雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

龍安寺

2007年12月04日 | 京都散策
臨済宗妙心寺派の寺院

いままで何度か訪れていた寺院ですが、そういえば当ブログ初登場の寺院です
有名な寺院なのに何故??
なかなかイイ写真が撮れないので掲載が遅れていたからかな?

世界遺産にも登録されている寺院です

    

山号は大雲山
開基は細川勝元、開山は義天玄承

細川勝元は応仁の乱の東軍総帥

元々は徳大寺家の山荘を譲り受けて寺院としました

創建当時の建物は応仁の乱で焼失
再興は勝元の子、政元と特芳禅傑が行っています


訪れた日ももの凄い人出
境内の至る所に人がいて、とても写真になりません

写真を撮らないままとりあえず石庭まで進みました

さて石庭です
白砂を敷き詰め、帚目を付け、15個の石を5か所に点在させただけのシンプルな庭なんですが...

15個の石を全て見ることが出来ない
ということで有名

    

試しに数えてみると
確かに全て見れません
一説によると、庭園中央で見ると全て見れるそうですが
そんなことよりもこの庭園の意図は別の所にあります

全て見ることが出来ない
つまり不完全
「物事は完成した時点から崩壊が始まる」
という思想が古来日本にはあります
わざと不完全なままにして、崩壊を食い止める

これがこの石庭の意図

    

奥が深い庭です

        

石庭の前で暫し佇み
(とても座る場所見つからないくらいでした)

方丈をぐるりと周ります

    

さてこの龍安寺にはもうひとつ有名なものがあります
それがこの蹲踞

        

吾唯足知
そう刻まれています

残念なことにこれはレプリカ
でも歳月がいい味をだしていてこれでも満足



人混みのすごい方丈を抜け出し、鏡容池の撮影で満足することにしました

        

訪れた時はまだ緑の楓
所々、数枚が紅葉している程度でした

緑から赤に変わるその時にもここに居たいものですね

    

鏡容池の畔まで
鬱蒼とした路を歩いていると、眼前が開け
鏡容池が見えてきました

    

案外この池の方が気に入っているかも

    

        

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