雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

高桐院

2007年11月29日 | 京都散策
今年何度目かな
大徳寺を訪れるのは
塔頭の特別拝観の時期になると、無性に訪れたくなります

11月初旬京都へと足を向けました

境内東端の駐車場へ車を停めたのは9時を少し回った頃

境内は着物姿の女性がぎょうさん
何でも茶会が催されているとのこと

茶道と繋がりの深い寺院

    

金毛閣は千利休が切腹する原因となったことで有名
上層には千利休の木像が今も安置されているとか


秋の特別拝観は総見院、興臨院、黄梅院
看板を見ると拝観受付は10時~
暫く時間があるので、高桐院を拝観することにしました

    

足利将軍家の一門として南北朝時代の動乱の中で台頭した細川家
室町時代の有力守護大名および管領家
しかし室町時代末期には三好氏や陪臣の松永氏に権力を簒奪され衰退

戦国時代に入って、織田信長と豊臣秀吉に従ったことから家運を回復
細川忠興が家長の折には再び盛隆を取り戻し、江戸時代末期まで熊本藩54万石の石杖を築くことになります

その細川忠興が埋葬されたことで以後細川家の菩提寺となった高桐院

        

紅葉の時期の参道が有名
訪れたのは10月末
まだ、紅葉には少し早い時期でした

         

さっそく本堂へ
幾人かの先客

少し色付いた楓と緑の絨毯(苔)

    

そして影の主役
竹林

簡素な庭園ですが、見れば見るほど味わいのある庭園

    

高桐院の楓の中で、最初に色付くのがガラシャの墓へ向う道にある楓
毎年ここの楓が最初に色付きます
晴天をバックに映える楓

    

この楓が散り始めるころ楓の庭も紅く染まります

高桐院は紅葉真っ盛りよりも散紅葉のころの方が美しい

さあ、今年も華麗なる散り姿をみせておくれ

    

京の趣
何気ない演出にも心を奪われます

        

世間では紅葉真っ盛り
雪だるまのブログではまだ紅葉前
もう少し待ってね

    

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