京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2012 11/19 早朝紅葉2(金戒光明寺 栄摂院)
写真は、栄摂院の書院前庭
真如堂を後にして元来た道を引き返すと、正面に金戒光明寺の北門があるんですね。
この北門を入ってすぐ左手に、super-meteorさま押しの栄摂院(えいしょういん)があります。
普段は非公開の塔頭ですが、紅葉時のみ庭園を公開して下さっているそうです。
朝の7時過ぎでしたが、既に開門していました。
詳細は今後、本編に追加しておきます。
ここも十分にきれいな紅葉です。
早朝は大抵”貸切状態”になるのがいいですね。
super-meteorさま、ご紹介頂き、ありがとうございました。
この日はこれで大人しく帰りました。
しかし翌朝、またまたじっとしていられなくなります(笑)。
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二尊院2 特別拝観1 御園亭(嵐山・嵯峨野散策22)
写真は、御園亭の露地庭園
本堂を上がった左手奥に枯山水のような庭園があるのをご存知でしょうか。
この庭園を見ていると、定期的に鹿威しの音が聞こえます。
しかし見える範囲に鹿威しはありません。
この庭園のさらに奥に御園亭(みそのてい)というお茶室があり、その庭園内に鹿威しがあるのです。
ここは春と秋にお茶付きで公開されます。
本堂に上がった寺務所で拝観料500円を納めます。
本堂左手奥の庭園横の廊下をさらに進んだ右手奥です。
元々は御所のあった後水尾天皇の息女の御化粧間だった部屋が、下賜されお茶室に改造したものです。
天袋には賀茂茄子や瓜の絵、襖絵は四季農耕図(経年変化でほとんど見えない)で、筆者は狩野永徳です。
また天井は二重格子になっていて見事です。
庭園は左手に池のある露地庭園で、池の淵には本堂からは音だけ聞こえる鹿威しがあります。
右手からは小川が流れ、飛び石に苔。
本堂の屋根が借景になっているようです。
なかなか見事な庭園です。
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2012 11/17の拝観報告1(赤山禅院)
写真は、境内の紅葉
この日は9:00からの修学院離宮がメインの日でした。
本来は1日拝観の予定でしたが、午後からは長男の幼稚園行事への参加を妻から要請され半日になりました。
その欠けた午後分を11/11午前の大原で補填しました(笑)。
しかしこの日は朝からの雨。
当初は自転車で行こうと思っていたのですが、さすがに止めました。
出来る限りたくさんまわって、すぐに帰りたい・・・となると車でしょう。
ではどこに停めるか。
朝から修学院離宮より南下して金福寺に至る予定。
よって帰りにスムーズに帰れるように、白川通から曼殊院道が分岐する交差点にある”一乗寺タイムズ”に停めることにしました。
ゴール地点に停めておけば拝観が終了次第すぐに帰れますし、行きの徒歩はどの道拝観時間外なので問題なしです。
家を7:30に出ました。
当然8:00前にはコインパーキングに到着です。
駐車場が修学院じゃなく一乗寺で徒歩が必要としても早すぎる到着です。
その理由が、赤山禅院なんです。
赤山禅院は拝観料も不要ですので、何時でも入れます。
しかも修学院離宮→金福寺ルートより北。
これを9:00の修学院離宮より先にまわらない理由がありません。
そういう理由です(笑)。
一見修学院離宮9:00は朝早くて迷惑な感じがしますが、先に赤山禅院に行くと、朝から目一杯拝観できるルートが完成するのです(笑)。
紅葉は写真のような感じ。
赤いところは赤いですが、全体的には5割にも満たない感じでした。
都七福神めぐりの福禄寿のお参りとともに、紅葉も楽しめますよ。
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2012 11/19 早朝紅葉1(真如堂)
写真は、参道の紅葉
約半年の沈黙を破って、久しぶりの”早朝”シリーズです。
懐かしいですか(笑)。
懐かしい人は、少なくとも半年以上の読者キャリアがある方ですね。
しかし紅葉の名所は桜と違って拝観料を支払って観るところが多いのか、早朝に無料で見られるところは限られているように思います。
ですから桜と違って地味ですが、今日から数日1つずつ更新していきます。
今年は1日2回更新って言っていましたが、結局こうなるんですね。
オマエ、勉強しろよって(笑)。
朝6:30に自転車で家を出ます。
最初に向かったのが、真如堂。
金戒光明寺の門前を通過し、坂を登り登り進み、北門を過ぎてすぐ右手にあります。
参道の紅葉です。
どうですか、お客さん(笑)!
