雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

泉涌寺雲龍院

2008年01月21日 | 京都散策
真言宗泉涌寺の塔頭、雲龍院が次の目的地
泉涌寺の拝観入口に集まる人を横目にさらに奥へと歩きます

創建は南北朝時代
北朝の後光厳上皇によって創建された寺院です

        

瑠璃山雲龍院というのが正式名称

如法写経で有名になった寺院

ほぼ同時期に同じ場所に創建されたのが龍華院
応仁の乱等の戦乱の中で、荒廃と再興を繰り返し
江戸時代初期になってから、雲龍院、龍華院の両院が合併して雲龍院になった歴史を持ちます

      

現存の諸堂は後水尾天皇の援助で再建

  

庭園を眺めながらこの静寂を楽しみます
紅葉の時期にこれだけ落ち着いて拝観出来るとは

        

庭園を美しく見る手段として
額縁風に見立てるというのがあります

        

余計な景色は切り取って
純粋に庭園のみを楽しむ

  

余りにも定番過ぎるかもしれませんが
美しく庭園を眺めるいいコツなので外せません

西洋の庭園と違い、日本の庭園は自然がテーマ
決して自然をコントロールしようとはせず
かといって見えない程度には自然に介入
人為的には見えず
でも人為的
それが日本式庭園の真骨頂

    

こんなにも
自然と一体となり
あるがまま

 


金剛石もみがかずは
珠のひかりはそはざらむ
人もまなびてのちにこそ
まことの徳はあらはれる

        

        

悟りと呼ばれる窓
見つめたからといって悟る訳ではありませんが
何かほんの少しだけ
真理を知ったような気分になります

でも見つめていれば
ほら真理の窓

   

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポイントは赤? (好好爺)
2008-01-21 17:38:05
ここ、一昨年の12月初旬に泉涌寺の後に寄ったんですが。
さすがに紅葉があると違いますねぇ。
そのときは泉涌寺がメインでしたので、
来迎院横の荒神堂にあった紅葉を一本載せただけでした。

拝見するとやはり紅葉の時期に撮りたいですねぇ。
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Unknown (松風)
2008-01-21 21:33:33

こちらの梅は見応えあるので
最近は毎年でかけます。
境内の梅の枝振りがなんとも
素晴らしいんですよ。
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Unknown (deco)
2008-01-21 22:38:33
こんばんは、雪だるまさん。
額縁風に見せる庭園の写真、素晴らしいですね。
最後の写真は会心の出来ですね。
他にも拝観客がおられたとは思いますが、
素晴らしい景色を独占できた、と感じてしまいます。
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好々爺さんおはようございます (雪だるま)
2008-01-22 06:35:02
ここを訪れたのは12月1日でした
好々爺さんが訪れた時はもう紅葉は終わっていたのですね
来迎院を訪れる人は結構いますが
ここ雲龍院はとても静かな場所
雪だるまお気に入りの寺院です

去年は残念な年で、庭園の楓は上半分がすでに立ち枯れ状態でした
今年の紅葉は綺麗だといいのですが
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松風さんおはようございます (雪だるま)
2008-01-22 06:36:26
梅もいいのですか
それは知りませんでした
貴重な情報ありがとうございます

これは早速来月末頃行ってみませんと

もう暫くすると梅の季節
また京都が恋しくなります
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decoさんおはようございます (雪だるま)
2008-01-22 06:38:41
額縁風に撮る写真
こういったスタイルで撮り始めてはや随分時が経っています
たまには違う感じで撮りたいのですが
京都の寺院はやはり額縁風に見立てて美しく見えるように設計されていますので致し方ないなと思っています
最後の写真
お褒め頂いてありがとうございます
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雲龍院 (sora)
2008-01-22 20:10:14
こんばんは

雲龍院は、夏に行って秋には必ず行こうと思っていたところです。
でも秋は短し・・・行けないままに終わってしまいました。

雪だるまさんの写真を見て今年は必ず行こうと思いました。
お庭を眺めながらお抹茶をいただくのがいいですねぇ。

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soraさんおはようございます (雪だるま)
2008-01-23 06:16:18
雪だるまも夏に行って、これは秋には是非と思っていた寺院でした
とても静かな場所で、秋でも数人の方しか訪れていない事が多い雲龍院
とっても静かな雰囲気の中で、紅葉と抹茶を楽しめますよ

今年のシーズンは是非!
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