祇王寺
境内を覆いつくす苔と被い茂る楓で有名な寺院
江戸時代末期には荒廃し、廃寺となっていたものを
富岡鉄斎らの尽力により復興
今では嵯峨嵐山、屈指の拝観名所
境内を被う楓も色付き
見上げると
極楽が見え隠れ
この日の祇王寺
見ごろにはまだ少し時間がかかりそう
目線まで視線を降ろせば緑
緑の苔と緑の木々
ここは緑の寺
でも、落葉で葉が苔の絨毯に落ちると
それは鮮やかな景色になります
祇王の秘話
この寺院の風景
訪れる人を感銘させずにはいられない場所
緑の絨毯から、紅の絨毯への衣代わりが始まっています
いざよいの月かくれにし露の冷え
見上げた先にはなにが見えますか?
短夢の夢うばふものほととぎす
富岡鉄斎の尽力により復興された寺院
富岡鉄斎は、維新後大和国石上神社や和泉国大鳥神社の神官を勤めた人です
座右の銘である「万巻の書を読み、万里の道を往く」を実践したことで知られる人物です
彼は日本各地を旅して歩き、代表作としてはアイヌの風俗を題材にした「旧蝦夷風俗図」を描いています
さあ、祇王寺での時間ももうわずか
最後に紅葉を愛で
祇王寺を後にしましょう
真っ赤に染まった風景も素晴らしいですけれども、
染まりかけの紅葉の風景も味がありますね。
そして、木漏れ日が優しげで、明るい感じですね。
自分がここを訪れるのは、これまで
たいてい陽が傾いてからのかなり薄暗くなった時間帯か、
そもそも曇っていて薄暗い日ばかりでしたので、
このような光が差し込む風景に、新鮮さを感じます。
(自分の中では、祇王寺=薄暗い、というイメージなのです…)
祇王寺の素晴らしい一面を見させていただきました。
まだ紅葉には早かったのですが、入口付近の楓が良い具合に色付いていまして
陽光に映える紅葉が何とも美しかったのを憶えています
ここを訪れるのは大抵午前中ですね
晴れた日でも薄暗い境内
でも、木漏れ日がとっても素晴らしい場所です
昼頃が一番最高だと思いますよ
時間帯によって違った顔を見せる庭園
是非違う時間帯に訪れてみてください
きっと別の顔を見せてくれますよ
ひっそりとしていて、苔むした様は
彼女たちの悲しみが伝わってきそうでした。
秋の祇王寺。
緑の苔の上の色付く落ち葉。
この緑の苔の上に落ちるからこそ、落ち葉は美しいのだろうなぁと
雪だるまさんの写真を観て思いました^^;
苔むした庭園と被い茂る楓
この風景は何物にも換え難い雰囲気を持っています
新緑に、紅葉に、落葉に
折々素晴らしい庭園
この緑の絨毯に落葉がひらりと舞い降りると
それはもうステキな空間が広がり
落葉が美しい庭園は少ないですが
ここは最高ですね