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木戸孝允旧邸、達磨堂


写真は木戸孝允旧邸

普段は全く非公開ですが、2011年「京の夏の旅」で公開されました。

アクセス
地下鉄市役所前駅の3番出口を出てホテルオークラ沿いに右折し、河原町通を進みます。
河原町二条を越えた次の交差点を右折します。
そこから約70mの2つ目の左折路を左折します(土手町通へ入る)。
ちょうど角が銅駝(どうだ)美術工芸高校です。
ここから土手町通を直進した2つ目の右折路を右折した突き当りに「木戸孝允旧邸」があります。

正面に“かもがわ”という喫茶店のある施設があり、右手に木戸孝允旧邸、左手に達磨堂があります。

通常、雨でなければ10:00~17:00まで達磨堂は開扉され内部も見学可能、
木戸孝允旧邸も雨戸は開けられますが外からの見学になります。

夏の旅では拝観料は600円で、最後に“かもがわ”でのドリンクサービス券が付いていました。

まずは木戸孝允旧邸の中へ。
当時はもっと大きな敷地だったそうですが、現在は敷地も建物もこじんまりしています。
1階は10畳の1間で、円窓が印象的です。
向って右手の縁を進むと2階への階段があります。
階段を登ると右手に3畳の次の間、左手に6畳間があり茶室のようになっています。
1畳の床の間に、廊下側には茶道口があります。

外へ出た芝生から全貌を望むことが出来ます。

次に達磨堂へ。
正面に下村観山の「達磨図」の衝立があり、内部には木戸孝允の子の忠太郎コレクションの達磨が数万点あります。

最後に“かもがわ”でドリンクを頂き終了でした。



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今後の祇園祭(祇園祭7 最終)


写真は南観音山。山でも、北観音山、南観音山、岩戸山は鉾のような形状ですが、先端が木です。

山鉾巡行は、かつては7/17と7/24の2回行われていました。

7/17を前祭(さきまつり)、7/24を後祭(あとまつり)と呼んでいました。
現在の巡行の、長刀鉾から23番の船鉾までが前祭で、24番の北観音山から最後の南観音山までが後祭でした。

しかし、交通規制などの問題で、昭和41年に統一された経緯があります。

現在は、7/24に「花笠巡行」が行われています。

最近の新聞の記事では、今後2015年あたりを目途に、後祭を復活させる動きがあるようです。

多分、第1の目的は観光客の分散を狙っているのでしょうね。

“大船鉾”の復活とともに後祭も復活する構想のようですが、あの大規模な交通規制を2回もするのかなど、課題は多いようです。

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祇園祭開催時にホテルが取りにくい訳(祇園祭6)


写真は郭巨山。いわゆる普通の山です。

祇園祭の時の京都のホテルは非常に取りにくいです。

そういうと「それは日本3大祭りの1つで、たくさん観光客が来るから当たり前だろう」って
思われる方が多いでしょう。

じゃあ早めにとればいけるのか・・・それでもなかなか難しい理由があるようです。

それは祇園祭に合わせて呉服屋さんが、毎年決まったホテルに全国のお得意さんを招待して展示会をやっているのです。

ホテル側も年中行事の1つになっており、自ずとある一定数の部屋が自動的に確保されているのだそうです。

ですから、この時期は普段より元々の空室が少ないのです。
その少ない空室を、大勢で争っている訳です。

でもそれだけ苦労しても、見に来る価値は十分にあるお祭りだと思っています。

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山鉾巡行(祇園祭5)


写真は例年山鉾巡行の先頭の長刀鉾。

朝から山鉾が一斉に市内を練り歩きます。

順番は予めくじで決めますが、毎年同じ順番で巡行する“くじ取らず”の山鉾も結構あります。

“くじ取らず”は、
1番:長刀鉾、5番:函谷鉾、7番:綾傘鉾、15番:四条傘鉾、21番:放下鉾、22番:岩戸山、23番:船鉾、
24番:北観音山、25番:橋弁慶山、32番(最終):南観音山です。