門前、本堂右手から裏に続く紅葉は見事でした。
まさに”正真正銘”の極楽のようなお寺でしたよ(意味わかってね(笑))。
本編の2つも、この日のものに変えました。
ご覧ください。
・真如堂1 アクセス
・真如堂2 三重塔 本堂
さすがに平日の早朝は誰もいないですね。
個人的にこのような”誰も人がいない写真”、大好きです(笑)。
しかし過去の本編で唯一、”敢えて人が写っている写真”にしたところが1つあります。
どこでしょう(笑)。
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常寂光寺2 特別拝観 書院 園林堂(嵐山・嵯峨野散策17)
写真は、書院前庭
2011年と2012年のGWに東日本大震災の復興支援の企画として、2022/11/17~11/30にも通常は非公開の本堂と書院、書院前庭が公開されました。
本堂右手の玄関に入り、拝観料300円(2022年は500円)を納めます。
記念に常寂光寺の四季の写真の絵ハガキが1枚頂けます。
拝観料が復興に寄付されるそうです。
まずは本堂の右手から入ります。
正面に書院への渡り廊下がありますが、まずは本堂内へ。
左手に進むと内陣があり、日蓮宗でのすので本尊は十界大曼荼羅です。
内陣の前には藤原定家の念持佛であると云われる釈迦如来像がお祀りされていました。
また本堂の縁側からは、境内の紅葉がきれいでした。
本堂の奥にある書院へ渡り廊下から入ります。
書院には住吉具慶筆の藤原定家像や皇室で使用されるお茶碗などが、2022年には小督局所持の車琴などが展示されていました。
書院の前庭は本堂の裏手からも見えるのですが、書院からみれば「こちらがこの庭園の正面なんだな」というのがよくわかります。
池に苔、青紅葉と緑のきれいな庭園です。
書院には本堂と反対の庫裏との間にも中庭がありました。
園林堂
2023年の秋から特別公開で園林堂(納骨堂)が公開されました。
常寂光寺の拝観ルート最後の門を出て左前方に新しい門があり、これが園林堂です。
拝観料は300円。
元々は古松庵という塔頭だったそうです。
門を入った正面に納骨堂、左手には宝篋印塔、右手には池のがあり庭園になっています。
庭園は苔がきれいで、池の周りを一周歩け、秋は紅葉がきれいです。
常寂光寺を出て約60m直進すると、左に視野の開けた交差点(D地点)に出ます。
左前方には落柿舎が見えます。
D地点以降、散策ルートは、距離別に大きく3コースに分かれます。
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2012 11/11の拝観報告3(来迎院、寂光院)
写真は、寂光院の門前
勝林院、実光院、宝泉院、三千院と来て、まだ時間が10:15頃。
これはあと2つも行くしかないでしょう。
まずはさらに上の来迎院。
紅葉の具合は本編を参照してください。
11/11の写真です。
しかし雨が結構強かったので、もう深追いはしませんでした。
本堂前と本堂内をお参りして退散。
そして下山時にルートを変えて、見つけましたよ、出世稲荷神社!
まだ本殿が出来ておらず、民家の中にお祀りしてありました。
本殿は4月~5月には出来るそうです。
来年のアジサイの頃に再訪でしょうか。
そして道を渡って寂光院へ。
ここも結構色づき始めていましたね。
ちなみに本編の写真はこの時のものです。
これだけまわって、そそくさと下山し12:00頃自宅に帰りました。
当初は11/10、11/17の全日が拝観日で、11/11は拝観日ではなかったのです。
しかし11/17の午後は長男の幼稚園の絵画展なので一緒に来てほしいと。
それならってことで、その欠けた11/17の午後半日分を、11/11の午前中にまわした訳です。
実はこの方が両日程とも午前中なので混雑する午後がなくなります。
僕はこの方が好きなので、好都合でした(笑)。
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天龍寺3 特別拝観2 弘源寺(嵐山・嵯峨野散策9)
写真は、虎嘯(こしょう)の庭
弘源院(こうげんいん)は室町幕府の管領、細川持之がした塔頭です。
門を入って石畳の参道があり、途中の左手には毘沙門堂があります。
毘沙門天立像は重文で、腰のひねりがスゴイです。
