雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

南禅寺境内

2009年03月24日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
そうだ、お金を使わずに京都を巡ろう




京都の寺院で
有名な場所は数多い
京都を訪れた事のない人でも名前くらいは聞いたことがある場所の一つ

    

そんな有名な寺院の中で
数少ない散策自由の寺院

    

太平興国南禅禅寺
日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつ

    


南禅寺は元々は後嵯峨天皇の離宮が会った場所
すぐ北側に在った禅林寺の名前を由来とする
禅林寺殿と呼ばれていたと云う

   

後嵯峨天皇が88代天皇
そして90代天皇の亀山上皇が落飾して法皇となった折
禅林寺殿に入り
龍安山禅林禅寺と名を改めて寺院とした

   

およそ10年後
二世住職の規庵祖円(きあんそえん)が
龍安山禅林禅寺から
今日の名、太平興国南禅禅寺へと
名を改めている

       

創建当時の伽藍は
残念ながら現存していない

   

二度の大火で焼失
なんとか再興を果たすが
応仁の乱で伽藍は全て灰燼に帰した

      

南禅寺の復興が叶うのは
その後、江戸時代に入ってから

       

徳川家康の側近
金地院崇伝(こんちいん すうでん)の尽力による

  

伽藍のなかで
法堂を除く建造物はこの時に再興されたもの

   

法堂は残念ながら明治時代に
失火によって焼失
再興されたものだ

   
コメント (6)
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