四条烏丸を先頭の長刀鉾が9:00に出発し、最終の南観音山は11:00頃に四条烏丸を出発します。

四条通を直進し、四条堺町で“くじ改め”をした後、
四条河原町で“辻回し”を行い(長刀鉾9:40頃、南観音山12:10頃)、
今度は河原町通を北上します。

次に河原町御池(市役所前)で
再度“辻回し”を行い(長刀鉾10:20頃、南観音山13:00頃)、
御池通を直進します。

最後は新町御池で各鉾町へと帰っていきます。
新町御池到着は、長刀鉾が11:45頃、南観音山が14:00頃です。

容易に察しが付くとは思いますが、四条通や“辻回し”が見られる四条河原町、市役所前交差点は、とんでもない混雑です。
朝から陣取らないととてもじゃないけど見られません。
平日で13万人、休日にあたると20万人ぐらいが観覧に来ます。

御池通には有料観覧席がありますが、今年は巡行が日曜日だったためか、発売日の6/7に即日完売でした。

以前にも書きましたが、全部じゃなくてもいいから巡行を見たい方へ。
13:00頃の新町御池なら例年比較的混雑はマシです。
船鉾あたりの辻回しが見られます。

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宵々々山、宵々山、宵山(祇園祭4)


写真は主な鉾の位置と先端の形。

前夜祭のようなものです。

昔は宵山だけだったのですが、観光客の増加などで3日間になりました。

御池通から五条通の間と、堀川通から烏丸通で囲まれたあたりは、山ほど屋台が出ます。

20:00頃の室町通や新町通は、道が細い上に、所々の道の真ん中に鉾が建っているものだから、動くのも大変なぐらい混雑します。

なお、室町通や新町通は混雑のピーク時は歩行者も一方通行になります。

確かに混雑はしますが、鉾からは定時で祇園囃子が聞こえ、それは風流なものです。

また、各鉾で厄除けの粽を買うと(500円ぐらい)、鉾の上に乗せてくれます。
四条通の函谷鉾あたりがおすすめです。

ただし、長刀鉾など一部の鉾は、未だに「女人禁制」で、女性は乗せてくれません。
僕が子供の頃は、放下鉾や南観音山もそうでしたが、今はわかりません。

主な鉾には、長刀鉾、函谷鉾、月鉾、菊水鉾、鶏鉾、放下鉾(ほうかぼこ)、船鉾があります。
上の地図にそれぞれの位置を示してあります。

先端の形がそれぞれの鉾によって異なります。
長刀鉾はその名の通り、長刀になっており、菊水鉾は上から見ると”菊の御紋”のようになっています。
その他は、説明しにくいのもあるので、地図に形を掲載しました。
船鉾は特異な鉾で、先端がなく全体が船の形をしています。

地元の方なら、その先端の形で”どの鉾か”がわかります(僕も子供の頃からの記憶で書きましたから(笑))。

この時期は、京都の梅雨が明ける頃。例年どれか1日は15:00頃からすごい夕立になる印象があります。
しかし17:00頃にはピタリと止んで、みんな閉じた傘を片手に、蒸し蒸しした四条通に祇園囃子が鳴り響く中を歩く光景が“あるある”です。

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曳き初め(祇園祭3)


写真は鉾の中でも”船鉾”は特徴的です。

さて鉾が完成すると、次に例年行われるのが「曳き初め」です。

いわば試運転。出来た鉾を曳いても大丈夫か確認するわけです。

その曳き初めは、7/12~7/13に行われます。

この曳き初めが”おすすめ”です。

誰でも鉾を曳けるのです。通りがかりでも。
地元の小学生などが集団でいますが、観光客でも大丈夫。
また、誰が曳いているかなんて把握していないので、仮に途中で入っても、出ても大丈夫。

