雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
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慈照院

2013年04月04日 | 京都 特別公開
もとは大徳院と称した寺院



相国寺の塔頭寺院である



大徳院として創建されたが
足利義政の塔所影堂となったことで
足利義政の法号がそのまま寺院名となった



桂離宮「古書院」と
同じ材や建築法で造られたと云われる書院が残されている



これは
当院第七世
仏性本源国師と
桂宮初代智仁親王
とが親密な関係であったらしく



寛永6年に桂宮が当院境内にて
御学問所を建て
同9年に下賜された、からだと云う



現在の書院
棲碧軒がそれだ



こちらにはまた
宗旦好みの席
と、伝えられる茶室がある



この茶室
なんでも
茶人・千宗旦に化け
客人を持成した狐に
遅参した千宗旦がお礼を述べたという
なんとも微笑ましい逸話が残されている


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アンジェラおばさん)
2013-04-05 07:28:39
古いお寺を撮る時に
建物やお庭そのものに加えて
歴史逸話などの知識が加わると
見る目が違ってきます。

コメントをつけていただいて
このお寺さんの興味が深まりました。
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Unknown (hal@kyoto)
2013-04-05 14:47:38
確かに微笑ましい逸話です。
いつ頃からどんな理由で語り継がれたのか,興味深いところでもあります。
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Unknown (松風)
2013-04-05 23:03:58

こんばんは
勉強になりますね
相国寺にある慈照院が
大徳寺と称したとは。
検定に出そうです^^;

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アンジェラおばさんおはようごじざいます (雪だるま)
2013-04-06 05:46:50
京都をめぐるとき
なるべく、寺院の歴史を知ってから訪れるようにしています
そうすると、見えないものも見えてくる気がしています

こちら、通常非公開の寺院
冬の特別公開で訪れました
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halさんおはようございます (雪だるま)
2013-04-06 05:48:43
撮影禁止でしたが
こちらの茶室
なかなかに趣のある良い建物でした

こちらは通常非公開で
冬の特別公開で訪れました
件の逸話
解説員の方が
戯曲のように伝えてくれました
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松風さんおはようございます (雪だるま)
2013-04-06 05:50:29
相国寺は銀閣寺と金閣寺の親元の寺

普段非公開の塔頭寺院が多く
興味深い寺院群ですね

今回の冬の特別公開
ここ以外にもいくつかは訪れたのですが
みな、撮影禁止で
こちらののみの紹介となります(笑
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Unknown (j-garden-hirasato)
2013-04-06 19:45:09
相国寺近辺は、
京都の中では未訪問エリアです。
確認したいお庭もありますが、
まだ実現していません。
今年は京都に行きたいなあ。
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j-gardenさんへ (雪だるま)
2013-04-09 06:01:28
この周辺
意外と良い寺院やら
ちょっと足を延ばせば
古い街並みが色濃く残る西陣まで行けます
「そうだお金を使わずに京都をめぐろう」では
こういう地帯を巡ることが多くなりますね(笑
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