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駒井家住宅


写真は駒井家住宅の外観。

駒井家は遺伝学者、駒井卓の邸宅で、同志社大学 アーモスト館も設計したウィリアム・ヴォーリスの手による、昭和初期の洋館です。

アクセス
大体の場所は、銀閣寺道のさらに少し北です。
市バス5で、上終町(かみはてちょう)京都造形芸術大学前で下車し、バスの進行方向と逆へ白川通を進みます。1つ目の信号のない交差点を右折し、250m直進し突き当りを左折したすぐの左手に「駒井家住宅」があります。

または、市バス204にて伊織町で下車し、バスの進行方向と逆へ東鞍馬口通を50m程戻ると、白河疎水があります。これを渡ってすぐに疎水沿いに右折し、100m直進した左手に「駒井家住宅」があります。

参観
ここは通常参観もしていますが、3月 第1金曜 ~ 7月 第2土曜と、9月 第2金曜 ~ 12月 第2土曜の毎週金曜日・土曜日10時~16時 (入館は15:00まで)開館というややこしい設定で、参観料は500円です。
今回は、2011年の「京の夏の旅」の特別参観で、600円でした。

主棟の裏口の前には芝生のお庭があり、このテラスから中に入ります。
まずは外観。
赤色桟瓦葺の屋根、外壁はスタッコ仕上げ、二連のアーチ窓など、当時流行していたアメリカン・スパニッシュ様式だそうです。

内部は木造2階建てで、玄関ホールを入ると正面に左から食堂、居間とサンルームが並びます。
食堂の左奥には台所もあります。
玄関の右手には和室も残されており、左手には2階への階段があります。

2階に上がると左手前に寝室、左手に水洗トイレがありますが、
当時では画期的なことだったそうです。
廊下の奥の正面には駒井卓の書斎、左手奥には主寝室があります。
主寝室もサンルームがあり、大文字が見えます。
ビルトインのタンスやクローゼットもありました。

1階の居間から庭に出ます。
芝生のお庭の左手にはかつての温室があります。



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霊鑑寺1 アクセス、書院庭園(東山北部散策12)


写真は、書院の前庭

代々、皇女が入寺された“尼門跡寺院”で、“谷の御所”と、またそのお庭の椿の美しさから“椿寺”とも云われています。

注意点は、通常は拝観謝絶です。
しかし、毎年4月上旬と11月下旬に特別公開を10日間ずつしており、拝観料は700円です。

アクセスは、
哲学の道からの場合、哲学の道に架かる橋の横に“霊鑑寺”の案内があるので、この橋を渡って約120m直進、
鹿ケ谷通からの場合、岡村医院の角を曲って約200m直進すると表門です。
「法然院」の前の道を下って来きても、「安楽寺」、「霊鑑寺」と道なりに左手にあります。

緩やかな石の階段を上り表門を入ると、玄関と書院が左手に見え、右手に書院の池泉式庭園があります。

中門を入ってすぐの散策路の右に天然記念物“日光椿(じっこうつばき)”があり、創建時の植栽なので樹齢300年以上だそうです。
花全体が真っ赤なのが特徴です。

ここのお庭が秀逸です。
苔と石組みに散策道があり、お庭の周囲からもみじが“降って”くる感じです。
修学院離宮に通じるような美しさです。

しかし本来、このお庭は椿が美しいので、春の方がさらに見応えがあります。

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