正面の扁額は弘法大師の直筆で、天井は花天井になっています。
玄関で拝観料500円を納めます。
正面の参道を進み、本堂に入って右に曲がると廊下の左手に3つの部屋に分かれています。
右手の庭園は“虎嘯(こしょう)の庭”と云われ、嵐山を借景にした枯山水庭園です。
最初の部屋は仏間で、本尊の観世音菩薩像がお祀りされており、襖絵は森月城の竹の図です。
2つ目の間の左手には竹内栖鳳や上村松園の掛け軸が掛けられており、右手にはそれらの明治、大正の京都画壇の絵を集めた嵯峨野名所色紙貼交と扇面貼交の襖絵があります。
3つ目、最奥の間は左手が梅の図、右手が松の図で、いずれも大矢峻嶺の筆です。
この部屋の奥には池のあるお庭が見えています。
また廊下の柱には、禁門の変の際に長州藩が陣を敷いた際に、藩士が刀の試し切りをした跡が残っています。
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2012 11/11の拝観報告2(宝泉院、三千院)
写真は、宝泉院の宝楽園
そして最奥の宝泉院です。
誰もいなかったので、先に宝楽園に行きました。
ここもなかなかの紅葉。
以前から思っていましたが、ここは広さの割に起伏が大きいです。
そしてメインの客殿に。
実光院に続きここでも抹茶とお茶菓子が出ます。
分かってはいたものの、連続のお茶菓子はそろそろツライ歳になりました(笑)。
この辺りから雨足が強くなってきました。
天気予報って外れないですね(笑)。
そして三千院へ。
ここは今回の「報道ステーション 紅葉中継」の”僕的な第1候補”です(本当に今年はあるんでしょうか)。
そろそろココが来てもいい頃です。
この日の色づきぐあいを見ても、11/23あたりならちょうどピークではないでしょうか。
どうでしょう。三千院!
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天龍寺2 特別拝観1 宝厳院(嵐山・嵯峨野散策8)
写真は、宝厳院の獅子岩と庭園
天龍寺の塔頭で、拝観は春と秋の特別拝観時のみですが、結構期間が長いです。
拝観料は弘源寺とセットで900円、本堂は別でさらに500円です。
内部は広い庭園で、獅子吼(ししく)の庭といいます。
砂利道の散策路を左手から進んで行きます。
最初は苔と石組の枯山水庭園です。
春は桜、秋はもみじがきれいです。
やがてその緑の庭園に響岩、碧岩、獅子岩などの巨岩が現れます。
獅子岩はその名の通り獅子が座っているように見えます。
この辺りになると一面緑の苔の間に小川が流れます。
左手奥には茶室の無畏庵(むいあん)が、右手奥には本堂があります。
10月、11月は茅葺の無畏庵にて、別途500円で呈茶があります。
6畳の広間に外縁があります。
奥には4畳半があり、左手には立礼席のような腰掛があります。
本堂は別料金500円で、やや小さめで新しいです。
本尊は十一面観世音菩薩で、内部には田村能里子画伯という現役の方がシルクロードの襖絵を描かれています。
さらに砂利道の散策路を進むと、今度は紅葉がきれいです。
散策路最後の左手に大正時代に造られた茶室の青嶂軒 (せいしょうけん)があります。
春は桜、秋は紅葉が楽しめるきれいな庭園ですので、非常におすすめです。
本堂は前述の通りで、玄関を入って左側にあります。
一方の書院は、右手に進んだ奥にあります。
書院は日本郵船の重役であった林民雄氏が別荘として大正8年に建てました。
数寄屋建築の書院で、6畳と12畳の間の周囲に縁の間があります。
庭園や池の水面から1.8m程高くなっており、獅子吼の庭をやや見下ろすような景色がきれいです。
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2012 11/11の拝観報告1(勝林院、実光院)
写真は、実光院の茶室 理覚庵。
この日は朝8:00前から、自家用車で大原へ向かいます。
当初からこの日僕に与えられたのは、午前中の半日です。
朝なのでスイスイ走り、8:30ぐらいには到着。
三千院は一旦スルーして、まずは勝林院へ。
すると既に開門していました。
受け付けの方が「いつもこのぐらいに着いて、着いたらすぐ開けるで」と言っておられました。
予定が30分も前倒しです!ラッキー!!!
