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修学院離宮2 中離宮(修学院、一乗寺散策5)


写真は、紅葉の中離宮庭園

次に松並木を歩いて中離宮に向かいます。
松並木は砂利道で、両側に沿って松が連々と続いています。
この道の周囲は、棚田や畑で、周辺の農家に委託して作付けしています。
道の外は普通の農村風景なのに、道は神々しい感じです。

中離宮の門をくぐり長い前庭を進むと、手前に楽只軒(らくしけん)”、奥に客殿があります。
楽只軒には狩野探信の吉野山の桜と龍田川の紅葉の襖絵があります。

客殿の裏側の欄干は“網干の欄干”で、網目のような模様です。
客殿の正面に回ります。
客殿正面にある棚は霞棚といって“天下三棚”の1つです(桂離宮の桂棚と醍醐三宝院の醍醐棚)。
降嫁した徳川秀忠の娘、東福門院のために建てた離宮なので、飾り金具が葵の御紋の周りを菊の御紋が囲う意匠であり珍しいそうです。
左手にある鯉の襖絵がありますが、これは円山応挙が後から網を書き足したそうです。
というのも、この鯉が夜な夜な池で泳ぐと云われていたからだそうです。
左手奥の祇園祭の杉戸絵は住吉具慶の作です。

ここの庭園も下離宮同様、奥から川が流れており、傾斜に沿って流れ下り、最後は池になります。
もちろん周囲の苔も見事ですし、紅葉が非常に映えます。



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南禅寺7 大寧軒(東山北部散策25)


写真は、大寧軒の庭園

通常は非公開ですが、2011年の「京の夏の旅」で公開されました。
大寧軒の庭園は、薮内家(三千家の上流(かみりゅう)に対して下流(しもりゅう))が作庭した池泉回遊式庭園です。

表門を入り、正面の受付で拝観料600円を納めます。
正面には書院の玄関がありますが、閉まっています。
左手の門を入ると、すぐに広い庭園が現れます。
中央は池、左手奥2畳台目の茶室 環翠庵があります。
この辺りの紅葉もきれいです。

右手には書院があり、池に沿って右前方に散策路があり続きます。

庭園は入り組んだ構造ではなく、広く開けた1面で苔蒸しており、非常にきれいです。

散策路に沿って奥に進むと東屋があり、ここに座って庭園を観賞できます。
待合のほぼ正面に“三柱鳥居”があります。
これは“京都三珍鳥居”の1つで、太秦にある蚕ノ社の鳥居を模して造られたものです。

庭園の最奥には滝が流れています。
中央の池を中心に、飛び石の散策路があり、その飛び石の間を埋め尽くすような苔。
これぞ京都の庭園といった趣で、非常におすすめです。

2015年10/24の藝術学舎 講座「日本庭園の魅力 作庭意図と育成管理を学ぶ」にて、書院に入りました。
玄関の左手の庭園側に面して、手前に12畳の広間が2つ。
さらに奥には24畳の広間が2つ並びます。
そして手前の24畳の広間の縁側が広くなっており、板の間になっています。
天井は明かり取りになっており、ソファーがあります。
そのソファーから庭園を観ると、池の右岸に続く飛び石が奥まで続き、視界の1番奥に滝が見えています。

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僕の趣味


写真は信号待ちで撮れた”普通の三つ葉”と”奇跡の四つ葉”

これも直接は京都に関係のない話。

僕の日常は、大きく3つで構成されています。

1.仕事
2.家族
3.趣味

37歳で2児の父親ですので、上の2つは当り前。

さらに妻の理解もあり、趣味も充実させています。

その趣味がまた、3つばかりあります。

1.神社仏閣拝観
これはいいでしょう。

このブログそのものです。

でもキャリアでいうと3つの中では1番浅く、ここ3年ぐらいです。
そもそもここに入り込んだ入口は2番目の趣味からでした。

2.歴史(特に戦国時代)
一応、中世や幕末も人並み以上には詳しいですが、戦国時代は異常です(笑)。

16歳からの趣味です。

大学受験でも、理系のくせに「日本史」選択でした。

戦国時代の本を読んでいると、もちろん神社仏閣(特に大徳寺の塔頭など)がよく出てきます。
それで、「へぇ。京都のどこやろう?」ってなってきた訳です。
今では1に押されて休止中です。

3.地図
地図を見るのが大好きです。

京都の地図だけでも2時間は過ごせます(笑)。

結果、京都の裏道にも非常に詳しいです。

観光地報告でも、power pointで作成した地図がありますが、これも好きでやっています。
こだわりがあり過ぎて、自分が納得する地図を描いてしまいます(笑)。

まあこんな人が、好きでやっているブログが”ココ”です(笑)。

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