円からになります。

しゃぶしゃぶセットを戴きました。
一品の後、しゃぶしゃぶは炭火の入った銅製の火鍋子(ほうこうず)にお野菜とお肉をくぐらせ、自家製のゴマだれで戴きます。
このゴマだれはいわゆる甘い感じのではなく、ごまの風味に徹している感じ。
お肉の味を邪魔しないようにだと思いました。
お肉も柔らかくいいお肉が6枚出てきました。
御飯とお漬物の後、しゃぶしゃぶの出汁でスープも作って下さいます。
最後に水菓子も付いていました。

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