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2012 2月の特別拝観


写真は相国寺の塔頭、大光明寺の”心字の庭”

1月に続き2月も特別拝観はほとんどが、「京の冬の旅」です。
それ以外が少しです。

特別拝観にも様々なパターンがあります。

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

洛中
京都御所 5月参観の申し込み 2/1~
仙洞御所 5月参観の申し込み
 2/1~
C-2 北野天満宮 梅苑公開(御土居) 2/10~3月下旬
B-2 相国寺 法堂、開山堂 1/11~3/18(2/15 AMは休止)
E-2 相国寺 大光明寺 1/7~3/18(2/12 11:30~12:30、2/19 AM、2/25 10:30~12:00は拝観休止)
E-3 長講堂 1/7~3/18(毎週日曜日AMは休止)
E-2 平等寺 1/7~3/18
B-3 杉本家住宅 2/4(2日前までに予約)10:00~11:30 14:00~15:30 1500円

洛東
B-2 吉田神社 大元宮 2/1~2/4
安楽寺 松竹梅白壁蔵「澪」と<京の甘いもん>を楽しむ会 in 安楽寺 3/3 要予約 2/10 12:00まで
C-3 聖護院門跡 節分会にて予約不要 2/2、2/3
E-3 野村碧雲荘 12月に当選した方のみ 2/24
A-1 長楽寺 1/7~3/18
A-1 泉涌寺 雲龍院 1/7~3/18(2/18は休止)
D-3 東福寺 三門 1/14~2/29
C-3 東福寺 龍吟庵 1/14~2/29

洛北
修学院離宮 5月参観の申し込み 2/1~

洛西
C-2 金閣寺 方丈 1/8~3/20
桂離宮 5月参観の申し込み 2/1~
E-3 妙心寺 三門 1/7~3/18
E-3 妙心寺 隣華院 1/7~3/18
E-3 妙心寺 玉鳳院 1/7~3/18(2/11、3/11は14:00~休止、2/7 AMは休止)
E-3 春の龍安寺特別拝観(仏殿・西の庭・茶室蔵六庵) 4/14拝観(2/18から申し込み開始)
「そうだ 京都、行こう。」エクスプレスカード会員限定(会員になれば申し込めます)。

洛南
伏見 酒蔵開き 2/5(日)
B-3 東寺 五重塔初層内部 1/7~3/18
B-3 東寺 観智院 1/7~3/18
非公開茶室の見学(山崎コース) 茶室 松花堂→水無瀬神宮 灯心亭→妙喜庵 待庵 2/24(金)参観 申し込みは1/27~2/9まで 参加費10,000円

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六道珍皇寺1 アクセス 通常拝観(祇園散策13)


写真は、左が鐘楼、中央が閻魔堂、左が薬師堂

「安井金比羅宮」を正面から出て右折し、東大路通を約80m進むと八坂通との交差点になります(簡易地図)。
この左手が「八坂の塔」への石畳で、テレビでよく見る景色です。
東大路通をさらに約120m進むと、今度は松原通との交差点の清水道に着きます(K地点)。
むろんここを左折すれば「清水寺」ですが、今回は右折します。

約100m進んだ右手に“六道の辻”と書いた石碑と朱塗りの山門が現れ、これが六道珍皇寺です。

平安時代は“愛宕寺(おたぎてら)”と云われ、ここから今の「泉涌寺」辺りまでを“鳥辺野”といい、死者を埋葬していました。
当時はこの愛宕寺がこの世とあの世の境界とされ、冥界への入口と考えられていました。
今でもお盆前に精霊が帰って来るのを迎えるために8/7~8/11まで、“六道まいり”、“お精霊(しょうらい)さん迎え”が盛大に行われています。

山門を入った右手前には収蔵庫のような薬師堂があります。
通常は閉まっています。
特別拝観の際は薬師堂が開扉され、中央には重文の薬師如来坐像、右手には十一面観音菩薩像、左手奥には地蔵菩薩像、左手前には大本禅師像がお祀りされています。

その隣りには閻魔堂があります。
中には小野篁と閻魔大王坐像がお祀りされています。
まわりはお堂で囲われているので、小窓から覗き込む感じです。
稀に行われる特別拝観時は、両者ともに全部が開帳されます。

さらに奥には“迎え鐘”(霊を現世に呼び戻す)があります。
門から正面には本堂がありますが、通常は非公開です。

しかし、本堂の右手に木の階段があり、靴を脱いで上がれるわずかなスペースがあります。
ここをあがった小窓から15mぐらい先に小野篁が冥界への入口にしていた“冥途通いの井戸”が見られます。
窓は小さいですが案内もあり、ここからなら常時見られます。




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