勝林院の紅葉は結構進んでいましたね。
先日の本編の通りです。
そして手前の実光院へ。
ここも2年前の11/3辺りに来て、不断桜を観ました。
今年も咲いていましたが、密度が以前よりまばらでしたね。
いずれも再訪でもあり、写真の撮影と紅葉の偵察が主たる目的ですので、それほどゆっくりはせず次に向かいました。
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天龍寺1 通常拝観(嵐山・嵯峨野散策7)
写真は、曹源池の庭園
“天龍寺”の大きな石碑を越えてすぐの総門から入った右手に、塔頭の弘源寺があります。
さらに参道を進むと左手に大きな法堂が見えます。
参道をまっすぐ進みます。
階段を数段上がった正面の庫裏から方丈に、左手から庭園に入ります。
方丈+庭園拝観で600円、庭園拝観のみで500円なので、両方行った方がいいと思います。
また法堂の手前で左折し、道なりに右に進んで行った先に、塔頭の「宝厳院」があります。
まずは庫裏に入ります。
入った左手が大方丈です。
非常に大きく曹源池のある庭園に向かって座れるので、みなさんゆっくり見ていかれます。
方丈には複製ですが、曽我蕭白の龍図があります。
廊下を戻り書院を経て、屋根のある長い外廊へ。
この廊下の右手、庭園を挟んで向う側にお茶室の祥雲閣がありますが、通常は非公開です。
長い外廊を50mぐらい歩いて多宝殿へ。
ここには後醍醐天皇像が鎮座されています。
方丈を出て、庭園の拝観へ。
先程本堂から見た庭園をまわります。
曹源池を中心にした広い池泉回遊式庭園で、いろいろなコースがあるのでかなり楽しめます。
まず方丈を右手に見ながら庭園の左端を進むと、精進料理の篩月(しげつ)がります。
広い座敷があり、雪 3,300円、月 5,500円、花 8,000円です、
方丈を回り込むと池の周りに庭園があり、紅葉が非常にきれいです。
小高くなった望京の丘からは嵐山の町並みが見えます。
また春の多宝殿の前は、さくらがきれいです。
さらに多宝殿から奥は百花苑で、四季折々の花が咲きます。
百花苑をさらに奥に進むと北門があります。
この北門から天龍寺を出て左折すると、竹林の1番いいところにすぐ出られます。
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2012 11/10の拝観報告5(祇園をどり)
写真は、開演前の祇園会館
「そうだ 京都、行こう」の会員プランの”知って深めて、歌舞伎への誘い”が15:30まででしたが、
その後に”京極堂”さまから、この日千秋楽の”祇園をどり”に招待されていたのです!
招待券を2枚頂いたそうで、有難くも僕を誘って下さいました。
開演時間、なんと16:00!
東山二条からダッシュで東大路通を四条まで南下しました。
東大路通の南行きは大渋滞、バスなんかではムリと踏んでの当初からの自転車。
最短移動時間だったでしょう、お茶席にも間に合いました(笑)。
今春に”都をどり”を観ていたので、お茶席から入場までの要領が分かっていて良かったです。
今回の構成は、旦那が芸妓1人、舞妓4人とお座敷遊びをし、”その遊びにちなんだ内容に場面が派生する”ことが繰り返されます。
つまり”金比羅船々 (こんぴらふねふね)”をしたら、場面が変わり”四国名所めぐり”に、
トラトラ(お座敷遊びの”じゃんけん”)をしたら、再度場面が変わり”千里が竹”で虎、和藤内、母の話になります(京都検定を受ける方に取っては、トラトラ=虎、和藤内、母は当然です)。
比較的分かりやすい展開でした。
僕はお茶屋さんには、招待されて1度だけいったことがあります。
まあその1度がトンデモナイところでしたが。
しかしこういうところに、ふと呼ばれてサッと行けるので、京都に住んでいて本当に良かったと思いました。
17:00頃に終了し、京極堂さまと帰路につきました。
京極堂さま、お誘い頂き本当に有難うございました。
いやはや、朝9:00から
廬山寺(特別公開)→清風荘→白龍園→「そうだ 京都、行こう」で妙傳寺→祇園をどり
と、慌ただしかったですが、充実した1日でした。
うん、
京都、最高!
最後に。
いよいよ「第1回アマデウス会」まであと1週間となりました。
今までいろいろ手配などをしてきましたが、もうすぐです。
昼間は個々に紅葉を楽しみ、夜はみんなで京都観光談議。
今から楽しみです!
