雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

祇王寺

2007年12月23日 | 京都散策
        

祇王寺
境内を覆いつくす苔と被い茂る楓で有名な寺院

江戸時代末期には荒廃し、廃寺となっていたものを
富岡鉄斎らの尽力により復興

今では嵯峨嵐山、屈指の拝観名所

境内を被う楓も色付き

    

見上げると
極楽が見え隠れ

    

この日の祇王寺
見ごろにはまだ少し時間がかかりそう
目線まで視線を降ろせば緑

        

緑の苔と緑の木々
ここは緑の寺

でも、落葉で葉が苔の絨毯に落ちると
それは鮮やかな景色になります

    

祇王の秘話
この寺院の風景

訪れる人を感銘させずにはいられない場所

        

   

緑の絨毯から、紅の絨毯への衣代わりが始まっています

    

いざよいの月かくれにし露の冷え

    

見上げた先にはなにが見えますか?

        

短夢の夢うばふものほととぎす

      

富岡鉄斎の尽力により復興された寺院

富岡鉄斎は、維新後大和国石上神社や和泉国大鳥神社の神官を勤めた人です
座右の銘である「万巻の書を読み、万里の道を往く」を実践したことで知られる人物です
彼は日本各地を旅して歩き、代表作としてはアイヌの風俗を題材にした「旧蝦夷風俗図」を描いています

        

さあ、祇王寺での時間ももうわずか
最後に紅葉を愛で

       

祇王寺を後にしましょう

    

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4 コメント

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祇王寺 (deco)
2007-12-23 23:54:15
頭上の紅葉のグラデーション、美しいですね。
真っ赤に染まった風景も素晴らしいですけれども、
染まりかけの紅葉の風景も味がありますね。

そして、木漏れ日が優しげで、明るい感じですね。
自分がここを訪れるのは、これまで
たいてい陽が傾いてからのかなり薄暗くなった時間帯か、
そもそも曇っていて薄暗い日ばかりでしたので、
このような光が差し込む風景に、新鮮さを感じます。
(自分の中では、祇王寺=薄暗い、というイメージなのです…)
祇王寺の素晴らしい一面を見させていただきました。
返信する
decoさんおはようございます (雪だるま)
2007-12-24 06:45:09
この日の祇王寺
まだ紅葉には早かったのですが、入口付近の楓が良い具合に色付いていまして
陽光に映える紅葉が何とも美しかったのを憶えています

ここを訪れるのは大抵午前中ですね
晴れた日でも薄暗い境内
でも、木漏れ日がとっても素晴らしい場所です
昼頃が一番最高だと思いますよ

時間帯によって違った顔を見せる庭園
是非違う時間帯に訪れてみてください
きっと別の顔を見せてくれますよ
返信する
こんばんは (miko)
2007-12-25 18:12:23
祇王寺、行きました♪
ひっそりとしていて、苔むした様は
彼女たちの悲しみが伝わってきそうでした。

秋の祇王寺。
緑の苔の上の色付く落ち葉。
この緑の苔の上に落ちるからこそ、落ち葉は美しいのだろうなぁと
雪だるまさんの写真を観て思いました^^;

返信する
mikoさんこんばんわ (雪だるま)
2007-12-25 23:09:05
祇王寺
苔むした庭園と被い茂る楓
この風景は何物にも換え難い雰囲気を持っています

新緑に、紅葉に、落葉に
折々素晴らしい庭園

この緑の絨毯に落葉がひらりと舞い降りると
それはもうステキな空間が広がり

落葉が美しい庭園は少ないですが
ここは最高ですね

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