雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

加賀屋新田会所

2013年09月07日 | 大阪散策
新田会所という言葉がある



新たに開墾された田んぼを
管理するために建てられた建物のことを指し



開墾した当時の豪農の
優雅な暮らしぶりが垣間見える風景が広がっている



こちら加賀屋新田会所は
大阪住吉公園の南西約1kmの位置に建ち



約300年前
大和川の治水工事で
大阪湾へ真っすぐ流れるようになったことで
河口に上流から運ばれてきた土砂が堆積した
土地を開墾したもの



宝歴4年というから
江戸時代中期のころ
加賀屋甚兵衛が
居宅兼会所屋敷として
建てた建物が今日まで残されている



こちら
入場料は無料
受付で署名すれば入場できる



屋敷以外に
広大な池泉回遊式庭園も残されており



訪れるものの目を引く会所であろう


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4 コメント

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Unknown (hal@kyoto)
2013-09-08 08:52:56
そういえば新田という地名は宇治市の駅名にもありますし、大阪では鴻池新田という駅もありますね。
同じように開墾されてできた田んぼが名前の由来なんでしょうね。
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halさんおはようございます (雪だるま)
2013-09-09 05:47:18
鴻池新田会所はこの後登場します

規模からいうと鴻池新田のはとても大きく
こちらの三倍ほどの規模があります
こちらは少しこじんまりしてますかね

開墾された田畑
その土地の家名が会所の名前になることが多いです
返信する
Unknown (kikouchi)
2013-09-09 22:18:27
池の上にわっと張り出し、涼しさを演出する座敷。見事な姿です。
これより大分スケールは小さいけれど、似たような演出は金沢の武家屋敷や、新潟は新発田で見たような記憶があります。
やはり水を御す、新田造りの野心あふれる当主が造った屋敷なのでしょうね。
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kikouchiさんおはようございます (雪だるま)
2013-09-11 06:02:28
訪れた日は結構日差しが強くて
張り出した座敷で堪能することは難しかったですが
きっと夜などはいい風が流れることでしょうね

新田会所は当時は富が集まる場所でしたでしょうから
他の屋敷よりは派手目な建物が多いですね
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