ここで出会えた皆様と共に、楽しい時間が共有できればと思っています。
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来迎院 (大原散策14)
写真は、本堂
ひたすら坂を登ってきて、左手の門が来迎院です。
来迎院は平安中期の1013年に寂源が勝林院を建立した後の1109年に、良忍が建立しました。
よって当時は来迎院を上院、勝林院を下院と呼んでいたそうです。
以降、両寺院が天台声明の中心となっていきます。
表門を入って真っすぐに進むと庫裏があり、こちらで拝観料400円を納めます。
右手の階段を上がると広い平地になっており、鐘楼、本堂があります。
本堂に上がり、右手奥から中に入ります。
内陣中央には本尊の薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来像がお祀りされています。
脇侍には左に不動明王像、右には毘沙門天像がお祀りされていました。
内陣の左後ろの脇壇には伝教大師、元三大師、良忍上人の掛け軸などがあります。
左手の脇壇には位牌がお祀りされています。
本堂を出て、左手の階段を登ると鎮守堂があります。
さらに奥に進んで律川の橋を渡ると御廟の三重石塔(重文)があります。
そして収蔵庫の裏を通って受付の場所まで1周してきます。
2022/11/12~11/30の秋の非公開文化財特別公開で寺宝が公開されました。
国宝の日本霊異記はレプリカ、その他重文の来迎院如来蔵聖教文書類が複数、内陣の左手には涅槃図などが公開されました。
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2012 11/10の拝観報告4(妙傳寺)
写真は、船弁慶をイメージした和菓子
白龍園が終わるとすぐに下山です。
下山して出町柳駅に12:15頃。
そして百萬遍のマクドで昼食を取り、東大路通を南下してやってきたのが”妙傳寺(みょうでんじ)”です。
この辺りの移動は、自転車がものすごくものを言います。
13:00からここで、「そうだ 京都、行こう」の会員プランの
”知って深めて、歌舞伎への誘い”
がありました。
しかし妙傳寺ってどこ?と思われたでしょうか。
ほとんどの皆さんは前を通過したことがあるハズのお寺です。
東山二条の南東角に日蓮上人の銅像が立っている大きめのお寺があるでしょう、アレです。
日蓮宗寺院は観光に熱心ではなく、内部の拝観は出来ないのであまりご存知ない方が多いでしょう。
実は妙傳寺は歌舞伎の片岡家の菩提寺であり、また顔見世の際に掲げられる”まねき”はここで書かれているのです。
そしてこのイベントでご一緒した”なおすけ”さまと初対面、”ルーキー”さまとは何度目かな(笑)。
この日のイベントの内容は、今年の顔見世の演目の解説です。
23名の出席者のうち、歌舞伎を観たことがないのが3名程度というハイレベルさでした。
僕は2005年頃に銀座の歌舞伎座(現在工事中)で1度だけ観たことがありましたが、まあほぼ初心者です。
”なおすけ”さまのような歌舞伎ドップリの方も10名ぐらいはおられた雰囲気でした。
しかし初心者にも十分分かる内容で非常に面白く、今年は一層顔見世に行きたくなりました。
休憩のお茶では、写真のように演目の船弁慶をイメージした和菓子を俵屋吉富さんが特別に作ってくださいました。
右の赤い方に静御前の烏帽子、左の白と緑の方に平知盛の亡霊の隈取と長刀をイメージした模様が入っています。
こういうイベントで知識を拡げるのもいいものです。
妙傳寺の書院にも入れたし。
15:30にイベントは終了しましたが、ここから慌ただしいですがさらに次に参ります。
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勝林院(大原散策13)
写真は、本堂と前庭
勝林院は平安中期に寂源によって声明による念仏修行の道場として、1番最初に大原に創建されました。
90年後に出来る来迎院との二坊で声明の中心となります。
鎌倉時代には、浄土宗の法然上人と天台宗の顕真法師の大原問答が行われたことで有名です。
拝観料300円を門の左手の受付で納めます。
ここは8:30ぐらいから開いています。
門外からも見えますが、正面に本堂があり、本堂に向かって真っすぐに石の参道があります。
その両脇はきれいな苔です。
そして本堂右手が一面の紅葉です。
過去に「そうだ、京都行こう」にも取り上げられました。
参道右手には鐘楼があり、梵鐘は重文です。
またその奥には手前から西林院跡地、宝篋印塔(重文)、観音堂と山王社があります。
参道に戻り、真っ直ぐ正面の本堂に上がります。
本堂の内陣中央には本尊の阿弥陀如来像、右手には不動明王像、左手には毘沙門天像がお祀りされています。
本堂の奥には右手から中央へ、崇源院(お江)の位牌、白衣観音、普賢菩薩像、元三大師画像が、左手には中央に向かって寂源上人画像(開山)、踏出阿弥陀如来像、法然上人像がお祀りされています。
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