鉾を見た人、宵山などで鉾に乗ったことがある人は多いでしょうが、曳いたことがある人はなかなかいないと思います。
大体30分ぐらいで終わります。

あの大きな鉾を、みんなで曳いて動いた時は、なかなか感動しますよ。

今年(2011)は7/16、7/17が土日で、7/12~7/13が平日なので、今一つですが、7/12や7/13が土日の年は特におすすめです。

是非参加してみてください。

2011年の日程
長刀鉾 7/12 15:30~
函谷鉾 7/12 14:00~
鶏鉾  7/12 14:30~
菊水鉾 7/12 15:00~
月鉾  7/12 15:00~

放下鉾 7/13 15:00~
船鉾  7/13 15:00~
岩戸山 7/13 15:00~
北観音山 7/13 15:00~
南観音山 7/13 15:00~

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祇園祭の日程、鉾建て(祇園祭2)


1車線の一方通行道路に立つ鉾。道はこんなことになります。


祇園祭全体は7月の1か月間行われますが、僕もその全容は把握していません。

実際に観光で楽しむことができそうなのは、

・7/10からの「鉾建て」
・7/12~7/13の「曳き初め(ひきぞめ)」
・7/14の「宵々々山(よいよいよいやま)」、7/15の「宵々山(よいよいやま)」、7/16の「宵山(よいやま)」
・7/17の「山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)」でしょう。

すべての日程は日付で決まっているので、曜日は関係ありません。
7/17が平日なら、山鉾巡行は平日に行われます。

「鉾建て」
7/10から始まります。
祇園祭の“山車”には、大きくて上に人が乗れる「鉾」と、小ぶりでいわゆる“山車”のような“山”があります。
一部の“山”は上に人が乗れるぐらい大きいものもあります(北観音山、南観音山、岩戸山)。

これらは釘を1本も使わずに、荒縄でくくりながら仕上げていくのは有名です。
時間があればこの工程をゆっくり見られるのもいいものです。

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はじめに(祇園祭1)


写真は函谷鉾(かんこぼこ)。いわゆる普通の鉾です。


祇園祭は、京都3大祭りの1つであるばかりか、日本3大祭りの1つにも数えられるぐらい大きなお祭りです。

しかし、amadeusにとってはそれ以上の意味があります。

僕は京都の四条烏丸近辺で生まれ育ちました。

祇園祭の“ど真ん中”です。

宵々々山から宵山までの実家の前の道は歩行者天国で、祇園囃子や下駄の“カランコロン”って音が聞こえてくるような環境でした。

さらに、鉾町ではなかったですが、長刀鉾に近いこともあり、幼稚園から小学校低学年ぐらいまで、長刀鉾の厄除けの粽(ちまき)売りを手伝っていたこともあります。

皆さんにも子供の頃、地元の夏祭りがあったと思いますが、僕にとってその地元の夏祭りが、祇園祭だったのです。

この大好きな祇園祭を、観光の点から解説していきます。

全7回です。

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光雲寺1 はじめに、アクセス(東山北部散策14)


写真は、光雲寺の本堂

光雲寺は南禅寺の境外塔頭で、徳川2代将軍秀忠と妻お江(2011年の大河ドラマの主人公)の娘、和子(まさこ)こと東福門院のお寺です。
東福門院は後水尾天皇の妻です。
その後水尾天皇の別荘が「修学院離宮」で、その中の「中離宮」は東福門院のために建てたものです。
こうして知識が繋がって来るとさらに面白いです。

アクセスは、
哲学の道を北から来た場合、哲学の道が道なりに大きく右にカーブするところがあります。
ここを曲がりきったところの右手にコンクリートの下り階段があり、ここを下りると裏門があります。
実は、哲学の道がここでは小高くなっており、ここから「光雲寺」の庭園が丸見えだったりします(笑)。

南から場合、南禅寺の北門こと大寂門を出た鹿ケ谷通を直進し、右手の永観堂を通過すると信号が見えてきます。
この信号の1つ手前の交差点を右折したら正面に正門があります。
この交差点の右角には刈り込みの立派なお屋敷(有芳園)があり、目印になります。

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